セントラルパーク。
一般的な言葉を使うのなら都会のオアシスといったところだ。
確かにこのニューヨークの中心で超大きい公園があるのは、一つの現実を切り離してまた別の現実を映し出しているような感じだった。
最初は横断しようと試みたが暑くてやめた。
セントラルパークの中心部の西側にダコタハウスがある。
ダコタハウスというのは、つまりジョンレノンがマークチャップマンに射殺されたポイントなんだ(昔kissのジーンシモンズとビリージョエルが入居拒否をくらったアパートでもある。)
ダコタハウスが改装中だったので全体の写真はないがジョンレノンが撃たれた正面玄関前で写真を撮った。
その近くのパーク内にストロベリーフィールズがある。
オノヨーコ作のイマジン碑もある。
この周りにビートルズファンが集い花を手向け、そしておじさんがギターの弾き語りをしていた。
曲は勿論ビートルズかジョンレノンのソロ、どちらかである。
なにかこう哀愁のあるおじさんだった。
ボクはベンチに座り静かに曲を聴いていた。
帰りにポケットWi-Fiの契約をしに行こうと携帯電話屋さんに向かう。
店に入る。
名前を聞かれる。
ボクが名前を答えると
「Hey,brother!!」
と黒人のスタッフにハイタッチされる。
何コレ?
無事に終わる。
店を出る。
Wi-Fiがつかない。
再び店に戻る。
違うスタッフが対応する。
無事に解決する。
一番最初に対応してくれた黒人に
「こいつのおかげじゃなくて、俺のおかげだろ?笑」
と言われる。
店を出る。
Wi-Fiがつかない。
3度目の正直で店に戻る。
みんな面倒くさがって対応してくれず、たらい回しにされる。
1番のBOSSに簡単に解決してもらう。
濃縮還元100%の濃い1日が終わり、ボクはベッドの上に飛び込み、日本から持ってきた映画“アメリカンギャングスター”を鑑賞して寝た。
翌朝。
昨日履いたズボンのポケットの中から沢山のセントコインを見つけた。
ボクはセントコインの処理が本当に下手なんだ。
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