【西のゴールデンルートアライアンス設立】
40の自治体に加え、広域連携DMOや民間事業者に参画いただいて、エリアを超えた150団体の皆さんと「西のゴールデンルートアライアンス」を設立することになりました。

日本に来る欧米豪の旅行客の79.4%が東京から大阪のいわゆる「ゴールデンルート」に集中しているのをご存知でしょうか。

では、大阪より西の九州や西日本エリアにはどれくらいの人が来ているのか。実はたったの5.8%しか来ていないんです。

ちなみに北海道は2.4%、東北は0.8%、北陸は2.0%、沖縄は2.7%という、非常に歪な構成になっているのです。では我々のエリアに魅力が無いかといえばそうではなく、相手に届いていないというのが現実ではないでしょうか。

これまでのような自治体の枠に囚われた発信ではなく、西日本エリア全体で魅力を届ける工夫をしていく必要があります。

またリスクヘッジの観点からも、一部の国だけに偏重することで例えばその国との関係で急に人が来なくなって困るようなカントリーリスクを避ける必要性があり、幅広い国からの誘客が大切になります。またオーバーツーリズム問題を含めて、量から質への転換も必要です。

もちろん大切なのはプロモーションではなく、各自治体にある歴史や文化、祭り、自然、食やアート、イベントなどの素材を磨き上げること。

エリアを超えてストーリで繋ぐことや、欧米豪の旅行会社と組んで具体的なルートを提案すること、そして地域資源の磨き上げなどなど、これから部会を作って深めていった方がいいのではないかなど、今後のロードマップ含めて、カンファレンスでも控え室でも大いに盛り上がりました。












福岡市長 髙島宗一郎