ボクは気が狂っていた。
ブルックリンブリッジの写真を撮るために再びブルックリンにやって来たわけだが今回は夜に訪れた。
Manhattanの夜景を撮るためでもある。
サブウェイに乗り込んで橋の袂までやってきた。
そこから再びブルックリンブリッジを渡る事にした。
写真を撮るために立ち止まり撮影スポットを探す。
見つかると右手に持ったカメラを構えて写真を撮る準備段階へと移行する。
あとはシャッターを切るだけだ。
だが絶好のタイミングで誰かの邪魔が入る。
まず一組目はゲイカップル。
手をつないで仲睦まじき雰囲気を出しながら歩いてくる。
ボクはキリスト教福音派のように保守的な人間ではないけども、なぜ男同士に肉体関係が持てるのかが理解できない。
否定はしないが、子孫を残せないのが大きな試練じゃないのかな。
二組目はなぜかMiley CyrusのWrecking Ballを熱唱する軍団に邪魔された。
なぜ2013年にYouTubeで再生された動画で世界2位のWrecking Ballを歌っているのだ?
お前らどきやがれ。
三組目はクレイジーなピスト集団に邪魔された。
いや、違う。
邪魔をしてしまったのだ。
『そこは邪魔だ!道を通せ!』
と言われたが、お前らの方が邪魔でアブねえよ!
自転車にはブレーキを付けましょうね。
いきなりは止まれません。
ブルックリンパークのベンチに座りManhattanの摩天楼を眺めていた。
僕の夢であったニューヨークで働くというのが実現しているなんてまだ夢のようだ。
だが、一つ気づいた事がある。
遠くから見る景色は何でも美しく見える
ということである。
マルタ共和国やイギリスにいた時のblogをアップし続けていたが決して楽しい思いをしているから書いていたつもりではない。
ボクにとってblogは自己療養のようなものなんだ。
大衆に受け入れられるようには書いてない。
同じようなものを好んだり、同じような傾向をとろうとする一握りの人たちのために書いている。
今まで自分が信じてきたものや人から遠く離れた場所に住むことは、強烈な体験だ。
理由は
“昨日ブルックリンに写真を撮りに行っていた”
というのとカメラマンぽかったから。
ボクは一生懸命写真を撮り続けた。
だけど、ボクが100枚以上撮った写真たちは未だにFacebookにアップロードされていない。
関係のないニューヨークの街並みや講師の滞在先のブルックリンの写真ばかりでボクの撮った写真は無い。
なんでや。
黄昏、日本編