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予定通りにはいつもいかないんだ。
ジャスティンの指示に従って
『レクチャールームに行ってくれ!』
と素直に従ってレクチャールームに行くと、中で料理教室が開かれていた。
『料理教室!?ジャスティンはボクに料理長になれとでも言うのか?』
そんな間違いが多いんだけど、ボクは気にしない。
I don't care.
ジャスティンに来週のスケジュールはいつも通りだよと言われて、いつもの教室に行くと競技会が開催されていた。
『ん?だれ?いつものみんなは?』
そんな不具合が多いんだけど、ボクは気にしない。
I don't care.
多分。
多分だよ。
推測だけど、アラブ人と凄く気が合うんだ。
何言うても、うけるしね。
大阪では
“元祖・滑り王”
“地下闘技場界の凶犬”
“日焼けしたロシア人好き”
という異名を持っていたが、アラブ人には何言うてもうける。
この前は、目しか見えてない厳格なイスラム教信者の女性が
『子どもめっちゃ欲しいねん。』
って言ってたとので、ボクは一か八かで、国際情勢を無視した渾身のボケというサイコロを振ったんだ。
『じゃあ、ボクと子供を作ろう。』
厳格なアラビックの女性は目に涙を浮かべながら、笑ってくれた。
リビア人とサウジアラビア人の女性は、笑って死ぬんじゃないかなというぐらい笑っていた。
もしこれが滑ったとしよう。
ボクはタリバンの兵士の銃器により、蜂の巣にされていただろう。
死体は荒地に棄てられて、野良犬と鷲のエサになるだろう。
これからもギリギリの笑いを突き詰めていくよ。