現代社会におけるブルーライトとの付き合い方/カイロプラクター北川直樹 | ドクター・オブ・カイロプラクティック 庵原 崇 D.C.,D.C.Sc.,B.C.Sc.(いおはらたかし)名古屋駅徒歩2分

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《現代社会におけるブルーライトとの付き合い方/カイロプラクター北川直樹》


 昨今ではブルーライトが体に及ぼす影響について様々に取り沙汰されていますが、確定的なことは解っておらず、まだまだ研究段階にあります。ブルーライトの有害、無害に関する研究論文は日夜発表されていますが、脳へ届く情報のうち視覚(光)からの情報が全体の8〜9割を占めるという人間の神経システムの仕組みから察するに、全く影響を与えないとは考え難いでしょう。今回は、ブルーライトが体に与える影響についてお話していきたいと思います。



ブルーライトと現代における被曝量

 ブルーライトとは高周波(380〜500nm)の強い青色光です。パソコン、テレビ、スマートフォン、LEDの照明機器からは、このブルーライトが多く発せられています。特に近年のLEDの普及により、その被曝量は増加していると言われています。
 パソコンやスマートフォンなどは今やなくてはならない、これなくして仕事や生活に支障が出てしまうと言ってもいいほど必須アイテムとなっていることからも、現代社会においてブルーライトの被爆なしで生きて行くということはかなり難しいと言えるでしょう。
 では、ブルーライトは体にどのような影響を与えるのでしょうか?そして私達はどのようにブルーライトと上手く付き合っていけば良いのでしょうか?




研究によって示唆されつつある、ブルーライトが体に与える影響

 現在可能性を示唆されているのは大きく分けて目への影響とサーカディアンリズム(体内時計)への影響の2つです。
 目への影響では、長期に渡りブルーライトを被爆していると網膜がダメージを受け加齢性黄斑変性症になるリスクが高くなり、失明のリスクが上がるということです。また、頭痛や眼精疲労の原因も示唆されているようです。加齢黄斑変性症のリスク要因としては否定的な意見もあり、新たな研究結果待ちといったところです。しかし、ブルーライトが高周波高エネルギーの強い光である以上、神経をそれだけ強く刺激することは容易に想像できます。そして神経は無制限に働けるものではなく限界があり、休息して回復させる必要がありますが、それでも回復が間に合わないほど刺激を受け続けると神経疲労を起こし、働きが低下してしまいます。その状態でも更に刺激を受け続けると神経細胞はアポトーシス(細胞死)を引き起こし、変性してしまうのです。ブルーライトが加齢性黄斑変性症の高リスク要因となるかは別として、全くのノーリスクとは考え難いでしょう。
 ブルーライトが睡眠を妨げるということは多くの方が知るところでしょう。「夜寝る前はパソコンやスマートフォンなどは見ないように」というのはこれが理由ですね。高周波の光刺激が覚醒度を上げ、入眠しづらくすることでサーカディアンリズム(体内時計)を乱し、生活リズムが崩れることで様々な問題を引き起こすことが言われています。
 また、デスクワークで肩こりや頭痛をお持ちの方は特に経験があることでしょう「パソコンを使う時に姿勢を正して始めても、気がついたら背筋が丸まっている」という現象、「意識してる間はいいんだけどね、気がついたらなってるのよ。」という方が多いですがその通りです。目から入った光の刺激は、神経のネットワークを介して脳幹にある赤核という神経核を刺激します。赤核は上半身の屈曲筋を促進的に支配しているため、赤核が刺激されると上半身は屈曲、つまり背筋が丸まって猫背になるのです。これは意識とは関係のない反射によって起きているので、意識して正しい姿勢を保ち続けることで猫背や肩こりを予防することは難しいのです。(そもそも姿勢とは無意識下でコントロールされています)



ブルーライトとの付き合い方

 文明、科学の進化によって私達の生活は大変便利になりました。しかし物事は必ずメリットだけでなくデメリットも孕んでいます。パソコンやスマートフォン、テレビやLED照明と切っても切れない現代社会において、ブルーライトと上手く付き合っていけるかどうかはとても重要です。
 まずパソコンやスマートフォンを使う場合はブルーライト対策をしましょう。ディスプレイにブルーライトカットのフィルムを貼る、またはブルーライトカットのメガネをかける、Apple製品(iphone、ipad、Macなど)をお使いの方はNight Shift機能がついているので、常時ONに設定するのが良いでしょう。色味が変わるため最初のうちは慣れないですが、暫く使っていると慣れていきます。一度ブルーライトカットに慣れてしまうと恐らくもう元には戻れないでしょう。ブルーライトカットなしのディスプレイを見た時に「私は今までこんなにキツい光を見続けていたのか!」と驚くことと思います。
 既にお話したように強い光は覚醒度を上げて睡眠の質を下げてしまいますので、自宅の照明には白色系より暖色系をオススメします。また照度を調整できる照明をお使いの方は照度を下げ、少し薄暗い程度のお部屋でゆったりと過ごしてください。同時にヒーリングミュージックをかけたり、リラックスできるアロマを焚いたりするとより効果的です。




定期的に神経のメンテナンスを

 ブルーライト対策をとることで過度な光刺激を避け、デメリットを下げることでブルーライトと上手く付き合いましょう。また、以前からカイロプラクティックのアジャストメントでも副交感神経を活性化できることが言われてきましたが、近年の科学的研究からも同様のことが示唆されています。ブルーライトと上手く付き合いながらカイロプラクティック・ケアで神経のバランスを整えることで、あなたをより健康に導いてくれることでしょう。


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