※初めての方は最初 からお読みください。


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さて、女性の身長と股下に関するデータは得られたが、まだまだ調査しなければならないデータはある。


そこで、次に私は階段について調べを進めることにした。


例の如くネットを駆使し、様々な検索ワードで試行錯誤した結果、まずは建築基準法により定められている階段の基準値が得られた。

それによると、階段の最低基準値は、蹴上(高さ)が23cm以下、踏面幅が15cm以上であるとされており、また、公共施設についてはさらに傾斜が緩く、蹴上が18cm以下、踏面幅が26cm以上であるとされているようだ。


しかし、さらに調べを進めてもネットではこれ以上の情報が得られなかった。

そこで、私はメジャーとメモを手に街へと繰り出すことにした。階段の長さを調べるためである。何事も努力を惜しんでいては駄目なのだ。


<調査の模様>
階段

実測の結果、いくつかのグラフを作り上げることが出来た。まずは以下のグラフをご覧頂きたい。


グラフ3

これは、私が様々な階段(数十箇所)を測定して得たデータを元に作成した、階段の蹴上(高さ)と踏面幅の分布を表したグラフである。


サンプル数が少なくて若干正確性に欠けるが、これを見る限りでは蹴上(高さ)は17~18cmを頂点とした分布になっており、踏面幅は27~28cmと31~32cmを頂点に持つ分布になってると言うことが出来そうである。


実測により、世間の階段が大体どの程度の大きさかが掴めたわけだ。


<続く>