2024年2月上旬
数年前からずっと行きたいと思っていた
厳冬期西黒尾根!!!
登山しない方に説明しておくと
西黒尾根とは谷川岳のルートのひとつで
日本三大急登のひとつになります。
私は登山は基本的にソロが多くて
雪山は特にソロが多くて....。
まあ、まわりにあんまり行く人がいないので
怖がりな私には、ひとりで行く勇気がずっと出ずにいて
でも、もういいかげん、ひとりでも今季行こう!
と決心したら
私も行きたい!って言ってくれる人が現れたあ
(((o(*゚▽゚*)o)))♡
昨年、滝ガール登山部に入部してくれたぴぴさん
女神降臨です☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
ぴぴさんも、雪山が好きで
前週、有明山の氷瀑で一緒した時に
来週、天気良かったら西黒尾根行こうと思ってる
って話をしたら
ちょうどぴぴさんも予定空いてたみたいで
あっというまに決行が決まりました!!!
ぴぴさんは、都会から前日に電車で群馬県に入り
土合山の家に宿泊していました。
谷川岳や白毛門は、都会の方でも電車でアクセスしやすいからいいですね。
夜明け前にヘッドライトつけて、山の家から歩いていたぴぴさんをちょうどよくピックアップできて
谷川岳ロープウェイの駐車場に駐車。
トイレを済まして準備して、6時20分頃スタートです。
10分くらい歩いて、西黒尾根の登山口へ。
初っ端から急登が始まるので、アイゼン装着。
トレースもあり、ちらほら他にも登山者がいて
ホッ。
登っていくにつれて、だんだん風が出てきました。
この日の天気予報はお昼から崩れる模様。
序盤の急登はおしゃべりしながら
ソロが多い私には、ひとりじゃないってだけで
精神的にも全然違う。
曇っていたけど、時折、太陽さんが顔を出す。
ゆっくりペースで、装備をちまちまと調節しながら
2時間40分くらい登って(けっこう時間かかってましたね)
最初の鎖場あたりに着いて、進む稜線も見えてきました。
この手前で手袋を替えたり、ピッケルに持ち替えたりしました。
この頃には青空が見えてきて、テンション上がりました
と、共に、山頂のほうだけ、すっぽり雲が覆われている。
あ、あれは.......:(;゙゚'ω゚'):
強風もこの頃はまだ想定内、耐えられる強さ
振り返って、歩いてきた道と、ぴぴさん
途中、風が強過ぎて、引き返した人にもすれ違う。
でも、進む人もいて、私たちも進む。
飛ばされそうな暴風に変わっていき
しゃがんで立ち止まることも増えていきました。
うん、あの中に突入していくのね....
突入する前に、サングラスから
今まで持っていても使うことのなかったゴーグルに変えました。
途中、先行者のトレースが暴風により
一瞬にして消えてしまってる雪の壁のような斜面を
しっかりピッケル刺して、一歩一歩キックステップで登っていくようなところもありました。
ホワイトアウトの中、進みながら
途中、風が弱い場所があったので
今のうちにエネルギー補給しておこうと
真っ白な景色の中、休んで、もぐもぐタイムしました
もう一踏ん張りだあああっと登って行くと
突然、目の前に、見覚えのあるものが!!!!
これで、西黒尾根は終わり、天神尾根と合流したことがわかりました。
過去イチ凍った、アイスプラリネ笑
ぴぴさんとハイタッチして
嬉しくて泣きそうになりました(/ _ ; )
山頂はここから、ちょっとだけど
お互い行ったことがあるし、今回は西黒尾根を登ることが目標だったので
山頂へは寄らずに天神尾根から下山することにしました。
お互い記念写真をパチリ
5時間20分もかかってしまったけど
この天候の中、登り切れたことが本当に嬉しい。
肩ノ小屋は、お菓子の家みたいになっていました。
お菓子の家と、ぴぴさん、可愛い
入口付近で、風を避けて、エネルギー補給
よりいっそう凍ったアイスプラリネ
ここ、どこですか.....笑
ここから天神尾根からの下りは、よりいっそう
真っ白で数メートル先も見えないくらいでしたが
無事にホワイトアウトを抜けて
避難小屋まで下りてきました。
いつもは雪で埋まっている避難小屋もこの時は
しっかり出ていました。
途中、振り返ってみると、上は真っ白け〜!
ホワイトアウトでまともに食べられてなくて
お腹空いたので、のんびり小休止。
群馬のパン屋さんプラリネのプラリネキューブを
食うプラリネ
無事にロープウェイ乗り場まで下山して
ロープウェイでおりました
念願だった厳冬期の西黒尾根をかなえてくれた
ぴぴさんに心から感謝
おしまい