マリーアントワネットは
「パンがなければケーキを食べればいいじゃない。」
と18世紀のパリではパンをはじめとする食料品の高騰により市民は生活苦に喘いでいる最中に言い放った有名なセリフ。
実は言ってない説が有力視されてるが、ここではそんな議論はどうでも良い。

ボク達は韓国料理を求めていたが、お目当ての店が閉まっていて、周りはインスタ映えのカフェしかない分ケーキしか食べれない状況になってしまった。







それなら、その宿命を受け入れようと決め、ここのカフェでテラスでお茶をすることにした。








予想外だったのは思ってたよりもボリュームがあったのと、思ってたよりも甘さ控えめの美味しさだった事だ。
もうお目当ての韓国料理屋なんかどうでもよくなった。



店を出て日本円を韓国ウォンに両替しようと右往左往したが、両替所がなかなか見つからない。
近くに立っていた警察官に尋ねるが、教えてくれない。
銀行らしい建物に入って聞いてもわからないと言われる。
たまたま前を通ったインフォメーションスタッフに聞いてみると


「両替所は北村韓屋村の近くにあるよ。」

と言われた。
もうすでにその場所には行ったんだ。
もう足が動かん。
両替所も諦めて宿に帰って休むことにした。


速攻でタクシーを呼んだ。
ソウルのタクシーの初乗り運賃は300円。
安い、安いぞ!


最初に捕まえたタクシーに目的地をGoogleマップを使って説明した
ボクの英語に対して、韓国語で返してくる。
ボクは英語で答える。
あっちは韓国語で聞いてくる。
なんやこれ。
無限ループ。
結果、乗車拒否される。




もう一度タクシーを捕まえる。
同じ手法で、Googleマップを使い目的地を説明する。
また韓国語で返してくる。
だが、今回は
「乗れ!」
と言ってくれた。


タクシーに乗り込みしばらく走ってると、道が分からないらしく、ナビをしてくれと言われた。
ボクは助手席に座っていたので、Googleマップを使いナビをしてあげた。
なんやこれ。
てか、あんたの車のナビ全然使われへんやん!!笑
ただの飾りかよ!

このタクシーの運転手さんは、なぜだか知らないが片言の日本語が話せるので日本語でナビした。
不思議なもので相手が片言の日本語だとこっちも片言の日本語で話してしまう。
なんでだろう(not テツトモ)




そして、無事に宿に着いた。








道の途中で買ったトウモロコシ味のお茶。
不味い。







宿泊しているゲストハウスの屋上からの眺め。
宿主のご厚意で特別に見させてもらった。
人の温もりに触れるのは良いことだが、そんなことよりもボクは眠たかった。
ボクが得意とする"適当な英語で褒める"という行為で自分のベッドに足早に戻った。




夜の部のために、良質な仮眠をとった。