2023年2月25日(土)23:20頃、シロが永眠しました。
12歳と3日でした。
ご報告が遅くなり、申し訳ございません。
1月の下旬に急にごはんを食べなくなって動物病院に連れて行ったところ、急性腎不全のステージⅢとの診断で、病院では点滴ぐらいしかできることがないとのことだったので、薬と点滴をもらってシロを連れて帰りました。
とにかく何か食べてもらおうと、様々な種類や形状のフードを買ってきて試しましたが、だんだんと食べなくなり、指につけたペーストを口につけたら舐める程度になっていき、そしてとうとう完全に食べなくなって、水以外は一切受け付けなくなってしまいました。
点滴は父と二人がかりで押さえようとしても暴れるので、点滴替わりに一日に100㏄以上の水分を摂取させるため、起きている間は約1時間に一回お白湯を与えるようになりました。
周りからは大変だと言われましたが、水だけは飲んでくれるので、カホゴ飼い主は何もできないより、少しでもできることがあることで救われました。でも、今思えば無駄に苦しみを長引かせてしまったのかもしれません。シロは完全に絶食になってから18日間水だけで生きました。
最初は自分でトイレに行っていましたが、だんだんと動けなくなり、最後の2~3日はトイレに行けなくなったので、ペットシーツを敷いていましたが、シーツが濡れると気持ちが悪いようで、ベッドから這い出してきて教えてくれるので、ペットシーツを交換して、熱めの濡れタオルでお尻を拭いてあげると気持ち良さそうにしていました。そんなお世話をさせてもらえるのが、とても愛おしい時間でした。でも、最後の一日は寝返りもうてなくなってしまったので、もう楽にしてあげたいと思いました。
そして、チロと同じ土曜日の夜に亡くなり、日曜日に告別式と火葬を行いました。
週一回の出勤日以外は在宅勤務なので、ずっとそばにいることができましたが、亡くなる前日は出社日だったので、後ろ髪を引かれながら出社して、急いで帰宅したら、シロがほとんど動けない身体で、絞り出すように小さな声で3回鳴きました。きっと心細かったのでしょう。それからはできるだけそばにいて、亡くなる直前にカホゴ飼い主のベッドで、二回身体が硬直して痙攣した時も添い寝をして、シロの鼓動が止まるまで「大丈夫、大丈夫」と言って身体をさすりながら見送りました。シロはここ数年食べているのに体重が減るという状態で、何度か病院に連れて行って血液検査をしてもらいましたが、一度も腎臓でひっかかったことはなかったので、急に悪化したようです。まさかチロと同じ病気で亡くなってしまうとは。
今頃になって約一時間に一回お白湯を与えるなら、一日8時間ぐらい寝床に籠っていることもよくあったので、その間に1回でも寝床でお白湯を与えるのを11年前から続けていたら、もう少し長生きできたのかもしれないと思うと、後悔は尽きません。
毎日一緒に寝ていたのに、今では家中のどこにもシロの気配がないのがとても寂しいです。
本当に本当に賢くて可愛い猫でした。シロがきた1歳の頃から一緒に暮らした11年間は毎日毎日可愛くて、楽しくて、嬉しくて、大好きでした。
シロ、たくさんの思い出をありがとう。
そして、シロを可愛がってくださった皆様、今までありがとうございました。