ご訪問ありがとうございます
「赤ちゃん絵本アドバイザー」のさんちゃんです。
先日の大雨には、ビックリでしたが、皆様、被害はありませんでしたか?
我が家の周りも、短時間のうちに、道路が冠水して、
近くの川の水位も上昇してるからと、一時は避難勧告準備情報、というのがでてました。
夕方がピークで、その後は水がひき、被害は出ずにほっとしました。
ただ、13年前の東海豪雨を思い出してしまい、色々なことを考えさせられました。
ちょっと長くなりますが、今日は、その時の思いを、綴ってみます
13年前の9月、私の住んでる町は、新川の決壊により、全域が浸水して、大きな被害をうけました。
生後2週間の赤ん坊を抱えて、ライフラインの止まった自宅マンションで、2日間過ごしました。
幸い我が家は7階で、車も避難させて、直接的な被害は何もありませんでした。
停電で当然テレビも、パソコンも見られず、
携帯はまだメールが出来るくらいで、ネットに繋がる様な環境ではなく、
ベランダから見下ろしてみる状況以外には、何がどうなっているのか、全く情報が得られず、
なにも分からなくて、不安でした。
でもそれ以上に、つらかったのは、その後半年間、子供を遊ばせる場が、なかった事です。
公園は、浸水被害のご家庭からでた、ゴミの山が撤去されたあとも、整備されることなく放置、
公共施設も全て閉鎖、しばらくは、仕方がないとは思っていたけど、
4ヶ月して、年も明けたし、そろそろどうだろうと、児童館に様子を聞きに言ったら、4月になったら来て下さいと言われて、唖然としました。
だって、子供にとっての半年って、
生まれたばかりの寝てただけの子が、ハイハイして動き回れるようになってるんだよ。
その間、近所に、遊ばせる場所が、全くないって、子供達のために、なんとか、母子が集える場を復旧させようという、発想が行政に全くなかったんです。
当時、息子1号が幼稚園に行っていたので、園を通じて、情報や、全国からの支援の手も来ていたけど、
(学校関係はさすがに早くて、1週間後には再開してました。)
未就園の子供や、専業主婦、お年寄りなど、
学校や、会社など、どこか組織に属してないと、ほったらかしにされるんだといことを、実感したのでした。
それで、自分達で何とかしようと、地域の集会所を借りて、絵本を読むよ、集まっておしゃべりしようと、チラシ作って呼びかけたのが、今の、よちよちママくらぶの交流会に繋がっています。
「よちよちママくらぶ」の活動を始めたのは、
赤ちゃんに絵本を読んであげたい、
地域のママ達の居場所、交流の機会を提供したい、
そんな思いもあったのですが、
その裏に、何かあったときに、声が上げられるように、未就園の子供やママが、日頃から交流して、グループを作っておくといいなあという思いも、あったのです。
自分達が困っていることは、自分達で声を上げていかないといけないことを実感したのも、この時だから。
はじめは、遊び場がないなんて、家が浸水した人から見たら、とるに足らないことで、それを困っていると声を上げるのがはばかられました。
でも実際、赤ん坊と、3歳になったばかりの娘と、ずっと家にこもっていなくてはならないない生活は苦痛でした。
それを、ボランティアグループの掲示板に書込みしたところ、
そんなことが、あるなんて知らなかった、それは問題だからマスコミ使って訴えようと、動いてくださって、
新聞やテレビでとりあげてもらい、わずか、10日ですが、児童館再開が、当初の4月予定より早まったのは、私にとって大きな経験でした。
自分が動けば、何かが変わる!
それは、その後の色んな活動の中にも活きています。
私のそんな思いからはじまった、「よちよちママくらぶ」ですが、多くの人に関わってもらい、
交流会は、1~2ヶ月に一度のペースで、細々と続けています。
夏休みあけて、久しぶりの交流会、日頃思っている事を、話してみませんか?
予約不要、出入り自由、誰でもどうぞの、気楽な会ですので、興味のある方はご参加ください。
4月交流会の様子
わらべうたで遊んでます