強めのマッサージを受けて、明日は揉み返しがくるのが確定となった後、再びタクシーに乗り込む。



このタクシーの運転手がよく喋る。
もう喋らんでいいから黙れと思ったが、こっちも暇だったので話した。


まず助手席にすわっていたKpopの2軍っぽい片岡氏が

「君男前だねー。」

と褒めちぎっていた。
その後に後部座席にすわっていた性欲マエストロの内田氏も

「君も男前だねー。」

と言われてこの表情。




はぁ?
照れてんのか!
おい!何か言えよ!!



そして、この順番だと最後は自分にも


「君も男前だねー。」

と言われるのを準備して、面白い返しを考えていた。


"神からのサプライズです"

"ラーメン、つけ麺、ボクうどん派"

"世界には2種類のイケメンしかいない。俺か俺以外か"

そんなローランド語録も少しいじりながら、思索にふけっていたが何も言われなかった。



おい、おっさん。
少しは気を遣ってボクにもイケメンと言ってくれよ!!
返すコメントを考えてた自分を今すぐ殺めたい。

何も言われなかったボクに対して狂乱の性癖をもった内田氏に、三沢光晴ばりのエルボーを連打してやった。






ホンデ地区。
大阪でいうアメ村みたいなとこっすわ。







こいつ、永遠に買い物してる。
ほどよくオーバーサイズの服が簡単に見つかってるよ。
韓国ファッションが合うのだろう。








腹を空かしたので地元で有名な冷麺屋さんに行ってきた。
夕方に近い時間帯だったので、空いていた。
ランチ時は行列が出来るらしい。



店内に入るとおばちゃんが店をきりもりしていた。

「トイレ借りていい?」

と聞いたが全く理解されなかった。
そう英語が全くつうじないのだ。
何となくのジェスチャーでトイレを理解してくれた。


メニュー表なんかもなく、誰かが書いてくれた日本語で書かれたメモ用紙なんか渡された。

そこには2種類のメニューしかなかった。



冷麺
まんじゅう


この2つの単語が書かれた日本語のメモ用紙。


両方オーダーした。




冷麺。



まんじゅう。

冷麺の横に業務用のハサミを置いてくれた。
最初は何に使うか分からなかった。
冷麺を食べよう思って橋で冷麺を摘んだが、めちゃくちゃ硬い。
歯で切ろうと思っても全くはがたたない。

まるで輪ゴムを噛んでるかのようだった。




おばちゃんがボクたちに気付いて、ハサミで冷麺を切ってくれた。



ありがとう、おばちゃん。

ただ、コチジャンが辛すぎて正直もういらないんだ。








結局1番美味しかったのは、セルフで飲めるあっさりスープ。
何で出汁を取ってるのかは知らん。