どーもー!しょっぴーです!
よろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ


リレー小説もクライマックスです!
僕が書くのはこのブログで最後^_^!

前回までの内容はこちら( ´ ▽ ` )ノ



あと二話でついに完結!!( ´ ▽ ` )ノ

では、ぜひ最後までお楽しみ下さい( ´ ▽ ` )ノ


「空を見ろ。」
第四章~空を見ろ~


すっかり日も傾き、
夕陽が目に眩しい。

空に広がる雲は照らせれ、

赤みがかった空はちょっと不気味で、
でも美しい。

あの時のような空。


カキーン!!
ズバンッ!!

あの時のようにグラウンドに響く音。


今、
祥人はマウンドに立っている。
(よしっ!やっとここまで来た。ここに立っている時が一番生きてるって実感できる。)

あれから一年。

祥人は真翔大学に進学した。


ズバンッ!!

「ストライ~ク!!」


「祥人、、、。」

マウンド上の祥人を見守る翼。

「やっとここまで来たね。」

「ストライ~ク!」

「本当にここまでくるなんて、凄いよ祥人。」

翼の目には涙が溢れている。


「ストライ~ク!バッターアウト!」

「よっしゃー!見たか翼!!」

「見てるよ!」

(翼がいれば俺はどこへでもいける気がする。ありがとう翼。今度は俺が夢見させてやるよ!)



一年前。


雅樹が決勝で負けた時。

翼が泣き崩れた時。

祥人の手が動いた時。



「祥人、ごめんな。俺、負けちまった。」
病室のベッドに座っている祥人に向かって言う。

「、、、。」
祥人は空を見ている。

「お前との夢、叶えることできなかった。」

「・・・。」

「本当にごめ・・」

「雅樹!」

「どうした?」
少し驚いた表情で雅樹が返す。

「俺もう一度マウンドに立つよ。」

「え?でもお前その体じゃ・・・」

「そんでさ、また俺の球捕ってくれよ!」

「でも、俺もう野球は、」

「俺とお前は最高のバッテリーだ!日本中に俺らの名前轟かせてやろうぜ!」



「・・・やめるんだ。俺は野球をやめるんだよ、今日で!」

「・・・。」

「祥人の球を捕れないんだったら、俺は野球やる意味がないんだよ!それでも二人の夢だった甲子園優勝を叶えるために必死に頑張ってきたんだよ!」

「しってるよ。」

「え?」

「実は、さっき翼に聞いたんだ。俺のことを守れなかったっていって泣いてくれたって。」

「翼、言ったのか。」

「うん。ごめん。」

「雅樹、ふざけんじゃねーよ。バッターボックスに入った時点で、男と男の勝負なんだよ。ピッチャーが狙ってこようが関係ない。あれは、避けられなかった俺の責任なんだよ。雅樹、なんでお前が責任感じる必要があるんだよ!」

「でも俺はお前と一緒に・・」

「もういいだろ!お前は本当は誰よりも野球を愛してるの知ってるんだよ。もうこれからは俺のためじゃなくて、自分のために野球やれよ。俺のケガに責任を感じる必要はもうねーよ。もう十分責任果たしてくれたよ、お前は。」

「祥人・・・ありがとう。祥人が野球できなくなって、正直俺どうしていいかわかんなかったんだよ。いつも俺らは一緒に野球やってて、お前以外のやつの球を受けることなんて考えられなくてさ。でもやっぱ俺野球やりたい。」


「雅樹、お前プロ目指せよ。」

「プロ?」

「うん。俺はもう一度必ず、マウンドに立つ。そんで必ず、プロになってやる。そしたらさ、プロの舞台でまた俺とバッテリーを組んでほしい。何年かかるか分からないけど、でも絶対いってやるから、上で待っててほしい。」

「分かった。絶対こいよ!絶対だからな。」


「奇跡、起こしてやるよ。そうと決まればリハビリだ!翼、いこうぜ!」

「はいはい、いつも急なんだから~。雅樹、ありがとうね。」

「おぅ。」



あれから一年、

今、
祥人はマウンドに立っている。


ズバンッ!!

「ストライ~ク!バッターアウト!ゲームセット!」


「しゃー!!」

見事に復帰戦を完封勝利でおさめたのであった。


試合が終わり、
日も落ちてきた頃、

祥人と翼は家に向かい、歩いている。


「翼、本当に今までありがとうな。」

「どうしたの急に。」

「正直俺、お前がいなかったらここまでこれなかったよ。本当に翼には感謝してる。」

「急にそんなこと言わないでよ!なんか恥ずかしいじゃない!」

「でもまだまだこっからが勝負だ。今度はさ、俺がお前に夢見させてやるよ。だからこれからもずっと一緒にいてほしい。」

「うん・・・。こんだけお世話してあげたんだから、絶対プロになってよね!!」

「当たり前だよ!おっ、そういえば今頃は雅樹も活躍してる頃かな?」

「そうだね!急いで帰って応援しなきゃ。」


暗がりの中、

明日への希望を胸に、

走り出す二人であった。



【とかげノベルズ】

とかげベイベー「マサキ」と「しょっぴー」が土日限定で交互に、
お互いのブログで感性のみで書き綴る、
全8話の短編リレー小説。


それでは、ばいばいbyしょっぴー( ´ ▽ ` )ノ

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