ゴスペルの会 〜 Oh, Happy Day | ミラノの日常 第2弾

ミラノの日常 第2弾

イタリアに住んで30年。 毎日アンテナびんびん!ミラノの日常生活をお届けする気ままなコラム。



…と言うわけで、ついつい好奇心に高じて、「ゴスペルの会」なるものに参加してしまった。もちろん、先日の日記にも書いたように子供達のコーラスの指導者、K先生の人間性に惚れ込んだということもあるが、とにかくK先生はパワフル。一日睡眠3時間。そして、噛めば噛むほど味の出るような「スルメ型人間」って例えが悪いか、笑。「音楽はメッセージです。そして、一期一会で回を重ねて行きましょう。私の生き方もそうで~すっ」と一言一言にジェスチャーと何故か横山ノック風ステップが入る。爆

まずは、発生練習から。平均年齢40歳前半?いや、半ば?なぜか安心感。笑 この日の生徒数14人のうち、3,4人が、3時に子供達を補習校にいれ、その足でプール直行。一泳ぎして来た。あのエネルギーはどこから湧いて来るの?!私なんて、皆に比べたらちょろいもの。上には上がいるんだ!!と確認。

それから、今回の課題曲「Oh, Happy Day」のCDを聴きながら、体を揺らす練習。皆で輪になって、音楽に合わせ4小説ずつ、順に人と違うステップを踊らされ、それを皆が真似をして踊る。極度の露出狂と、極度の恥ずかしがり屋に分かれる。私ですか?もちろん後者です。(いや、まじで)3時に子供を学校にいれ、バールでコーヒーなんぞ飲んでいたけれど、ちょっと一杯引っ掛けなきゃ仲間に入れません。笑 若い頃、東京の六大学のダンス・パーティでディスコ・クイーンに選ばれたのは、過去の栄光?!何十年経ってしまったことだろう。その後ディスコだって行ったことがない。羞恥心…ってやつでしょうか。笑 そこで、またK先生、「皆さん、大丈夫です。出産を経験しているのですから。」そうそう私は、 三人皆、自然分娩で産んでいる! 出産したものは、心も体も強くなる。つまり、我々は、昔流行った「オバタリアン」ってこと?!いやーん、私たち、これでもミラノ・マダムよ。爆

…と冗談は、さておき、「ゴスペル」はもともとアフリカからアメリカへ連れてこられて来た、黒人がキリスト教に改宗し、祈りとして歌った曲。黒人霊歌とも呼ばれる。スピリチュアルなものは、口先だけでは歌えない。そして、又グレゴリオ聖歌やテゼとも違う。

今回のテーマ「Oh、Happy Day」の「oh」の表現法は日本語にはないもの。oh, my God!, oh, no! 皆、在外うん十年でも、大和魂捨てきれません!間投詞一つの表現でつまずいてしまう。「子宮の底から声出してくださいよ~」と先生。

Oh, Happy Day
Oh, Happy Day
When Jesus washed
When Jesus washed
He washed my sins away…

声と体と表情で人に伝えるって難しいと、体験。まずは、私の罪どころか、私の羞恥心、洗い流して…!

来週から、4週に渡り授業参観と学級委員会が続く。我がメンバー、学級委員が多い。つまり優等生?いや、ただの負けず嫌い???笑 とはいえ、来週は、授業参観があるとかないとか…それによって、練習の有無も変わってくる。

振り付け係。衣装係。なぜか外から固めてます。ちなみに、衣装担当。それってやめられないどころか、どこかで公演するつもり???まったく皆大胆不敵なんだな。

さあ、来週は、メンバーが増えているでしょうか?それとも、減っているでしょうか?自分自身の壁との闘いだな。それを超えて、自分の世界で歌えたら、こっちのもん?!笑