電車から降りると外は小雨で、ボクのやる気は限りなく削がれた。
まだ、行ってなかったメトロポリタン美術館に向かうためHarlem 125th streetで下車して、そこからメトロに乗り換えアッパーイーストまで降った。
特上のレッドカーペットが引かれていて、周りはTV局の車と記者で溢れていた。
ボクは無視して、代わりにアメリカ自然史博物館に向かった。
後に分かったことだが、Met GalaというVogueの編集長のアナ・ウィンターが主催するニューヨークの最大級ファッションビッグイベントだった。
チケットの入手が非常に難しいらしく、1枚25,000ドル(日本円で300万)という破格の高さ。
そんなイベントに招かれたゲストも豪華で、
ケイティ・ペリー
オーランド・ブルーム
テイラー・スウィフト
レディ・ガガ
ビヨンセ
マドンナ
ニコール・キッドマン
エマ・ワトソン
クロエ・グレース・モレッツ
リリー=ローズ・デップ
etc...
まだまだいるが、そんなセレブをひと目見たかったのにボクはまた簡単に通り過ぎた!
ボクはセレブ運がないんだ。
どちらかと言えば美術館よりも博物館の方が興味はわく。
好きなんだよなー、博物館のワクワク感。
小学生の頃の遠足を思い出す。
あの高揚感。
恐竜の化石コーナーも面白かったが、1番時間を割いたのはインディアンの展示品たち。
南米の部族や、東南アジアの部族、太平洋諸島の部族もカッコいいけど、やはり北米のインディアンにロマンを感じるんだよなー。
ハイチの原住民はコーヒーを飲む。
歩き疲れたボクはそのまま地下鉄に乗り込み家に帰った。
途中でホームレスが電車に乗り込み、ニューヨーク名物"金くれ演説会"を開いてる最中に近くにいた黒人のおじさんが急に近づいてきて、ボクの耳元で
「Nice hat!!」
と訳わからんシチュエーションで褒められた。
キスされるかと思ったよ!
いつもと違う道で帰ろう!っと思いブロンクス付近で降りて、道に迷い、グーグルマップで難を逃れ、泥のように疲れたとさ。
めでたし、めでたし。
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