スポーツシンポジウム
トレイルランニングと自然保護
今、空前のブームになっているトレイルランニング。森を駆け抜け、五感で自然を感じる喜びは、ランナーにとってはたまらないものです。しかし、ブームの反面で、一部のランナーによる希少植物の踏み荒らし、大規模レースイベントでの連続踏破によるトレイルの崩壊など、自然環境破壊の問題もクローズアップされています。今後、トレイルランニングが広く社会に受け入れられるためには、ランナー各人が諸問題と向き合い、節度を持って楽しむことが大切です。今回のシンポジウムは、これらの諸問題について、長年にわたり自然保護活動を実践してこられた専門家、ならびにランニング専門家からのご意見を伺うことで、トレイルランニング愛好者自身が自然保護について深く考える学びの場、さらには、山を愛し、利用する様々なジャンルの方々との相互理解の場にしたいと考えています。
【主 催】
NPO法人全国トレイルランニングガイド普及協会
【後 援】
愛媛県、久万高原町、愛媛新聞社、
NPO法人愛媛生態系保全管理
【日 時】
6月8日(日)10時~12時(9時30分より受付開始)
【会 場】
国民宿舎・面河
(愛媛県上浮穴郡久万高原町若山21-1521)
【参加費】
3000円
【講師紹介】
山西哲郎(日本オリエンテーリング協会会長)
日本オリエンテーリング協会会長。日本体育学会前会長。NPO法人全国トレイルランニングガイド普及協会理事。群馬大学名誉教授。過去に箱根駅伝の監督をつとめるなど競技スポーツに関わってきたが、1970年代に「楽しく走る」ことを提唱。日本に「ジョギング」という言葉を紹介し、第1次ランニングブームが起きる立役者となった。著書多数。雑誌「ランナーズ」などでもコラムをもつ。
吉永耕一氏(森林情報士、富士山エコレンジャー)
神奈川県横浜市在住。森林情報士(森林GIS部門)。森林インストラクター。富士山エコレンジャーとして、“富士山憲章”(静岡県・山梨県)の「富士山の豊かな自然環境、美しい景観を守り、育み、その恵みを後世に引き継いでいく」ことに賛同し、行動規範として活動。「富士山の自然環境」が保全されることを願いつつ、長年にわたりボランティア活動に携わる。また、富士山麓で開催される世界的トレイルランニング大会「ウルトラトレイルマウントフジ(UTMF)」が自然環境に与える影響を継続的に調査。国内でここまで詳細かつ継続的に、トレイルランニング大会の環境影響調査を行った研究者は他に例がなく、現在大変注目を集めている。
岡山健仁氏(久万高原町立面河山岳博物館学芸員)
1966年松山生まれ。7歳の時、石鎚登山デビューを果たす。13歳の時、久万高原町産サンショウウオとの出会いをきっかけに、学生時代にはサンショウウオを求めて四国中の山々を歩いた。高校教員を経て、平成3年に開館された面河山岳博物館へ勤務、現在に至る。仕事の傍ら、環境省自然公園指導員として、石鎚山系を自分のフィールドとして山歩きをしている。
司会:忠政啓文
NPO法人全国トレイルランニングガイド普及協会理事長。厚生労働大臣認定健康運動指導士。元愛媛大学非常勤講師。50㎞競歩日本代表として国際大会での入賞、全日本大会での優勝の経験を持ち、引退後は健康運動指導士として全国各地でランニングやウォーキングの指導、イベントの企画・運営をする傍ら、テレビやラジオのパーソナリティー、ライターとしても活動。現在は愛媛県久万高原町の里山に住み、スポーツを活用した中山間地域活性化にもチャレンジしている。
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*参加ご希望の方は電話、FAX、E-mail、ハガキで、住所・氏名・年齢・電話番号・メールアドレスを下記までお知らせください。
【お申込み&問い合わせ先】
〒791-1212
愛媛県上浮穴郡久万高原町下畑野川甲808-4
NPO法人全国トレイルランニングガイド普及協会
℡&fax(0892)41-0585
メール ouroboros_adventure@yahoo.co.jp