茨城県牛久市で、瞑想の為のヨガ「スンニャターヨガ」を主宰しております、茂木敦子です。


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修業時代を終えた2012年から、2014年の暮れ頃までの3年間のお話です。

その①
http://ameblo.jp/sunnata-yoga/entry-11990635170.html

その②
http://ameblo.jp/sunnata-yoga/entry-11990976169.html

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苦しみってね。
家族と同じようなものなんです。

家族は、「好きだから」一緒にいるとか「嫌いだから」離れるといった
表面的な感情に左右されながら
暮らしているわけではないですよね。


そりゃあ、好きに越したことはないんですが^^


いっしょにいたら、いろいろあります。

考えが違うことだってあるし、
自分の思うようにいかないことだってある。
家族の望むように、自分が生きることができないこともある。


それでも、いっしょにいる。


いっしょにごはんを食べて、眠って、話をして、お風呂に入って、ばかなこともする^^


それと同じなんですよ。

ずっとともに生きる存在なんです。
姿形を変えることはあっても、完全に消え去ることは永遠にありません。


自分の心のなかの「苦しみ」を
敵とみなすのか
家族とみなすのか・・・


わたしも、この3年間で何度も何度も考えさせられました^^


そして、家族になったんです。

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そんなわけで、続きです。


子宮内膜炎で1日だけ入院したあと、

母と兄と、話をしました。


「身体がぼろぼろで、仕事は無くなってしまったけれど、
こんどこそ、これをやりたいんだ。
どうしても、これをやりたい。」
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そう言って、スンニャターヨガのエンブレムの原画を見せました。

二人もそれをよく理解してくれて、スタジオ作りがはじまりました。

2012年6月のことです。


スンニャターヨガスタジオのあるビルは、
もともと父が10数年前に購入しました。

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私は3歳のころからクラシックバレエを習い、

自宅から遠いところまで通っていて、

「自宅のちかくで、好きな時間に好きなだけ踊れるように」

そんな思いひとつで、
当時売りに出ていたビルを購入したのでした。

幼少期

1階は、母のピアノ教室
2階はバレエの稽古場として使用できるように

床や壁など、丁寧に時間をかけてリフォームしていました。


・・・こんなことを書くと、我が家がとても裕福であると思われるかもしれませんね^^;

両親はいつも、大変な思いをして必死に仕事をしていました。



しかしながら私が14歳の頃に
クラシックバレエを挫折し、

2階はレンタルスペースとして利用されるようになりました。


わたしはその事実が、
とても重荷でした。


わたしのために、
たくさん借金をして購入したこの場所が、
たくさんの罪悪感と
それに見合う「ちゃんとした」自分でいなければならないプレッシャーとなって
10数年間苦しみました。


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3階は、両親と親交が深かった行者さんが
茨城県取手市にある布施弁財天の分院に祀られていた仏像を移して

両親や行者さんと親交の深い方々が参拝できるよう
10年間ほどは小さな神社のような役割を担っていました。

・・ちょっと、わかりにくいですね。
当時の写真が一枚でも残っていたらよかったのですが^^;


ところが、父と行者さんはほぼ同時期(2012年)に亡くなり
3階に祀られた仏像を管理できる人はいなくなってしまいました。



そこで、3階を全て片付けて
ここをヨガスタジオにしようということになったのです。


あなたが何年もかけて学んできた
ヨガという仕事を、
ここでまた始めればいい。

母が、そう言ってくれたのです。




3階の部屋中に10年分溜まったモノを、まずは処分しはじめました。

かなりの量があり
途方に暮れる日もしばしばでした。

いらないものをどんどん外へ運び
車に積んで
兄に頼んでゴミ処理場へ持って行く。

これを何遍も繰り返しました。

とてもヨガどころではなく、
週の7割は片付けをしていました。


よく、母と喧嘩をしていたのもこの時期です。


母にとっては、父との思い出が詰まった場所でもあったため

私がサクサク作業を進めることに対して
戸惑いがあったのです。


作業を開始してから半年ほど経ち

仏像を安全な場所へ移してもらえる手だてもつき、


いよいよ私たちでは手の終えない
大きなロッカーやタンスなどの
大きな荷物だけが残りました。


たまたまビルの前を通りがかった廃品回収の業者さんが
元力士の方で、
フーフー言いながら
荷物を全て回収してくださいました。


何日かかけて最後の追い上げ作業をしていたとき、
名古屋からヒーリングを一緒に学んだセラピスト仲間が
様子を見に来てくれました。

彼女がスタジオをぐるっと見回すと
「これから、新しい人の流れが生まれます。
その方たちをお迎えできるように、いっしょに浄化していきましょう」と言って

二人で、ビルの玄関から階段、スタジオまで
静かにヒーリングをしていきました。


すごく、不思議な時間でした。

寒くて、身体が凍えそうな乾いた空気のなか

なぜか手がとても熱くて。


「次は、ここです」

「それが終ったら、今度はあそこの隅をやりましょう」

そうやって、淡々とヒーリングをしていきました。



数時間経ったころ
彼女は静かにスタジオの真ん中に座りました。

スタジオの入り口をじー・・・っと見つめ
私のほうへ振り返り

「このスタジオ、これから面白くなりますよ。
私もとても楽しみです。」
そう、甘いほほえみを浮かべて話してくださいました^^


そして、今のスタジオの風景の原型が出来上がりました。
(当時の様子がこちら)
↓↓
http://ameblo.jp/sunnata-yoga/entry-11471307569.html

原型

何にも無くなった空間のなかで

この上なく
孤独と
責任と
幸福を感じました。


なにが幸せかって

「私にはもう、仕事をやめる理由が無くなった」から。


場所がない
時間がない
お金がない
反対されている・・・

そんな「仕事をやめる理由、やらない理由」が、すべて無くなったから。


そして
ここを訪れた全ての人がよろこぶ姿を想像しながら

自分が思い描くように
自分が感じたように

ヨガを伝えよう。

ここでは、それができるんだ。

ようやく、そう思えたんです。


スンニャターヨガスタジオは、私の還る場所でした。

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つづきは、こちら
↓↓
http://ameblo.jp/sunnata-yoga/entry-11993559421.html

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