時間軸を少し前に戻そう。
ここは日本が降伏調印式が行われた場所である。
歴史の重みと深さを肌で感じれるのが、直接その場所に立った時の特権。
ネットの画像検索とは比べる次元が違う。
窓から差し込む木漏れ日が印象的だった。
ボクのお父さんは太平洋戦争の話になると少しうるさくなるので、この時の話はなるべくしないように注意する。
誰にも話して欲しくない時は沈黙の積み重ねが1番なんだ。
日本統治時代に組み立てられた建造物は時代の風化には関係無く、どっしりと腰を据えていた。
その存在に圧倒されながら、カメラのシャッターを無我夢中で押した。
1人での旅は話す相手がいない分、感性と観察力が鋭くなっているので良い作品が撮れるはずなんだ。
感性と観察力が研ぎ澄まされるのが、1人でいるメリットだ。
市内を歩き台北の空気を感じた後にホテルに帰り2時間の仮眠をとった。
夜市に向かうために。
マルタ編
イングランド編