~12/22


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右手でてますやん。
もうちょっと頑張れるでしょ。
チョイチョイ頭の中に手を突っ込んで、頭掻いてるし。

そんな昼下がりのマルタ共和国の首都ヴァレッタ。




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コンセントが以前よりシンプルになった。
なぜこうしなければ、ならなかったかというとね。

ボクが来てから、二回も停電になったんだ。
原因はこれ🔽




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そりゃあショートするわな。
うん。
ごめんね。
だけど、もうMacBook Airの充電ができなくなったんだ。
策を考えねばならんな。
うん。




とにかくこの停電問題のおかげで、この日のディナーは想像のはるか斜め先のディナーがでてきた。


文字で分かりやすく表現するならば、


“ベビースターラーメンにお湯を50cc足した感じ”


嘘じゃないんだ。
話を盛ってるわけでもないんだ。
あれには、まいったね。

25秒で食べ終わったもん。
あれ作ってる時、どんな事考えてたのかな?

隣のリビングルームでは家族みんなで、クリスマスケーキを食べていたんだ。

暗い部屋でボクとメキシコ人とベビースターラーメン。
隣では明るい部屋と家族とクリスマスケーキ。

これは一度、キリスト様に説教してもらうべきだね。

家の中での階級社会について、ここの家は神様と議論すべきだよ。

昨夜は、



“イモをただ蒸しただけの塊とミニハンバーグ3つ”



あれを最初見た時飼ってる猫にあげる餌かと思ったもんね。
そしたら、ボクの目の前に置かれたから。
あっ、これディナーなんだ。
って思ったもん。

『ここの家の食事は戦時中の捕虜の食事に匹敵するのではないか!?』




ついでに、この日の晩は冷水のシャワーだったのであきらめて寝た。




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ダニエラ先生からもらったクリスマスカード。
次回から先生が変わるから、寂しいよね。
ボクのクラスも残ったのはリビア人のイブラヒムだけ。

そんな時、ホストファザーが

『You want some coffee?』

って言ってくれたんだ。

暖かいCoffeeと手紙とボク。

たまには、気が利くじゃん!
と少しだけハッピーな気持ちになったんだ。