元枢軸のあの国がすごい(野球的な意味で) | 欧州野球狂の詩

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日本生まれイギリス育ちの野球マニアが、第2の故郷ヨーロッパの野球や自分の好きな音楽などについて、ざっくばらんな口調で熱く語ります♪

 皆様どうもお久しぶりです。3ヶ月ほど更新が滞ってしまい申し訳ないです。ここしばらく自分も色々と忙しく、しばらくアメブロから離れてましたが、今日から復帰します。もしかしたら今後も不定期更新になってしまうかもしれませんが、どうかその辺は生温かい目で見守ってくださいましm(_ _ )m

 それでは早速ですが、ここでクイズです。次の2枚の画像は、いずれも同じ野球場を映したもの。では、この野球場は一体どこにあるでしょうか?

SYSTEM-Rのブログ
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 正解は、ドイツ・レーゲンスブルク。「アメリカの球場じゃないの?」と思った人、残念でした( ´艸`)

 この「Armin-wolf Baseball Arena」は、ドイツのトップリーグ「野球ブンデスリーガ」に所属するチーム「レーゲンスブルク・レギオナーレ」の本拠地であり、去年のIBAF W杯ヨーロッパ大会一次リーググループEの会場にもなったスタジアム。ホスト国ドイツのほか、アメリカ、ベネズエラ、中国がここで試合をした(写真はドイツ対アメリカ戦の様子。赤いユニフォームがドイツの選手)。

 このスタジアムの何がすごいって、「野球不毛の地」なんて不名誉な称号を与えられているヨーロッパの野球場とは思えないほど、収容施設がしっかりしているのだ。1枚目の写真では確認しづらいが、外野のライト側にも座席が作られており、おそらく収容人員は余裕で1万人を超える。俺は今まで色々なスタジアムを見てきたけど、この立派な収容施設といい、内外野総天然芝の美しいグラウンドといい、ヨーロッパでこれほど立派なボールパークは初めて見た。多分、アメリカのAAA(2軍)クラスの球場ともそん色ないんじゃないかな?さすがは職人の国ドイツ、お見事です(°∀°)b

 そして特筆すべきなのが、ドイツ代表に対する応援の熱さだ。2枚目の写真を見てくれ、こいつをどう思う?(某阿部さん風) そう、内野スタンドは超満員、全く空席が確認できないのだΣ(・ω・ノ)ノ!当然ながら、この試合が大会最多動員だったそうな。この写真、合成と思うかもしれないけど、ガチでこれだけ埋まってるんですよ!!証拠動画はこちら(音量注意!!)。



 しょっぱなからクラッカーのような楽器の音がそこかしこで響き、スタンドのあちこちでドイツ国旗が揺れる、揺れる。そして自軍の得点時には割れんばかりの大歓声。いやはや、さすがの俺もこれには度肝を抜かれた。ドイツの野球ファン、熱すぎる!!\(゜□゜)/

 ドイツでの最初の野球関連のビッグイベントは、1936年ベルリンオリンピックでのアメリカ戦だったそう。現在はブンデスリーガを頂点に10の野球連盟があり、約3万人がプレーしている。実力的には、アメリカのAAクラスにもまだ歯が立たないというレベルではあるけれど、こういうところをみると将来に期待せずにはいられない。現時点では2013年WBCへのエントリーも有力視されており、楽しみです。頑張れ、ドイツ野球!!(^∇^)