PM 20:00
『これは英語で何と言うんだ?』
と聞かれても答えられないので、翻訳アプリを駆使してカンニング式で答える。
ジャスティンにポップコーンを買って来て欲しいと頼まれる。
マイケルはずーーっと
『ポップコーンが食べたい!』
って言っていたので、ジャスティンの粋な計らいでお使いを頼まれた。
『ペアセットを二つ買って来てくれ。』
どうやらペアセットを1人で食べる計算らしい。
ジャスティンが言うには、
『日本のポップコーンは少な過ぎる。』
と。
いや、あんたらの国が量多過ぎるだけだ。
どんだけ食うねんっていうポップコーンの量をたった1人で食べるなんて。
ついでにジャスティンはコーラを注文する時は必ず氷抜きなんだ。
あとポップコーンの塩味を買って来たが、ジャスティンがキャラメル味じゃないと嫌だと言うので、替えにいった。
そして、開場の時間となり皆にチケットを渡そうとしたが我先にと急ぎ足で向かうのでボクは、
『wait!! wait! wait!!!・・・』
って言ったら偶然目の前にいた外国人カップルが
『What?』
と後ろを振り返り僕をみたので、
『No! No!! No!!!・・・』
とだけ言ったが他に何か言わなければと思ったが何もでてこなかった。
エスカレーターを降りてる間ジャスティンはずーーっとポップコーンが小さいと嘆いていた。
どんだけ食うねん。
マイケルとか1割しか食ってねえし!
本上映が始まる前の最新映画の予告編を皆で黙って観る。
映画の予告編の時のタイトルコールを日本人の方が英語で発言すると、ジャスティンがマイケルに向かって
『おい、ジャパニーズイングリッシュだぞ!』
と言って笑ってた。
しかも、2回も言ってた。
NO MORE 映画泥棒の所でマイケルがずーーっと笑ってた。
どんなリアクションするかなと思っていたが、予想通りだった。
みんなで最後の写真を撮った。
ジャスティンが最期に、
『Good luck!!』
と言ったので、
『You too.』
とボクは答えた。
帰りの御堂筋線。
いつも通りの景色なのに、少し違って見えた。
鍵で開けて家の中に入り、そのまま横になって時計の秒針を聞きながら、天井をじっと見つめていた。
携帯の充電が無くなりかけたので充電器に差し込み、喉の潤いを満たすために水を飲み、また横になった。
夢のような現実にさよならを言い、目が醒めて、そのまま現実に寝てしまった。
イングランド編
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マルタ編
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