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テレビの向こう側ではマライア・キャリーがサンクスギビングのパレードで歌をうたっていた。
彼女の唇は、聴こえてくる歌声とは全く合ってなくて誰が聴いても“口パク”というのがわかる始末だった。

11月26日はサンクスギビングデイだったのでお店は休みでボク達はSammyさん宅へと向かっていた。

『明日、準備とかするから10時ぐらいに来いやー』

と言われたので、翌日にボクと変なおじさんと2人で家に向かった。
ボク達はクソ真面目な人間なので、10時につくように電車の時間も計算して乗車した。

予定通りの時間につき、ドアをノックして家に入れてもらった。

Sammyさんに玄関先で

『もう来たんかいな!まだ10時過ぎやで!早いわー。』

と言われた。
言われた通りの時間に来て、ボク達は何故か怒られる。


『みんなが来るのはもっと遅い時間だから、ゆっくりしていけ』

と言われたので、ボクはマッサージチェアーに座りサンクスギビングデイのパレードをテレビで見ていたわけだ。


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『面白くないぞ。』

パレードを家で観てもおもしろくない。
そりゃそうだ。
パレードは観るものではなく、その場の雰囲気を肌で感じるものだ。
例えばディズニーランドのエレクトリカルパレードを動画で撮影するバカがいるとする。
撮った動画を後で見たところで何も心に訴えるものなどない。
そんなことよりも、その時の雰囲気を全て吸収するように肌で感じで覚えた方が100倍も思い出になる。



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ターキーは美味しくないらしいので、チキンを食べる(買ってきたチキン)

そして、アンコウ鍋を食べる。
もはやサンクスギビングは関係ない。
アンコウ鍋の中に入ってるのはほとんど野菜で、ボクはアンコウを食べることができなかった。
やっとの思いで箸で掴んだアンコウは骨だけだった。


そうして時間は過ぎ去った。
サンクスギビングなんかボク達日本人には関係ない話だが。

もともとイギリスからアメリカ大陸に入植してきた人達が、その当時の冬があまりにも厳しくてたくさんの死者が出た。
するとインディアン達がご馳走をふるまってくれて、トウモロコシの栽培方法も教えてもらった。
そうして、インディアン達との交流が栄えた。

っとサンクスギビングの起源の諸説として残っている。

しかし、そのあと白人達はインディアンを虐殺した。
金を提供しないインディアン達には手首や鼻や耳を削ぎ落として脅した。
コロンブス達が持ってきたさまざまな病原菌に対する免疫はなく、最終的には南北アメリカ全土のインディアンの半分近くが病気で死んだ。
サウス・ダコタ州のダコタ・スー族は金目的で侵略してきた白人達に武力で反撃するために、血で血を洗う“インディアン戦争”へと発展した。

先住民のインディアン達はサンクスギビングの事を

“大量虐殺の始まりの日”

と皮肉って言ってるんだって。

アメリカって本当に無茶苦茶の国だな。






黄昏、日本編
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英国・イングランド留学編
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