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想像力のない奴に他人の気持ちなんかわかるはずがない。
ゆとり教育というのは、そういうことじゃないか。
ゆとりというのは想像力の問題で、いろんな視点から物事を見る目を持つことがゆとりの根底だと思うよ。



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先日ロシア人3人とリビア人2人と日本人ボクを含めて2人で飯に行ったんだ。

いやぁ~、気を遣ったね。
リビア人のノリは関西に近いから問題はないけどロシア人だよ、問題は。

社会主義の流れなのかわからないけど、ボクの目から見るとみんなKGBのスパイに見えるんだ。

ボクはちょうどロシア人とリビア人の境界線の部分に座っていたんだ。

両方の国が退屈しないように、空気を慎重に読みながら。
薩長同盟の時の坂本龍馬だよ、気分は。

でもまぁ、難なく食事が終わり会計の時だ。

なんでもそうなんだけど、終わりがけに問題が起きる。
いつでも、そうなんだ。


気前の良い、リビア人が全部おごってくれることに。

すると、1人のロシア人女性が口を開いた。

『Your Birthday ? Today?』

リビア人2人組にとって今日は普通の日。
誕生日でもなんでもない。
ただ、気前よく奢ってくれただけ。


すると、ロシアの女は


『I don't know. Why do you pay?』

リビア人が質問の意味がわかっていなかったので、間を通して翻訳した。


『No,problem.』


リビア人はそう答えた。


すると、ロシアの女が


『I don't know. Why do you pay?』

またリビア人が

『No,problem.』


このやり取り何回も。

それと共になんだか周りの空気が悪くなってきた。
奢ってくれたんだから、素直にありがとうって言えばいいじゃん。

そう思ってたというよりも、そう願ってた。


『I don't know. Why do you pay?』

お前、もう黙れ。
ロシア人の女よ。
それよりもお前その食事中にずーーーっとiPadでシムシティみたいな懐かしいゲーム辞めろ。
小学校の時よくやったわシムシティ。
お前こんなところで市長になって街を復興させよう!ってやってる場合じゃねえぞ。
28歳にしては老け過ぎじゃ、この野郎!

と心の中で罵倒に罵倒を重ねたが、こりゃまずいと現実を見つめて、



『フィニッシュ!フィニッシュ!』
とついにレフリーみたいに腕を交差させて終わらせました。


すると老け過ぎてるロシアの女は口を開き

『I don't know. Why do you pay?』

まだ、言うか。




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日本に生まれて良かったと思う。
良くも悪くも空気を読む。
空気が読めるいうことは想像力があるってことなんだ。
協調性も断トツにあるし。

英語を学ぶ事なんかよりも、すごく大事な事。
“日本での日常生活の当たり前”を疑う。


日常生活から哲学を見出すのは、難しい事ではない。