初めまして、SpaceSonicです。

 本ギルド内でアドベントカレンダーという語りたがりイベント(?)が開始されたのでこの度投稿させていただきました。以後よろしくお願いいたします。

 既に皆さんご存知の通り、本ギルドはvaingloryやる人たちが集まって構成されているわけでこれまでもギルドメンバー数人がvaingloryに関する記事を投稿されております。

 しかし、私は名実共にギルド最下層の腕前で、理論じみたことを語るのは難しいです。

 なので、ゲームから離れたもので私が書いたという個性が出るような記事を書きたいと思い、今回は私の大好きな大相撲に関して僭越ながら語らせて頂きます。

【大相撲観戦ガイド―今日からあなたもタニマチ!?―大相撲基礎知識編①】

 みなさんも一応相撲というスポーツ(正確にはスポーツとはいえないのですが)の存在はご存知だと思います。

 イメージとして、デブの巨漢が半裸でぶつかり合っている中、着物着たおじいちゃんが残った残った言ってるやつ、位のものだと思います。実際私もハマって見るようになるまではその程度の認識でした。

 しかし、あの丸く囲われた土俵上、1分にも満たない戦いの中にいくつもの技術、力、意地のぶつかり合いがあります。この(続くかどうかわかりませんが)不定期連載で少しでも大相撲の魅力を皆さんにお伝えして、相撲に興味を持っていただけたら幸いです。更には相撲を見るようになって、タニマチ(=力士個人への支援者。ここでは相撲ファンくらいに思っていただければ)になっていただけたらいいなあ。

 

 今回は初回ということもあり、大相撲とは何なのか、その団体の構造についてかいつまんで触れていきたいと思います。

 大相撲とは、日本相撲協会のもと開催されている興行で、1927年から現在まで約80年ほど、ほとんど形態を変えず今まで続いています。

 冒頭にて正確にはスポーツではない、と言いましたが、元々の始まりが神社での神事(、という建前で相撲を見世物にしてお寺運営の資金源としていた)であり、その流れを受けているので基本的には競技としての性質は薄いという扱いになっているからです。

 みなさんが目にする大相撲とは、NHKやニュース等で放映されるような、観客がたくさん入っていて審判の格好も小奇麗で妙に豪華なものだと思います。

 しかし、あれは大相撲のほんの一部の姿です。

 

 大相撲には、番付があります。下は「序の口」から始まり、「序二段」、「三段目」、「幕下」、「十両」、と続き最後にみなさんが目にする大相撲における最高地位「幕内」となります。

 この番付の中で正式に関取(≒相撲のプロ)として認められているのは十両、幕内の2つだけです。勿論みなさんが目にするテレビ放映もこの2つだけということです。それ以下の番付は修行僧のようなもので、それぞれ所属する相撲部屋から大相撲に出させて「いただいている」という形になります。

 

 給与なんてものはなく、相撲部屋の親方からのお小遣いという形で月数万円で日々の生計を立てています。これが十両、幕内力士になると協会が給料を出して相撲をとって「もらう」といった形になり、その年収は1000万超です。これが最高中の最高地位である横綱になると年収だけで3000万を有に超えます。これに加え様々な手当等含めれば年2~3億ほど。これに加えCM等メディア活動など含めたら・・・。ブルジョアですね。

 そんな夢のような待遇がすぐもらえるわけではなく、厳しい稽古に耐え、そして本場所(≒相撲のシーズン。年6回、場所を変えながら開催される。)で好成績を残し続け、晴れてプロとなり更にそこから勝ち続けた者にだけ与えられるのです。

 

どのプロスポーツ選手も大凡同じだと思いますが、デブが汗かいて必死こいてぶつかり合っているだけに見えても、そのテレビに映されている人たちは日本国内の上澄み中の上澄みで、超エリートなんです。そこだけは知っていただきたいかなと思います。

 

 まだまだ語るべきことはたくさんありますが、長くなりそうなので今回はこの辺りでで失礼したいと思います。次回は年6回の本場所詳細と、番付の仕組みについて触れていければと考えています。

(※内容は予告なく変更になる場合があります、ご注意ください。)

 

 乱文最後まで読んでいただきありがとうございました。次回があれば、よろしくお願いいたします。

 では、両国国技館から、さようなら。                                                                            

(SpaceSonic)