キューバのミミズ農法 | 植物工場のブログ

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http://tomiton.ti-da.net/e2368650.html


 キューバではミミズ堆肥を研究6,000種類の中から、数種類を選んでミミズ

肥を大量生産、オーガニック野菜がどんどん生産されています。

「牛糞を食べたミミズが糞をし、栄養が10倍になる。それを畑にまくのだ」
1991年ソ連崩壊当時40%だった食糧自給率をこの政策によって、80%に。
定年退職した人の3割が農業に従事するという。

 疑心暗鬼、眉唾もの?という一面も感じながらレポートを読みました。

次のような、情報で、結果は興味あるもので、参考になりました。




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「キューバは今、都市型のオーガニック農業の先進地となり、世界の注目を集めています。注目のポイントは、「ミミズ栽培」です。

いくつかの作物での実験で、ミミズ堆肥で投入肥料の70%まで代替できること

を発見しました。

化学肥料がヘクタールあたり45トンの牛糞で代替できる作物では、

うまくいくと、ヘクタールあたり4トンのミミズ堆肥で代替でき、生産も31

向上させたと云います。

ミミズ堆肥で、肥料の総量を減らせることは、輸送コストを引き下げる付加価値もあります。ミミズ排出物は2%の窒素、1.5%のリン、1.5%のカリ、65%の有機物を含み、排出物は比較的安定していて、土壌中で5年間は持ちこたえるそうです。


 実験では、フィリピンから導入したPheretima種やメキシコから手に入れた

LumbricusrubellusL. terrestrisを含め、数種類のミミズで堆肥化の実験をし

ています。 キューバ全土に何と172ヶ所にミミズ堆肥生産センターがあり、

1993年には総量7万トンのミミズ堆肥を生産しています。

 
「ゴミ箱」と呼ぶ、ミミズ堆肥システムを開発しています。

現在、169世帯からなるコミュニティでパイロット・プロジェクトを進めてい

るといいます。

 ◆ゴミ箱(60×40×高50cm)は、約1500匹のミミズから始め、箱あたり約

2万匹までもって行く。


 ◆ミミズは一番目の箱が一杯になるまで、台所からの残飯や紙ゴミが捨てら

れる。

 ◆二番目の箱は、底がスダレ状になっているのだが、最初の箱の上に、 

  置き、餌が与えられる。ミミズはスダレを通り抜けて餌がある場所に移動

  する。

 以上は「キューバのミミズ男」で有名になった農業研究家のスピーチです。

やや、胡散臭く感じられる方は、WEBサイトを参照して下さい。


アメリカのワシントン州立大学の研究報告もありますので、参考にして下さい。

http://www14.plala.or.jp/Cuba/Cubaorganic32.htm


                   

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