実父へ頭のことを伝える | 髪の毛なくたってHAPPYに行こう!

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汎発性脱毛症で二児ママです。
家族や信頼できるごく一部の友人にカミングアウト。ウィッグをかぶってるけど基本的には楽しくやってます。脱毛症、ウィッグのこと、日々の生活のこと、家族のことなど、そのときに書きたいことを更新しています。

実母や義父母にはわたしの頭がこの先もおそらくツルツルだろうという話はしていた。

なんだか実父にはそれが言えなくて
でも
甲状腺のがんだとわかったときにがんについての話をしたことがわたしのなかできっかけになって

先日、二人になったときに
父に頭のことを話した。素直に話せた。



ただ聞いてくれた。
ストレスが原因だと思われてる円形脱毛症だけど、原因はそれだけじゃなくて、原因がわからないけど全身脱毛症になることもあることを理解してくれて、私がいま感じてることをあれこれ言わずに聞いてくれた。

なんとかっていう会社の増毛とかはどうなの?
なんて、気にかけてくれたけど
自分のこのツルツル頭を受け入れていることを伝えたり。

私の思いや現状を気遣ってくれてか静かに受け止めてくれた父。ありがたい。

父の性格上、なにか言われちゃうのかななんて勝手に思っていて、
ずーーっと父には頭のことを言えないでいたけれど、
母から聞いていたのか、わたしの姿(薄毛時代もあったので)をみて感じてたのか、
今回の反応は、
もうまえから知ってるかのような落ち着きようだった。きっとわかっていたのかも。

振り返ってみると、
昔、将来の進路選択をするときも、私が県外に出て勉強したい、助産師になりたいという気持ちを
やりたいならやれと応援してくれたのは父(もちろん母もだけど)。
独り暮らしするようになって必要物品(家電や通学自転車など)にお金をかけてくれたのも父。

普段は短気ですぐ怒り出し面倒なときもある父だけど、
大事なときには静かに見守ってくれて
私が決めたことなら…と応援してくれている存在。

そんな父だからこの話を静かに聞いてくれるのは当然と言えばそうなのかも。

それに
父は大病を患い、
続けたかった仕事を辞めて家で療養している。体調はだいぶ良くなっているので畑に出て野菜を作ったり山にキノコをとりに行ったり、たまには主夫をしてみたり…同じく気の強い母との言い合いもたえないけれど、第二の人生を歩んでる。

病気になるとはどういうことかを父なりに受け止め付き合おうとしているのだろう。
自分もそんな経験をしているから私の気持ちももしかしたらわかってくれてるのかも。


脱毛症やガンになったことをきっかけに
親のありがたみを再確認したり、親と向き合う時間ができている。