例えば120円(税込)と書かれた商品をレジに持っていくと、会計はいくらになるか?
もちろん、120円(税込)だ。
これは当たり前のことであって、議論するものでもない。
しかし、そんな予想の範囲内で生きてる人にはサバイバル能力が衰退するのではないかとボクは警笛を鳴らす。
ここはアメリカ。
どのような事が起きても受け入れる忍耐か、超えられる度胸がないと同化することはできない国。
ボクは忍耐を選んだ。
ボクは毎朝店の近くのスーパーで買い物をする。
そこでポップコーンのワサビ味(Made in England.)を買うことが多い。
しかし、いつも正確な値段が分からない。
値札が貼ってないからだ。
レジに持っていくと、正確な値段がわかるのか?
いや、それは違う。
ある時は$1.06払ったり、またある時は$1.25払ったりする。
さらにまたある時は、セントを持ち合わせていなかったので$1.00だけでまけてくれた事もある。
しかも、二回連続で。
ボクは今だにポップコーンのワサビ味(Made in England)の正確な値段が分からない。
夕方。
ボクは家の近くのスーパーに買い物に行く。
いつものようにベーコンとミニキャロットとマッシュルーム、そしてオニオンとドールの100%オレンジジュースを買いに行く。
会計は新人の黒人の女の子がしてくれた。
合計金額$19.06。
ボクは$20.06を支払った。
おつりはちょうど$1になる。
しかし、レジの子は$2.06とだけ打ち込んだ。
レジの子は
「あれ?お金足んないわよ?」
みたいな顔でボクを見つめてくる。
いや、違う!
お前が一桁少なく打ち込んだから、そうなったんだよ!
てか、お前に$20紙幣渡しただろう!
何年ニューヨークに住んでんだ!
もしかして騙そうとしてんのか!?
おい!?
という気持ちになっただけで、言葉には出してない。
この状況を察知してか、近くにいた浅黒のメキシカンの女の子がヘルプに入ってくれた。
レジが不慣れなのも限度があるだろ!
まあ、こんな事では驚かないので(もう慣れた)そのままAT&Tに向かった。
Wi-Fiの料金を払いに行くためだ。
いつもはマンハッタンのお店でお金を払っているのだが、今回は家の近くのAT&Tでお金を払うことに。
ボクは毎月$50支払っている。
今回もいつも通り、$50を支払おうとしたが
「Tax(税金)込みで$55だ!」
と言われた。
「今までTaxなんて言われたことねーぞ」
と思ったけど、マンハッタンのスタッフが優しいからTaxを免除してくれたのかと思い、笑顔でお金を払った。
近くのスターバックスで紅茶を飲んでいた。
WWE NETWORKで、96年のWCW"WORLD WAR 3"の ウルティモ・ドラゴンvsレイ・ミステリオJr.のクルーザー級タイトルマッチを観ていた。
リングが3つあり実況席も不便な所にあるのが気になって仕方なかった。
ん?気になること?
そういえば、AT&Tで支払った金額のレシートを観てみよう。
やっぱり騙された気がするからだ。
included: tax.(税込という意味)
あいつ、$5をポケットに入れやがったな!
しかも税金$4.08じゃないか!
気持ち、ちょっと多めに請求しやがったな!
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