AM.5:00
寝ることを忘れて、今回の旅の目玉である水上マーケットとカレン族(首長族)に会いに行くために宿を出た。
そういえば日本に帰ってきて気づいたことだが、バンコク観光のハイライトであるワットプラケオ(王宮)に行っていない。
象に乗ってない。
トムヤンクン食べてない、グリーンカレー食べてない。
パッタイと焼き鳥しか食べてない。
ルーフトップバーでバンコクの夜景を見ながらお酒も飲んでない。
フォトジェニックを完全に無視。
早朝にもかかわらず、屋台の焼き鳥屋はすでに営業している。
すげぇ、ポテンシャルたっけー!!
言葉が全く通じなくて、値段も全く分からなかったのでお金を適当に渡して、おつりを適当にもらった。
袋の中におまけでスパイシーソースっぽいものをもらった。
「焼き鳥うまっ!!」
男2人でバンコクの中心で感動していた、早朝に。
この時から、焼き鳥とパッタイしか食べなくなった。
バンコクでは超偏食家になってしまった。
ついでにスパイシーソースっぽいものは、あまり美味しくなかった。
まだ日も出てないのに、人が多い。
タイは公共の交通機関のインフラが全く整っていない。
電車で行ける場所は限られていて、ボク達の移動手段は基本トゥクトゥクであった。
今回の移動手段で初めて電車を利用した。
ついでに日本から現地ツアーを初めて申し込んだ。
カレン族と水上マーケットがある場所に向かうのは、個人の力量では難解らしく妥協して申し込んだわけだ。
なので、集合場所まで遅れないように10分前行動を心がけた。
ツアーのバスを発見して乗り込んだ。
僕たち以外に7人の日本人観光客がいた。
「ここはどこだ?」
車内であり得ないぐらいの仮眠をとった僕たちにはいま置かれている状況が理解できなかった。
「ここはココナッツファームです!」
と現地ガイドの人が言った。
うむ、全然興味がない。
ココナッツ婆ちゃんがこの後にココナッツをくれた。
うむ、全然美味しくなかった。
ココナッツ婆ちゃんと絡む武田くん。
武田くんも全く興味を示さない。
日本語で絡みまくる武田くん。
ポテンシャル、たっけーー!
もうやりたい放題の武田くん。
それでも、お土産を売ろうとするココナッツ婆ちゃんと、その連れ。
ココナッツ婆ちゃんを、ココ婆と勝手にあだ名を変える武田くん。
お互いのエゴがぶつかり合う現場にカメラを回し続けるボク。
間にスッポン。
現地民との絡みに完全に飽きた武田くん。
水上マーケットとカレン族に会うことはできるのか??
ニューヨーク編
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マルタ共和国編
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