化学物質過敏症についてはコチラ。
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先日お話しさせていただいた方で、昨年新築の賃貸アパートに引っ越してから、急にシックハウス症候群と思われる症状に悩まされ始め、このままだと化学物質過敏症になってしまうかもしれない、と不安に思い、無添加住宅を建てることを検討し始めたお客様がいらっしゃいました。
何社もの住宅会社を回り、健康住宅を謳っている会社の見学会にも何度か参加したそうですが、建物の中に入るとすぐに目がチカチカしたり、頭が痛くなったり、喉が痛くなったりして、どの新築建物にも5分といられなかったとのことでした。
それらの住宅会社の営業マンの説明は、
「当社では国が認めているF☆☆☆☆(フォースター)の建材を使用しているので、シックハウスにはならないと思います。」
「今までお引き渡したお客様で、そういった症状が出たという話しは聞いていないので、多分大丈夫です。」
「気にしすぎているから、そう感じるだけじゃないですか?」と不機嫌に言われたり、、、
なかなか真剣に取り合ってもらえず、愕然としたそうです。
確かに、自分達は不健康住宅を売ってます! なんていう会社は1社もありませんし、国の基準に沿ったF☆☆☆☆の建材を使っていれば、大丈夫だと思うのは当たり前のことだと思います。
でも、シックハウス症候群や化学物質過敏症で苦しんでいる方の数は減るどころか、年々増加の一途を辿っています。
高気密・高断熱の住宅が増え、化学建材を使用して家を建てることが当たり前の現在、いくら24時間換気を義務付けても、化学建材・化学接着剤を使用した家づくりをしている限り、室内の空気はきれいになりません。
この☆マークは、JIS製品に表示することが義務付けられているホルムアルデヒド等級の規格を示すマークです。
ホルムアルデヒド以外にも、まだまだ規制しなくてはならない化学物質は沢山あるのに、☆が4つ付いているだけで安全と言えるのでしょうか?
そもそもF☆マークが付いているということは、多少なりとも(人体に影響がないと思われる範囲であっても)化学物質が含まれているということです。
何も不純物が入らない天然素材には、最初から☆マークすらありません。
床や壁などを単体で見ると基準以下だったとしても、床、壁、建具、家具などが集まると基準オーバーになることだってあります。
しかも厄介なことに、シックハウス症候群や化学物質過敏症は、花粉症と同じく非常に個人差が大きく、同じ環境や同じ家に住んでいる家族の間でも、感じる人と感じない人がいるので、ややもすると心の病やストレスといった形で片付けられてしまうことが多いようです。
そうならない為にも、正しい知識を持つことが何より大事だと思っています。
難しいことのようですが、化学物質過敏症について、わかりやすく描かれている漫画があるので、紹介しますね。
「かびんのつま」全3巻。
ほのぼのとした絵からは想像できない程、凄まじい内容になっていて、あまりの内容に「本当に!?」と思ってしまう方もいるでしょうが、作者の妻が実際に化学物質過敏症、電磁波過敏症にかかっており、実体験が描かれています。
まだまだ理解の進んでいない化学物質過敏症、この病気に関心を持っている医師は意外と少なく、診療できる医師は限られています。
「更年期障害」や「精神疾患」と診断されたり、「原因不明」として扱われることもあるようです。
この「かびんのつま」、貸出しも致しますので、ご希望の方は、高田までご連絡くださいね。
ちなみにコラボハウスでは、化学物質過敏症の方が実際に住む家を提供してきた実績があります。
無添加住宅仕様のリフォームもやっていますので、シックハウスや化学物質過敏症でお悩みの方、ご相談ください。
高田