ことらっくん本を、作ったわけ。 | ことらっくん ねこそだてにっき

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保護猫のラックとことらの育ち方をのんびり観察研究しています。

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大変申し訳ありませんが、ただいま在庫切れとなっております。
販売再開のときには、また投稿します。


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ボクはラックれす。アメショ(♂)れす。

あ、猫なのれ、こんな格好で失礼します。

今日は、ことらっくん本の、いろんなわけを母ちゃんに聞いてみたいと思います。
あ、ボクはいつも鼻がブーブーつまっているのれ、こんな感じれ失礼します。


【ことらっくん本を作ったホントのわけ。】

ラック:かあちゃん、こんにちは。インタビュアーのラックれす。
まず、ことらっくん本を作ったわけを教えてくらさい。
スワン: …こ、こんにちは。
そうですね、いきなり生々しい話で恐縮ですが、大切なことだから聞いてください。


【殺処分は仔猫から、という現実。】

保健所というところがあって、動物の大切な命を日常的に殺してるんですよ。
でも殺したくてしているわけではなく、人が管理しきれないものは困るから処分という方法だそうです。
頭のいい人たちが考えて決めた結果が、この殺処分です。

この国では、お金になる生き物はモノだから、処分という考えが生まれるわけですね。


で、殺される順番ていうのがあって、1位は仔猫だと知りました。
その理由は、生かしておくのに手がかかるから、なんですって。


そして、仔猫を保護しても育て様もわからないので
致し方なく保健所にとりに来てもらう、という理由もあるそうです。

仔猫の育て方を知っていたら、(もちろん仔猫だけじゃなく)
猫と一緒に生きてみよう、という気になってくれたら、

殺処分という選択肢が減るかもしれない。と思ったからです。

それに、殺処分のお仕事に就いている人の気持ちにもなってみてください。


人も動物も傷つく、こんなこと、どうにか止めにしたくないですか。

子どもたちにも、残酷かもしれないけど、現実を真っすぐ知って、
命を真に大切に思う心を育んでほしい、という願いもあります。



【命を育てる覚悟。】

ラック:、、、さ、、、っしょ、、、いきなり絶句れす。ボクもそうゆう運命だったのかもしれないし、ことらはもっとそのリスクがあったんれすね…ショックで序盤から泣きそうれす。
育て方を知って、一緒に暮らしてほしい気持ちがあったかられすね。
一緒に暮らしたらシアワセれすもんね。

スワン:責任持てないなら、動物を倖せにしないなら逆にやめてほしい。
なぜなら「鳴くなんて聞いてない!」「引っ越しでジャマになったので」
「病気になったから」「ずっと小さいままだと思ってたのに大きくなった」
なんて理由で、保健所に連れてくる人が後を絶たないからなんですよ。

命を育てるのは、楽しい、幸せ、ハッピーキラキラばかりじゃないですよね。

人の子と同じように、思うようにならないし、お金も、手もかかります。


それに、必ずといっていいほど、自分より先に逝ってしまうという現実も含め、
覚悟が必要だと思うのです。

だから、猫可愛い〜だけなら、作りませんでした。



【ボクたちの本がちょっとだけお高い理由。】


ラック:ところれ、ハードカバーの立派な本が買えるような、立派な値段がついているわけを教えてくらさい。
スワン:保護犬ネコ募金が含まれているからです。
本というのもおこがましいのは承知の上ですが、印刷製本以外の全てが自費出版だからです。
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【内容は、人と猫の心のアレコレ。】


ラック:内容ボクにも教えてくらさい。
スワン:仔猫の成長日記のようにほぼ毎日記録していたブログを抜粋したものに、
ねこそだてをしながら困ったアレコレや、
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先輩方にアドバイスを受けたりしたアレコレについて、纏めました。
得た経験や知識は、誰かの役にたつかもしれないから、もったいないとも思ったのです。
自分の心の揺れなんかも、書き入れました。

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そして、ねこそだてをしながら、
ねこたちとの心の交流の楽しさ、ねこの感情の豊かさと表現力の素晴らしさを知ってほしかったです。
はじめは大変だけど、こんなに楽しく心通わせる経験ができるってことを。


【紙好きならでは。】


ラック:最後に、この本でこだわったところなどありますか?
スワン:とにかく、なにもかも、真っすぐであろうというところです。
お見苦しいとは思いますが、写真も内容も変に飾ったり、加工したり、してません。

(まっしゅぐ)


それと、ハードの部分では紙選びに一番気を遣いました。
子どもでもお年寄りでも、持って軽く、柔らかいこと、めくりやすいこと。
予算の関係もあり文庫本サイズですが、かえって気軽に読めるといわれると、んもー嬉しく思います。
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ラック:紙の話になると、鼻の穴が広がるのはどうしてれすか?
スワン:紙好きだからです。


ラック:…。
今日のところはおしまいです。聞けば悲しくて厳しい現実を知ることになったのれすが、ぼくはそれを知ってますます、毎日を大切に暮らそう、ことらと仲良くしよう、ちゃんとお兄ちゃんしよう、力いっぱい生きよう!と思いました。

長々、読んでくれてありがとうございにゃした!