アロハ~\(^o^)/

今日は変な寝癖が一日中ついてました聡一朗です(笑)

なんと!Twitterで知ったんやけど、横浜にある『相鉄本多劇場』がなくなるそうな(。-_-。)

人狼って舞台で一回しか立ったことのない劇場やねんけど、舞台に立ってる人間からしたら、劇場が一つなくなるのん寂しいです>_<


そして、もっともっと寂しい話します>_<

書くか書くまいか迷ったけど、このBlogにも何度も出てきてるし、書くことにしました。

ちょいと長くなるかもしらんのと、悲しい話が嫌いな人は今日はここまで\(^o^)/

ほなまた\(^o^)/















10/29日。午前2:49分、大好きな大好きな大好きな愛犬のキングがお星様になりました。


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9/4日に妹から連絡がありました。

妹『キングが癌で余命二ヶ月って言われた。』

その話を聞いてから、呆然…何もやる気が起きなかった。

その時期は、ロクバンタムの舞台が終わり、ミュージカルウエストサイズストーリーの稽古に合流したばっかで、めっちゃやることがいっぱいある状況やった。

しかも、9/4日のキングの状態を聞いた後1時間後にはツイキャスをやる!って言ってた日やって、めっちゃ泣きまくった後やから大丈夫かな思ったけど、ツイキャスは無事に終了。

そして、次の日とかも、道歩いてるだけで涙が出てきたり、なんかずっと泣いてた。

せやけど、稽古場では今まで通りやかましい聡一朗を貫いてた(笑)

皆にバレたくなかったし、作品に集中して欲しかったから。

そして、稽古スケジュールを確認して、次の週に1日稽古休みがあったからその日に帰ることを決意して、飛行機の手配をした。

そして、9/6日の早朝4:30頃また妹からの電話。

出たくなかった。だって、絶対良い話は想像できんかったから。

そして、電話の内容は

キングの事ではなく、僕の大好きな大好きな祖母の他界の知らせだった。

もうね、一言もでない。涙なんかもちろんでない。祖母の事は全然心配してないくらい元気やったから。

もう、笑えるレベルやった。

俺が何かした?ってくらい立て続けの不幸。

全く涙が出ないまま、とりあえずマネージャーと連絡をとり、通夜と葬式で実家に急遽帰る許可を頂いた。

新幹線の始発で大阪へ。

そして、大阪につき、そのまま祖母の元へ。

暫らくして、落ち着き、実家へ荷物をおきに帰った。

家の門をあけ、玄関まで向かう途中、家の中からは聞きなれたキングの吠える声。

そして玄関をあけると相変わらず勢い良く家の中から飛び出してきて、尻尾がちぎれるんちゃうかくらい振って、飛びつきまくってのお出迎え。

何が寿命2ヶ月なん?何言ってんのお医者さん?嘘つくなよ!

って言うくらい元気。

そして、キングも大好きやった祖母の遺体を見せて、バイバイさせる為に車の助手席に乗っけてドライブしたね。

キングドライブ大好きやねん^ ^

運転してる僕の脚の間に絶対座るねん^ ^

そんで、窓あけてビビりのくせに外に顔出して窓の外の景色を眺めるのんが大好きやねんな~^ ^

何回もドライブ行ったね~2人で。
そして、祖母とキングの挨拶を済ましてまたキングを実家に連れて帰って。

ドライブ中もめっちゃ喋ったね^ ^

『お前二ヶ月とか、ガンとか絶対うそっしょ?^ ^いつものかまってちゃん癖が出てるだけやろ?^ ^ホンマに昔っからめっちゃ寂しがりのかまってちゃんやもんな?』

そして、次の日、大好きな祖母の葬式がおわり、夕方実家へ帰った。

通夜で一睡もしてへんかったし、通夜、葬式と疲労があり、眠気もそうとうなもんやったけど、寝るよりもキングとずっと話してた。

実家には産まれたばっかの姉の子がいる。

仕方ない事やねんけど、キングが大好きなうちの母親もキングが大好きなうちの父親もキングが大好きなうちの姉もキングが大好きなうちの妹も、赤ちゃんの事が第1。

キングは、めっちゃめっちゃめっちゃヤキモチ焼き。

うちの母親と楽しく会話してたりするとかまってかまって!!!って甘えた声を出しながら会話の邪魔してくるレベル(笑)

そんなキング、家族が皆、赤ちゃんをかまってて、ヤキモチとか半端なかったかもしらんけど、、、

お前は一言も喋らんと大人しくしてくれてたね。

そんな家族とキングの様子をみて、僕は赤ちゃんよりもキングとずっと一緒にいたし、キングとずっと話してた。

『お前ホンマはめっちゃ寂しいし、めっちゃかまってほしいねんやろ~?』とかゆーて茶化してた(笑)

そんで、稽古に戻らんなアカンから次の日の朝の飛行機で再び東京へ。

キングと別れ際に

『舞台終わったらまた来月も1日とかしか無理やろうけど、絶対帰ってくるから!大丈夫やからな!ちゃんとまっとけよ!約束!』

って男同士の約束をして戻った。



↑別れ際とかわかるんやろなお前は頭が良いから。

すぐ涙ぐむねん。

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そんで、先輩からのアドバイスで『飼い主の匂いのついたものとか置いて行ったら落ち着くみたい。』ってアドバイスされたから、僕が持ってる中で1番長く使ってるであろう下着とTシャツをキングのベッドに、おいて帰った(笑)

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キングの足元にあんのがパンツ(笑)

そして、9/28日にウエストサイズストーリーが終わり、僕は相変わらず休みもなく次の現場へ。

次は先日終わったミュージカルメイツ!

キングの寿命がお医者さんの言ってることが正しいねんやったらあんまり残された時間あらへんから帰ろうって決めてたからメイツ!の稽古が1日休みの時に、実家に帰った。



10/14日、実家の門をくぐると、異変が。


いつも門を開けた瞬間、吠えてくるキングの鳴き声がない…


しかし玄関をあけると、相変わらず尻尾を振りながら迎えに来てくれた。


でもね…







足には包帯を巻いてめっちゃ不自由な足を引きずりながら迎えにきた。


涙があふれた。


いや急変しすぎやろ約一ヶ月で。

身体には沢山の腫瘍?みたいな腫れ物。

みてるだけで痛々しい。

肉球にも出来てるから包帯をまいてた。

写真ではみてたけど、生でみるとやはり痛々しい。

それでも一生懸命迎えにきてくれる姿に涙が止まらなかった。

キングと寄り添ってずっと喋ってた。

見た目は痛々しいけど、元気なのんは元気。

いつもご飯食べる時とかに

『キング、返事!!』

ってゆーたらいつもおおごえで

『ワン!』って返事してくれるのに。

『返事!!』って言ってもなんか嫌がるねん。

何回も『返事!』って言ったら、かすれた声で

『ワン』って…、、、、

喉の方にも出来ものできてたんかな?声が出にくいから返事したくなかったんやね…

昔から人間の食べるものばっかりを食べさせたら病気になるかもやから、あんまあげたらアカン!って家族で決めてたから、キングがねだってきてもアカンよーー!!って言ってきた。長生きして欲しかったから。

でもさ、10年と半年でこんなんになるならさ、、、好きなものを食べさせてあげても良かったんちゃうかな?とか色々考えた。


そう。僕が18歳の頃にキングはうちにきてん。

まだ僕が高校三年生の時。

バリバリの反抗期の中、お前は高木家に来てくれたね。

反抗期の僕、高木家の人間は基本的に短気(笑)

喧嘩はしょっちゅう、そして、激しい(笑)

家族が激しい喧嘩をするとめっちゃ吠えまくって『やめろやめろ!』って言ってくれる。

でも高木家の激しい喧嘩はおさまらんことが多かったね(笑)

そんな時には被害を被らんように、どっか遠くに離れてて、喧嘩がおさまったら、出て来て、ゆっくりと寄って来て、上目遣いでペロペロ舐めて来て慰めてくれてたな。

そんな反抗期の家やからさ、ぶっちゃけた話、家族同志の会話も極端に少なかったのに、お前がきてから、高木家が8割増しで明るくなったよ。

僕が家族を大好きになったのは間違いなくお前のお陰。


家族の誰かが凹んでる時は、黙って近くに寄り添ってペロペロ舐めてくれてたね。

そして、高校を卒業して、僕は一人暮らしを始めて、キングと会う機会が減った。

たまに実家に帰った時は相変わらず、お出迎え、また家を出る時は拗ねながらお見送り。

そして、一人暮らしをやめて、約1年半くらい実家へ戻り、キングとまた一緒の日々。

そして、そっから僕は夢の為に東京に上京を決めた。

またキングと別々の日々。

そして、またたまに家に帰ると尻尾がちぎれるくらいに振ってお迎えしてくれる。

一緒に色々行った。

一緒に色んな話をした。

一緒に散歩も行った。

一緒にご飯も食べた。

大好きな僕の弟。

『愛おしい』と言う感情を始めて教えてくれた存在。


そして、高木家を明るくして家族の絆を強めてくれた太陽のような存在。

思い出と写真はめっちゃめっちゃめっちゃあるな~(笑)

太陽のようで、いつでも元気なキングの痛々しい姿。

耐えられへんかった。


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そして、また稽古の為に東京へ戻る。

また男の約束をして。

『正月はまた実家に戻るから一緒に過ごそう!!それまでは死ぬなよ~(笑)約束な!』

って。

なんでそんな約束したかって?

1番酷い症状の時よりうちの母親も家族も色々な事を試して症状がかなり良くなっていたから。

余命二ヶ月なんて、絶対お医者さんの間違えやわ!!ってくらいに症状は良くなってたからね。

でも、お医者さんの言ったことがもし、本当なら、11/4日がその日…。

そして、10/29日。深夜2:49分妹からの電話。

10/29日は、そう、『メイツ!』の初日の為、早めに就寝してたから、電話で起こされた。

画面をみたら、妹。

正直出たくなかった。

妹からの深夜の電話…良い話の可能性は低いから。

恐る恐る電話をとる。

テレビ電話だった。

映し出されるキング。

横たわってる?

ん?

妹『キングが…死んじゃった…。』


またもや大切な…大切なものを失った。

また涙が一滴も出ず、頭が真っ白。

大好きな祖母の時と同じ。


え?余命二ヶ月?

二ヶ月たってへんやんお医者さん…

覚悟がまだできてへんよ?


すやすや寝てるようなキングの顔。


またもや何もやる気がしなくなった。

母親に電話が代わり、『今日から本番やろ?キングも応援してるから頑張ってね。おやすみ。』と言われ電話を切られた。

そっから?

寝れるわけもなく、メイツ!の初日を迎えた。

10/29日から20ステージ。

今やから話せるぶっちゃけた話、本番中以外では、キングの事が頭から離れず、テンションも全く上がることなく、仕事を辞めたいとも初めて思った。

キングの事は、周りの友達や共演者には勿論話すことはしなかった。

心配されたくなかったし、周りの人のテンションも下げたくなかったから。

しかも何より、キングのせいで本番に支障が出ることはキング自身が1番嫌がる事なんやろうなって思ったから無理矢理でも笑顔でいた。

そして、メイツ!が終わり、落ち着いて、キングの事を色々思い出しながら泣きながら色々考えた。


実は大好きな祖母が亡くなった日、キングは病院で全身麻酔をされて、精密検査をする予定やった。

全身麻酔は、合わんかったらそれだけで死んでまうワンちゃんも沢山いるらしい。

祖母が亡くなったのんと重なったから、精密検査はキャンセル。

思ってん。

もしかしたらあの状態で全身麻酔をしたらキングは死んでたんちゃうか?って。

それを祖母が止めてくれたんちゃうんやろかって。

そして、祖母の49日。

49日って仏教の教えでは完全に向こうの世界に旅立つみたいな事やろ?

祖母の49日が終わり、祖母は完全に向こうの世界に旅立った。

そして、その4日後にキングが亡くなった。

僕の大好きで大切な2人。


優しくて賢いキングの事やから、祖母が1人であの世に行くことが寂しいみたいなものを察して、すぐに後を追ったのかなと。

一緒に行ってくれたんかなって。

最後の最後まで家族の事を思ってくれてありがとうね。

文脈おかしいし、涙で何書いてるかわからへんけど、本当にありがとう。

うちにきてくれてありがとう。

キング、大好き。




~本当におまえは幸せだったかい? ボクは今でも会いたくて寂しいよ
数えきれない愛をありがとう いつの日にか同じ場所で 会えるから

本当におまえは幸せだったかい? ボクにはすべてが幸せな思い出
数えきれない愛をありがとう いつの日にか 同じ場所へ
それまでゆっくりおやすみ~


ほなまた\(^o^)/


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