今回は腰痛と足との関係について簡単にお話しさせて頂きます。
足の裏の部分にくっ付いてる黄色い組織。これは脂肪の固まりです。この脂肪は歩行などではクッション材として機能します。見て分かるように踵や足先の脂肪の方が分厚い構造になっていますよね
これは歩行中など圧がよりかかりやすい部位が踵や足先のため分厚くなっているのです。
このクッション材が歩く際に適切に機能してないなーと思われる事があります。
例えば靴のヒール部分
このヒール部分、患者さんの靴を見てみると潰して履いてたり、履き込んだ感が凄かったり、ワンサイズ大きめの靴を履いてたりと様々な様子が見られます
ヒールは潰したり履き込んだりしてるとヘタってきてしまい、踵をしっかりホールド出来なくなります。
赤線:潰したことで側方に広がったヒールカップ(この状態が踵をしっかりホールド出来なくなります)
このヒール部分が適切に保たれていることで得られる機能は大きく2つ
①踵が包み込まれることで踵骨が安定し内側や外側に崩れにくいということ。
②適度に包まれていることで脂肪組織が踵接地時の衝撃を吸収する環境が整うこと(下図)
①踵という部位は内側に倒れたり外側に倒れたりすることで身体の上方にその動きが伝わり、腰が反ってしまったり、逆に猫背の様に腰が丸くなったりと様々な影響を与えてしまう部位と言われています
②キツすぎる靴を履いていると脂肪組織がふわっと広がるスペースが無いため、衝撃吸収剤としての機能を果たさず、足部に受けた衝撃が膝や腰に突き上がって来ます。
靴を選ぶ際は下図の様に靴の踵部を左右から摘んだり、外側や内側から押したりしてヒールカップがグニョグニュ撓まない靴が良いのかなぁと思っています。
各社靴メーカーは自社HPなどに靴の選び方などを載せています(下記URLはasicsさんので子供用の)
意外と知らないことも載っていて大変参考になりますね他のメーカーでもあるので気になる方はチェックして見てください
と、こんな足に関して仲間内で語りまくる会合を12月11日、東京は錦糸町にて行います。興味のある方は是非ご参加下さい
http://www.trainerteam-esperanza.com/イベントスケジュール/