株式会社経世論研究所 講演・執筆依頼等、お仕事のご依頼はこちらから
三橋貴明のツイッターはこちら
人気ブログランキングに参加しています。

チャンネルAJER更新しました。

「災害死史観から紛争死史観への転換を」(前半)三橋貴明 AJER2022.4.5
 

 

令和の政策ピボット呼びかけ人に「HAL YAMASHITA東京 エグゼクティブシェフ 社団法人日本飲食団体連合会 副会長 山下春幸」様が加わって下さいました。

また、メルマガ「令和ピボットニュース」が始まりました。皆様、是非とも、メルマガ登録を!

 

 

「市場の信認」にすがるしかない財務省今こそ緊縮財政を叩き潰せ![三橋TV第530回]三橋貴明・高家望愛


https://youtu.be/vVHURGoOK-o

 

 

 

 さすがにネットでは「勘違い」している人が減ってきたと思いますが、銀行預金は銀行にとって「負債」です。
 

 そして、銀行は「貸出」をすることで、銀行預金を創出します。銀行預金は「預金者の資産で、銀行の負債」。この「貸借関係」が成立した瞬間、貨幣はこの世に生まれます。


 そして、我々は「自分の資産、銀行の負債」である貨幣を、振り込みという形で決済に用いることができます。
 

 A銀行からB銀行に振り込んだ場合、
A銀行の負債=わたくしの資産である銀行預金の数字
 が消滅し、代わりに
B銀行の負債=支払われた人の資産である銀行預金の数字
 が増えます。本当に、数字が増減するだけです。


 もっとも、B銀行はA銀行により、自らの負債である銀行預金を増やさせられました。というわけで、日銀に頼んで、
A銀行の日銀当座預金残高が減り、B銀行の日銀当座預金残高が増える
 と、清算が行われます。


 上記は、全て「情報」がやり取りされ、デジタルで数字が変わっているだけです。まさに、貨幣は貸借関係という「情報」なのです。
 

 ということは、情報のやり取りを停止することで、貨幣による決済を止めることが可能になります。ロシアの銀行をSWIFTから排除したのは、まさに「それ」が目的なのです。
 

【池田悠 一次資料が明かす南京事件の真実 アメリカ宣教師史観の呪縛を解く】

https://keiseiron-kenkyujo.jp/keiseishiron/

中国共産党が「南京大虐殺!」と喧伝する南京事件とは、何だったのか? 実は「日本」や「中国」にのみ注目していると、その真実を理解することは絶対に不可能です。今回、南京事件の真相を「パーフェクト」に暴いた「一次資料が明かす南京事件の真実」を刊行された池田悠氏にご登壇頂きました。「驚愕」としか表現のしようがない「真実」を知って下さい。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

情報BOX:ロシアのデフォルトに現実味、米が国債支払い禁止
 米財務省は、ロシアが米銀に預けている準備資産を外貨建て国債の返済資金として使用するのを差し止めた。これでロシアが30日の猶予期間内に別の資金を調達するか、何らかの打開策を見つけない限り、デフォルト(債務不履行)が現実化するとの見方が浮上している。
 ロシアはウクライナ侵攻開始からこれまで、西側にかつてないほど大規模な経済制裁を科されながらも、何とか対外債務のデフォルトを回避してきた。しかし米政府が締め付けを強化しようとしている以上、返済のハードルは非常に高くなった。(後略)』

 ロシア(政府)の資産にして、アメリカの市中銀行の「負債」という「ドル貨幣」で「振り込む」ことで、ドル建て国債の返済をするためには、
ロシアが資産を持つ銀行の負債(ドル預金)が減り、国債保有者の銀行の負債が増える」
 という「情報のやり取り」が必要です。


 それを「停める」だけで、ロシアはドル建て国債の「ドルによる返済」が不可能になるわけです。
 

 分かりやすく書くと、
「電気が停まれば、銀行振り込みはできない」
 という話です。


 30日後、ロシアは「電気が停まった」中において、ドルを振り込まなければ、格付け会社は「債務不履行」を宣言することになるでしょう。


 が、ロシア側は、
「アメリカ政府の制裁により、ドルの振り込みができなかっただけだ。ルーブル建てでは返済したので、債務は履行されたと判断した
 と、主張するでしょう。


 いずれにせよ、「政府がシステムをコントロールする」ことで、財産権を踏みにじることも可能であることが、今回の一件から理解できます。
 

 貨幣が貸借関係である以上、情報を制御するだけで「決済」を停めることが可能。だからと言って、これまでやる国はなかった。
 

 まさに、2022年2月24日以降、「世界が変わった」としか表現のしようがないのです。

 

「2022年2月24日、世界は変わった」に、ご賛同下さる方は、

↓このリンクをクリックを!

本ブログへのリンクは以下のバナーをお使いください。

◆関連ブログ
日本経済復活の会のホームページはこちらです。

㈱日本富民安全研究所のブログ絶望の先にはこちらです。
◆三橋貴明関連情報
新世紀のビッグブラザーへ ホームページはこちらです。
メルマガ「週刊三橋貴明~新世紀のビッグブラザーへ~」はこちらです。