宇宙文明を探す科学者たちの盲点 | ~夜明け前~

~夜明け前~

大いなる「イベント」に向かって

NHK の「コズミックフロント」という番組は毎週見ています。

今週は1500光年先にある恒星の明るさが不自然に減少したことがテーマです。

 

高度文明の築いた巨大建造物が横切ったという仮説を紹介したのは珍しく前向き(^^)です。
いつもは地球以外に文明が居ても、精々単細胞生物レベルという「唯我独尊」的な視点で紹介しているからね。

 

3段階ある宇宙文明のうち、地球の文明は最低の第一段階の 0.75 という底辺レベルであるという意見を紹介したのも意味が大きいと思います。

 

よく考えれば、すぐ隣の惑星にいくことすらままならない地球人が遠方の文明を探すより、遠方の高度に発達した文明が地球人を見つける可能性のほうが圧倒的に高いのでは?

 

アフリカの文明から遠く隔絶された原住民族の村があるとしましょう。彼らは徒歩しかできず、行動範囲も狭いです。他に人間がいないかを探しに出かけるのは大変です。でも、彼らは気付いていません。自分の村の上空高く、毎日のようにたくさんの飛行機が通り過ぎていくこと。地球を撮影する数々の衛星だって、彼らの村を何度も撮影したことでしょう。その気になれば、上空からイタズラすることすらできるのです。彼らが超神経質になって四六時中隠れ続けなければ、彼らが文明を探すより、文明が彼らを見つけるほうが遥かに簡単なのです。

 

このような視点の転換は、科学者達に求められていると思います。