ミラノイズム

ミラノイズム

20歳 イタリアで暮らす

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お久しぶり。
イタリアに戻ってきていますけど、瀕死な話をします。
 
社会人として外国で生きることって学生とは全然違うと実感しているところです。
学生はお金を払う側だからいいけど
外国で社会人としてお金をもらうということ、それって現地の人よりもその国に利益を与えられる存在でないといけない。
 
いつかそうなれたらまた戻ってきたいけど、今はまだまだかな〜。
 
 
イタリアに留学する人は他の国に比べると少ないし、失敗談なんてみんな書かないので私が書いておきます。
 
真面目なお話をすると、
イタリア(他のヨーロッパの国もかな)では、25歳以下の若者の失業率が35%前後で、最近まで40%を超えていました。
 
ただでさえ就職が難しい国です。現地語がぺらぺらではない、滞在許可書の世話などをしなければならない外人を雇う理由って、その人が最強に優れたスキルを持っているということしかないですよね。
 
私の住んで居るミラノで就職が困難に思われるのが、
仕事の少ない心理学系、法学系、など
そして希望者が多すぎて飽和状態の語学系、建築系、デザイン系
です。
 
そしてイタリア(他の国もかも)では自分の取得した学位の分野以外の道に進むのは極めて困難です。
 
私はプロダクトデザインを学んだので、プロダクトデザインの仕事を探し中ですが、本当に厳しい。
 
デザイン事務所自体はたくさんあるのですが、インターネットなどで公に求人することはあまりなく、コネで人を雇う方が一般的です。
なので、私のようにコネの少ない人は片っ端から事務所にメールや電話でコンタクトをとって、面接してもらいます。
 
それからもう一つの闇として、職歴の浅い人は無給が多いです。
インターンシップという名の搾取。。6ヶ月などの短期契約で使い捨てという感じ。
ドイツなどではインターン→正規採用がけっこうあるときいたのですが、ミラノのデザイン業界では稀かなと思います。
履歴書に書く職務経歴がないと、何も始まらないのでみんな無給でもやるんですよね。闇。
 
 
 
ただ、イタリアのデザインは世界でもずば抜けてかっこいい!!!
 
そんなわけでミラノの大学卒業後、就職が厳しすぎて瀕死な話でした。
 
もちろん成功例もあると思いますが、私が見る中で、成功している方のパターンは、イタリアでマスター(修士)を卒業からの就職。または日本で就職したのちに、こっちで就職。
です。
 
とにかくコネは多い方がいいです。学校は慎重に選びましょう。
 
現場からは以上です。
 
 
 
 
私が大好きなソットサスの展示

 

 

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少し日本に帰ってきています。
 
毎日日本語の本がいっぱいの図書館にいける幸せ
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緑と

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海の幸

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また9月にイタリアに帰る予定です。
最後の一年。
 
どこにいても、それぞれに楽しくて幸せで
それぞれに大変で頑張っていかないといけないのだと思う。

 

 
お久しぶり。
 
インターンの契約が終わりました。
そのデザイナーさんはとても優しくて尊敬できる方でした。
いろいろな人に、そこでインターンできるなんていいな!って羨ましがられたくらい。ラッキーです。
 
今は毎日自分で勉強したり、新しい作品作ったりしています。
 
 
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好きなことを仕事にして生きていくということって
とても難しい。今更。
 
私は好きなことと得意なことがあまり一致しないし
好きに向かい合っていく力も全然足りないなって。

 

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先月旅に行ってきたので、また書きます。