石田剛規オフィシャルブログ「のらりくらりずむ~3rd Quarter~」Powered by Ameba -3ページ目

2017 6.6

2017-18 東京エクセレンスのHCに就任することになりました。

 

 

選手を引退し...まあ引退という言葉にもあまりピンときていないのも事実です。

 

というのも、やはり僕の引退はこれで2度目。

 

2度目があるということがまず、そうそう無いことですからね。

 

 

「この試合が最期になる」という気持ちで、16-17シーズンは戦っていました。

 

もっと言えば、復帰してからは常にその可能性は頭の隅に置いていました。

 

シーズン終盤は特にその思いは強かったのですが、

 

引退宣言とか引退試合とかは、自分には向いていないなと考えていました。

 

 

自分のために何かをしてもらうことが恐縮でしかないですし、くすぐったい。

 

応援してくださる方々の立場からしたら、

 

そういう機会を設けることで最期の姿を目に焼き付ける、

 

といったこともあるかもしれません。それを望んでくれる人には申し訳ないです。

 

でも、そのために気合を入れてとか、準備をするということは何か違うと思いました。

 

それで周りに迷惑をかけたくないし、試合に影響を及ぼしたくなかった。

 

 

だから、試合に出た時は、

 

目に焼き付けさせるような、記憶に残るようなプレイをしたい。

 

1秒も無駄にはしたくないって、考えていました。

 

結果、シーズンを終えて、前の投稿でも書いたように、

 

やりきった、だしきったと、後悔なく終えることが出来ました。

 

 

B3だから選手を引退するのか、というのも少し違います。

 

B3だって同じバスケットだし、リスペクトすべき相手がいて、戦うことには変わりないですしね。

 

 

B2、B3ということではなく、

 

いったいどこまでプロ選手としてのキャリアを続けていきたいのか。

 

一度引退をして、復帰をする。

 

選手の立場だけでなく、様々な角度から、自分をどう活かしていけるか、

 

要は今後の人生をどう生きていくのかを考えていました。

 

その中でプロというのは、バスケットをするということは、

 

やはり楽しいですし、刺激的ですし、自信だってある。

 

 

それでも、プロ選手を続けていくことは、

 

プロ選手ではない人生のスタートを遅くするということでもあります。

 

 

終わりを選ぶことの寂しさはありますが、始まりを作ることができた幸せも感じています。

 

もちろん初挑戦で不安はありますが、その不安や、この先起こる苦労を、

 

少しでも楽しめたらと考えています。全力で、強いチームにします。

 

 

この話をいただいた際に、大きな心配の1つは湘南サンズでした。

 

湘南サンズは今後も変わらずに活動を続けていきます。

 

湘南サンズ創設から3年間、東京エクセレンスがこの活動に理解を示してくれ、

 

プロ選手とチーム経営という働き方が実現しました。

 

HCという立場からも、湘南サンズの活動をできることに、本当に感謝しています。

 

 

地域貢献や社会貢献を通して、湘南にバスケットボール文化を根付かせる。

 

全国にいるファンに地域の魅力を伝える。

 

子供達や、チームに関わる方々が湘南サンズを通して、

 

スポーツとバスケットの魅力を感じるような活動をしていく。

 

規模も拡大してきており、今季は選手の補強も積極的に行いました。

 

「湘南にプロバスケットボールチームを」そんな夢を持っていますし、

 

そんな言葉が、湘南に溢れるように、活動を続けていきます。

 

 

こういった活動が、バスケ界を盛り上げることにつながると信じていますし、

 

東京エクセレンスの発展と、湘南サンズの成長と、自分自身の未来につながると信じています。

 

 

何足かの草鞋を履くことに対して、心配をされることが今後もあると思います。

 

専念していないことに不満を抱いたり、何かが疎かになった際に問題になることもあるでしょう。

 

そうならないように誠意を持って全力で取り組んでいきたいと思いますし、

 

そう思われないような結果で、心配ないことをお伝えできればと考えています。

 

 

1度目の引退をし、復帰してからのこういう生き方が、

 

自分らしいんだろうなと、決断をしてからは思えるようになりました。

 

変化や成長、そのための準備を怠らずに、頂いた仕事に取り組みたいと思います。

 

 

長くなってしまいましたが、2017-18シーズン、

 

HCとして魅力的なチームを作っていければと考えています。

 

選手として支えて頂いた、応援して頂いた方々への感謝の気持ちを忘れずに、

 

自分にできることを全て出し切り、シーズンを戦います。

 

よろしくお願いいたします。