9月上旬、テレビでとても悲しいニュースが流れました。整体師と名乗る女性が、乳幼児に整体施術をし、その後亡くなったというのです。

この動画を見て、怒りが込み上げてしまったのですが、そもそも乳幼児には大人に行う整体の手技はやらないのが常識だと思うのです。
首や腕を90°もひねるなんて、あり得ません。

この整体師に依頼したママにとっては、子供の病気が治るなら…と、良かれと思っての事でしょう。藁にもすがる思いだったかもしれません。

確かに、中医学の小児推拿や、アーユルヴェーダのベビーマッサージなど、古くからその効果は認められています。

私自身も、現在のベビーマッサージを体系化したと言われているピーターウォーカー氏から、ベビーマッサージを教えていただき、英国政府認定のベビーマッサージ講師としても活動をしていますが、ピーターは最低限の条件をみたさなければ、行うべきでは無いと言っています。

*発熱時
*空腹時や満腹時
*泣いている時
*予防接種後48時間以内
*最初は優しくさするように
などなど…

また、途中で泣き出した時も、続けるべきでは無いと言っています。
「大人の一方的な行為」であってはならないと、ピーターは言っていますし、赤ちゃんにマッサージを行うのは、ママやパパであるべきで、赤ちゃんを無視した今回の行為は、本当に胸が痛くてたまりません。

ママやパパが与える、優しいスキンタッチが、赤ちゃんの持って生まれた能力を開花させ、情緒の安定に繋がるのに、この事件を機に、ママやパパが、マッサージをしたり、触れたりする事に躊躇するのではないかと、一抹の不安を抱いているのは、私だけではないと思います。

今後、Facebookやブログで、一般的に言われているベビーマッサージの効果だけでなく、私が学んだ様々な流派の効果効能や、タッチング方法などを、少しずつご紹介していければと思っています!

今回のような悲しい事件が今後起きません様に…

亡くなられた赤ちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。