眠たい目をこすりながらバスから降りた。
あまり下調べしていなかったのでカバンの
中から地球の歩き方を取り出し、今いる場所とこれから行きたい所の場所の確認をした。
中から地球の歩き方を取り出し、今いる場所とこれから行きたい所の場所の確認をした。
その間に幾つものタクシーが目の前を徐行しながら走り、僕を一つの獲物としてとらえていた。
タクシーは安全に利用できるが、ごく稀に高額な金を要求する詐欺まがいの人がいるというのを、地球の歩き方を読みながら知った。
台北市内独特の街並みのセンスを眺めながら、ファミリーマートでお茶を買った。
甘かった。
どうやら砂糖が入っているらしい。
不可解な味がした。
美味しくもないし、不味くもない。
友人から貰えば喜んで食べるが、自らお金を払って食べることはないだろう。
空腹を満たして先にホテルにチェックインしようと思った。
だけどここで大きなミスを一つする。
ホテルを予約したのは良いが住所を調べるのを忘れていたのだ。
つまり、何処にあるのかわからない。
タクシードライバーに聞いたらわかるだろう。
この安易な考えから、ボクとタクシードライバーとの攻防戦が始まった。
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