神様、ピンチです!! | 3人の個性豊かな子供達と愉快な旦那と暮らす~笑いアリ涙アリ愚痴アリ!?何でもアリのブログ(笑)

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スカポンタンです(≧∀≦) 
旦那の事や子供の事、料理、映画、自分の過去、今日の出来事etc…
いろいろテーマ別に書いてあります(ゝω∂)
下ネタもアリ(笑)
よろしくお願いしやすっヾ(o´∀`o)ノ


今朝はハプニング続出だったよがびょーん朝から『女の子の日』になってしまい、ナプキンを装備しようとしたら買い忘れていて1つもなかったガ-
旦那や子供達はまだ夢の中…。コンビニに買いに行くか…。
 
うちの近所には2つある。1つはデイリーヤマザキ。家から徒歩1分のところにある。普段飲み物を買ったり、安い野菜を買ったりする私の馴染みの店だ。常連客なので店員にも顔を覚えられている。世間話もするくらい親しい間柄の店員もいるくらいだ。もう1つはセブンイレブン。家から徒歩5分。デリヤマがオープンする前からコチラにはお世話になっている。子連れで行くので、パートのおばちゃんからイベント期間だとぬりえをよく貰う。塗って店に持って行くとお菓子をプレゼントしてくれる我が家の救世主のような店だ。パートに関わらずオーナー夫妻ともフレンドリーに雑談を交わす、私の憩いの場だ。

さて、どっちでナプキンを買うか…。ナプキンなんてドラッグストアで買う時もレジで気まずいのに…。近いからデリヤマに行きたいが、私は常連なので朝の時間帯にどんな人がシフトに入っているかだいたい想像がつく。多分オーナーのおじちゃん(元々は本屋のオーナーだったが去年閉店し、今はデリヤマオーナー。独身。)と、大学生風の背が高い20代くらいの男性店員が朝だいたいいる。
 男性店員に対してナプキンを差し出す勇気は私にはない。デリケートな物なのでわざわざ紙袋に入れてくれるのだが、私は袋詰めされてる時どこに視線を向けて待っていればいいのかすごく戸惑う。かなり気まずくなってしまう。私は小心者なんだ。よし、デリヤマはやめてセブンに行こう。

行くコンビニは決まったものの、そこに行くまでどうすればいいんだ。手持ちのナプキンはゼロ…。スカスカの脳みそをフル稼働させて考えた。あれしかないな…。私はハサミを手にとり次男の紙おむつを1枚拝借。ナプキン型にオムツを切り、両面テープ代わりにガムテープをくるっと巻いたやつを裏に付けて装備した。フッ、柔軟性のある女に育ててくれた親に感謝だ。

タイヤに空気が入っているか確認してから自転車を漕いで2分後、セブンに無事到着。かごを持ち、いつも廻るコースで店内を徘徊する。コーンフロストが半額の102円だったので買うことにした。そして念願のナプキンもゲット。ナプキンは万が一知ってる人に出くわすとピンチなのでコーンフロストの下に隠した。飲むヨーグルトも子供達が大好きなのでゲット。

カニかまを物色中、私はある人から声をかけられた。オーナーのおじちゃんだ。
「旦那さん転勤になったの?」
想像もしていなかった質問に一瞬キョトンとしてしまった。
「えっ!?転勤っ!?してないしてない。今も同じ店で働いてますよ。」
オーナーのおじちゃんが何でそんな風に勘違いしてるんだ…。
「えっ、そうなの!?最近夜会わないからさ~。前はちょくちょく飲み物買いに来たりしてたからさ、転勤になって単身赴任になっちゃったんじゃないかって女房と話してたんだよ。」
「あらっ、そうなんだ。顔出すように旦那に言っときますよ~。」
旦那はここ最近会社帰りにセブンのライバル店、デリヤマで飲み物を買って帰ってくる。そっか、それで転勤になったと勘違いしたのか…。
「頼むよ、旦那さんに言っといてよ。夜会うの楽しみにしてんだからさ。」
「了解です。」
ふぅ~…後で旦那に伝えておこう、オーナーが寂しがってると。オーナーとの会話が終わりお菓子コーナーでサラミをゲットして、いざレジへ。片方のレジにはオーナーのおじちゃんがいたけど、接客中だ。いや、そもそも私は男性店員だとナプキンかうのが恥ずかしいからセブンに来たのだ。オーナーが私のナプキンを紙袋に入れてる姿なんか見たくない。そんな姿を見るなんて生き地獄だよ。オーナーの他に店員があと1人いるはずだ。一体誰がいるんだろう…。私がレジ付近で考えていたら…
「お次の方こちらのレジにどうぞ。」
お次の方とは、ズバリ私の事だ。この声は男性。はぁ~…よりによってこの子か…。覚悟を決めて買い物かごをレジに置いた。

声の主は『M君』。彼は高校生の時からここでバイトしていて、今は大学生。私がnanacoカードを発行する時、クリスマスケーキを予約する時に丁寧な対応をしてくれた『セブンの山ピー』と私が裏で呼ぶイケメン年下店員だ。彼は私が店にいるとレジ担当じゃなくても気軽に話しかけてくれる私にとっては癒し系的な存在だ。

はぁ~…こんな日がくるなんて夢にも思わなかったよ…。

M君は買い物かごの1番下に入っているナプキンの存在を知らないので、
「オーナーに何か言われてましたね。」
と笑顔で話しかけてきた。
「うん、旦那が最近来ないから顔出すように伝えてって言われたの。」
私は心臓がバクバク。M君は次々と商品をかごから取り出す。ヤバい…。M君はナプキンの上に置いたコーンフロストを手にとり…

ピッ…

M君はまだあの存在に気付いてない。

「こちらは賞味期限が近いのでお早めにお召し上がり下さい。」
店員モードに入り丁寧に説明してくれた。
「はい。子供達が好きだから2、3日で完食しちゃうので大丈夫です。」
こんなピンチの時に何言ってんだろ、私…。
「あはっ、そうなんですか。」
あ~ダメだ、この場から逃げ出したい。


念力でナプキンを陳列棚に戻したい…。


M君がナプキンを手にとり…ピッ。

一瞬気まずそうな表情をしたM君の顔を私は見逃さなかった。はぁ~、終わりだ…。


いや、地獄はまだまだこれからだ…


これから私は、M君が私のナプキンを紙袋に入れる姿を見なければいけない。19歳の若者にこんな事をさせるなんて…。M君、どうぞ32歳の既婚者で3人の子持ちのスカポンタンを恨んで下さい、軽蔑して下さい。土下座でも何でもします。
そんな事を考えていたら、M君が私に背を向け紙袋にナプキンを入れてくれている。

はぁ~なんて優しい子なんだ。気まずい思いをしないように彼なりに配慮してくれてる。私は生まれ変わったらM君のお嫁さんになりたいよ。ますますファンになったよ。


私の心は癒されてさっきまではヒヤヒヤだったのに今は日向ぼっこしたネコみたいにポカポカだよ。


嬉しいあまり後ろからギュッと抱きしめたくなったよ。そんな事して出入り禁止になったら困るのでやらないけど…。

M君は順調に大人の階段を上っているんだね。袋詰めが終わり、笑顔で
「お待たせしました。今度はおチビちゃんも連れて来て下さいよ。最近会ってないから会いたいです。」
「うん、今度は連れて来るね。」
私は笑顔で店を後にした。M君の優しい対応に感謝だよ。でも赤っ恥は確実にかいたな(笑)