Twitterに書こうかと思ったけど、ブログの方が書きやすかったのでこちらに書きます。

私は乙武さんとは一昨年から、飲めばいろいろ話す仲です。私の専門柄(性機能に関することやセックスレスやパートナーシップについてのカウンセリングも医療として行っています)、性に関することを話題にすることも多くて、「乙武さんってどうやってエッチすんの」のような話もざっくばらんにしていました。
乙武さんの家族やプライベートについてもいろいろきいていました。

今回、奥様も謝罪のFAXを送られたということが批判の的になっています。私自身も客観的に被害者である奥様が世間に対して謝罪されるということには違和感と言うか、そこまでしなくてもと思いました。が、「私にも責任の一端がある」という部分については乙武さんが言及していたような産後のパートナーシップの変化などをきいていたので、奥様のおっしゃりたい意味は分かります。内容を詳しく書く訳にはいきませんが、世間に露呈すると倫理に反すると批判を受けるような状態でも、夫婦間ではある程度それでうまく行っていたということもあるということです。

(セックスカウンセリングをしていると、本当にいろんな「形」でバランスをとっているカップルがいますし、私は教師でも法の番人でもないので個々のカップルの形を尊重して話をきいているので、パートナーシップに対して画一的な価値観を持っていません。そのあたりは世間とずれていることは自覚しています。しかしそれを悪いことだとは思っていません。)

乙武さんは教育職についていたこともあり、出馬も取りざたされていることから、公人として清廉性が求められていて、今まではそういったイメージを保っていたこともあり、今回のスキャンダルが批判を浴びることはよく分かります。
ただ、私の視点では、夫婦双方でバランスが取れていたという面もあるので、公人だからと言って「あるべき夫婦の姿」と離れているという批判は当事者からみるとズレている可能性があるし、奥様のFAXも「言わされている」とかではなくある程度真意も分かる気がするのです。

いろいろな批判やスキャンダルに対しての意見を見ていて、そうじゃないのだよねと思うこともあったので言及させていただきました。飲みの席で乙武さんが話してくれたことなので「守秘義務」がある訳ではないけれど、なにぶんプライベートなことなので奥歯にものが挟まったような表現になってしまい、申し訳ありません。