ようやく本格的に理解できた気がする

下の図が通常のキャブ状態。

ベンチュリーはエンジンからの吸い込み圧のみでガソリンを吸い出す。
BとCは大気圧であることでジェットからガソリンは抵抗無く吸い出される。
これがラム圧(走行風)が入ってくると

Aから走行風が入ることにより↘のようにジェットにも走行風圧力がかかってしまいエンジン側の吸い込み圧に応じたガソリンが吸い出せなくなる。
これが大きく燃調を狂わせる原因となる。
そこで考えられたのが下の図

走行風をフロート室にもかけることでBが正圧になり気圧差を適正にすることで事実上フロート油面を押すことになりガソリンが吸い出されやすくなる。
AとBの気圧バランスがどうなるのか。
フロート室の断面積とベンチュリー径の差は図のようであればフロート室の方が広い。
ベルヌーイの定理でいけばベンチュリーの流速は高まり、逆にフロート室の圧は高まるということか。
それにより加速度的に多くの燃料を送り込む事が可能ってこと?
なんとなくこんな感じなのかと

わかりやすいでしょ?え?わかんない?
合ってる?合ってない?教えて賢い人

本当の完全密閉のラム圧システムは走行風影響が膨大過ぎて燃料タンクにも影響があるようでタンクから燃料が落ちないこともあるみたいだけど
RVF400のように一旦解放された所に上下から入れたとて大き過ぎるラム圧はかからないと思われる。
それでも、この時代にこういう事が考えられていたからこそHRCのマニュアルにはエアーベントをボックスの空気導入の正面に繋ぐように指示されているのだと思います。
巷ではこのエアーベントを繋がないと吹けないとか
繋がなくても吹けるとか二分されているけど
要は走行スピードに関係していて高速走行になればなるほど繋ぐ効果は顕著に現れるので
高速サーキットだと繋がないと駄目だし
低中速のサーキットや峠やツーリングレベルだと大して効果は無いと思います。
言えるのは走行スピードに比例してAとBは同じように影響を受けるのだから繋いでおくべきです。

理解できたので次へと進みます

遮熱ラバーシートに穴空けてダクト口を付けただけでは走行風で動きそうなのと
タイヤの巻き上げによる小石の進入を抑えるためにネットを仕込みます

サンダーとドリルとヤスリを駆使して

こんな感じに挟み込みで




我ながら完璧

上側のインレットはネットをどこに入れるか決まらないので次の機会に仕込みます。
最後にテールランプをBEETのスモークカバー外して固定をやり直して終了〜

そらそろダイナモ載せて全開よりも1/8から1/4の燃調を見ないと。
そろそろ実走モードに入ります
