アメリカの生命保険に入れるかどうか、担当医に相談した時に、私の今の状態を表す病名を教えてくれた。
IgG MGUS(Monoclonal Gammopathy of Uncertain Significance)
IgGは免疫グロブリンGのこと
MGUSの日本語役は、「意義未確定の単クローン高ガンマグロブリン血症
」らしい。
ついでにドクターに聞いてみた。M蛋白は、普通の人間ドックでも検査項目に入っているのか?
ドクターいわく、「120%ない!」
わたしの場合、盲腸の可能性を疑いたまたま受診した内科の外来で血液を調べたら「M蛋白」がみつかり、ついでにそのちょっと前に肋骨にひびが入るというケガがあったことや、骨密度も80歳代!という事実と合わせ、
うーん、あやしい!
ってことで、多発性骨髄腫が疑われ、骨シンチグラフィーなどのものものしい検査を受けることに。
その後、血液や骨の検査結果をもとに血液内科のドクターがくだした診断が上記、ということです。
で、IgG MGUSとはいったい何?
はじめて、この病名がわかったのでちょっとググってみた。英語のサイトなども。
わかったことは、(以下、三菱化学メディエンスのサイトhttp://www.medience.co.jp/column/0210k.html より抜粋)
‐米国では50歳以上の2%にみられるという、いわば前癌状態とも考えられる病態
‐どの程度の割合で悪性化し、悪性化する症例とそうでない症例はどこが違うのか、正確な統計がこのたび示された(下記)
==========================================================米国ミネソタ州のメイヨークリニックで、1960年から94年にかけてMGUSと診断された患者1384名(うち男子753名)を対象に、延べ11,009人/年にわたり病歴が調査された。MGUSと診断された時点での平均年齢は72歳であった。調査期間中に、悪性疾患は115例(8%)にみつかった。年齢をマッチさせた同地域の集団(白人)に比べると、MGUS群の相対危険度は7.3であった。すなわち、同年代の集団よりも血液系悪性疾患にかかる率が7.3倍高いことになる。各疾患の相対危険度は、以下の通りである。
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また全体では、一人のMGUS患者が上記の悪性疾患を発症する確率は、1年でおよそ1%であった。もちろん血液疾患以外の原因で命を落としている症例も多数存在する。
そうか、普通の人の7.3倍悪性血液疾患にかかりやすい。でも、IgG型はIgAやIgMよりまし! でも、MGUSと診断された年齢の平均の72歳にくらべ、はるかに若い私の場合はどうなのか、気になるところではある。
IgG MGUS、仲良くしようね。変な病気に進行しないでね。
神様、仏様、マリア様・・・・ |