変わるものと、変わらないものがある。
街の景色は変わらずに、変わったのは自分の心境と周りの環境。
自分は何も変わっちゃいないと思っていても、微妙に変わり続けているのが真実。
ぼくは常に変わり続けていると思っていたが、本当は変わっていなかった。
そんな事に気づくときってあるでしょう?
僕達はタピオカを飲みながら、
「今の人の尻たまらないなぁ。」
と市場の競りのような眼差しで、それを見ていたんだ。
千葉から留学にきた高校生達とそんな会話を交わしながらタピオカを飲み、店に入ってくる金髪の女の子達を吟味していた。
僕は高校生男子が大好きなんだ!
なぜなら、話していて面白いからだ。
「いつもどのエロサイト見てる?」
と僕が聞くと、
「xvideosですね。」
と彼らは僕と一緒のサイトを見ていた。
このサイトのお陰で僕達はどんなに荒れた大地でも、素足で歩くことができる。
男が留学に来ると必ずと言っても過言ではない事が一つある。
みんなロシア人が好きになる。
完璧すぎるスペックに驚くだけでなく、もはや崇拝する領域にまで達しているのだ。
僕がまだマルタに居た頃に、ロシア人の髪を切ったことがある。
カットを素早く終わらせて、前髪を切る振りをしてずーーーっと顔を見つめていたんだ。もちろん、彼女は目を閉じてるので僕が見つめてることを知らないんだけど、美しすぎてエロい気持ちにはなれないんだ。
エロサイトでロシア人検索しすぎて、お気に入りの女優の名前がわかるレベルまでくる。
暇人か!
と言われてるとそれまでだが、日本と比べるとこの地は娯楽の乏しさが目立つ。
なので、それをするしかないのだ。
ついでにアラブ人は
20£でファックできる場所を知っている(後々教えてもらった)。
そうなんだ、男はみんな考えてる事は一緒で何も変わりはしない。
タピオカを飲みながらでも、一緒なんだ。
「あっ、今の人やべぇー。」
その一言で男達はタピオカを飲みながら、振り返った。