静寂という名の真実 | NIGHT HAWK FLIGHT★彡

NIGHT HAWK FLIGHT★彡

テーマ別に見てもらえると
わかりやすいかもしれません

 NIGHT HAWK→自分の想い、日常
 RHODSE WALK→愛猫ローズの日記
 SONIC VEIL→音楽への想い
 時の消える時→詩集、BELAVIS
 THUNDERBOLT Ex→バンドのこと


どうしようかな… どうすっかな…

2月も中旬を過ぎると、ずっとそんな言葉を呟いていた…


「タケル君に会いに行こうかな…」

なんとなくそう思い立って、御岳山へ行ってきました。



日曜日の東京は、最高気温20℃!
春を通り越したような陽気でしたね。

今回は、あまりあちこち歩くつもりも無かったので、御岳駅からバスとケーブルカーを乗り継ぎ御岳山へ…





ケーブルカー御岳山駅、御岳平から東京タワーを臨む景色。

霞んでんな…

そう呟くと、御嶽神社参道へ向かって歩き出した。


まだシーズンでもなく、人もまばら


ゆっくりと歩きながら、陽光が気持ちいい

参道から上を見やると、御嶽神社と今日の目的地、奥の院峰が見えた。



御師集落途中にある神代欅


下草や葉の無い冬に見ると、また一段と厳かな雰囲気がします。



日も高くなった昼過ぎ、御嶽神社に到着

拝殿に挨拶をすると、いそいそと奥の大口真神社へ


神社境内で一番奥に位置する、こじんまりとしたお社


日本武尊、ヤマトタケルを導いた白狼を祀るお社
扉などに施された彫刻が素晴らしいです。

大口真神の隣から、奥の院を臨むことが出来ます。



さぁ、出発です!


天狗の腰掛け杉から、奥の院峰(甲籠山)へ入山!



冬は樹木の葉も少ないので、自分の位置がよくわかります。



一つめの急斜面を登りきったところで…


ヤマトタケルの奥様が出迎えてくれます。


橘姫命の塚

ここから少し緩やかな道となりますが、再び…


タケル君にはそう簡単に会えませんww


難関の鎖場には、まだ雪が残っていた!


凍ってますwwww



斜面の向きによっては、日中でもこんなに薄暗く、雪も残っている…

何事も、独善的に一面だけを見て判断しては、真実は見えない。


そしてようやく…


前回も休憩した、見晴らしの良い岩


中腹に一点、ハゲた場所があるでしょ
ここ覚えといてくださいね。

さぁ、もう一息です!



男具那社
日本武尊、ヤマトタケルの本名、ヤマトオグナのお社に到着。

このお社の右側左側、どちらからでも頂上に登ることが出来ます。
前回右側から登ったので、今回は左側から登ってみたけど、右側からのが登りやすいかな。


奥の院峰頂上、1,077m到着!

しんと静まりかえった頂に、ヤマトタケルの祠がポツンと佇んでいる…

今回はここで昼食


タケル君とおにぎり食べたお(*´ω`*)

意外とここまで登ってくる登山者は少ないので、静かに休めます。

てかね、たまに下の方で声がするんだけど、ここまで上がって来ないという…
どうやら、下の男具那社で終わりと思った方が多いようですなww

ヤマトタケルは、ここに居るんだが…

まぁそのおかげで、タケル君とゆっくり腰をすえて話が出来る!笑

さぁ、タケル殿、いざ!


・・・

タケル・・・君?

・・・・・

タケル君は無口だった…(´-ω-`)


前回来た時もそうだったけど、この頂には「音」が無い

でもけっして張りつめた空気ではなく、あくまでも穏やかに…安らかな時に満たされている

静寂のなか、いつの間にか迷いも消えていた


行くよ…


夕陽を背負うヤマトタケルを眺めながら、僕は静かに立ち上がった


さぁ、帰り道、せっかくだから綾広の滝も見て帰ろうかなと思い、直線ルートで下ることにしました。


注意!急坂ルートww


たしかに、滑るとどこまでも止まれないような急坂ww

振り返ると…


しかし、やはり直線で下るのは早い!
20分たらずで下ることが出来た。


横道につきあたり、右方面へ向かう。



このあたりにも熊が出没したようですなww
まもなく冬眠から覚める春。気をつけましょうね!

そしてほどなくして


綾広の滝に到着



ここはホントに清涼感溢れる雰囲気
疲れも吹き飛びます。



ロックガーデンを下る道は凍結していた。
こちらは距離もあるし、アイゼンも無かったので止めときました。

先ほどの横道に戻り、御岳山の長尾平を目指します


緩やかな道が続き


こんな景色が見えるとこもある。

この辺りはハイキングするにも、うってつけの場所ですな♪

そして長尾平に到着


ここはヘリポートとして活用されています。

先端まで行くと



素晴らしい展望!

長尾平自体、相当広いので、グループで来られた方々などは、こちらでゆっくりするのもアリですな。


時刻は17時を回る頃…
人気の無い長尾平をポチポチ歩く

ふと夕陽を見上げると、さっきまで居た奥の院が見えた。

覚えておいてくださいと言った写真、思い出してくださいな

あの時見下ろした場所を、今、見上げてる…




夕陽に浮かぶタケルが、狼煙をあげて見送ってくれた



真実は必ずしも公理にさかのぼりうるとは限らず、感情や感覚・直観を通じてしか到達し得ない世界には、逃れようもない現実がある



あなたには 真実が聴こえますか?