こんばんは、季節の変わり目だからか最近洗面所での抜け毛の多さに涙が滲む、そんな秋です、皆様いかがお過ごしですか。







そんな枯れ果てたワシの元に何だよ初春の広告かよってな爽やかさでぶっこまれましたこちら、ソッコーでホーム画面にいたしました。auのスマホのホームにソフトバンクの広告を、なんてね、別にね、いいじゃんね、ね←


シャツにちょっと細身のトレーナー的な、普段プラベではぜっっってえ着ないであろうお召し物を身につけ、青き野原に横たわるたける氏・・・。










えっと、とりあえず寝技かけますよね?











すみません前置きが長くなりましたがようやく「何者」二回目三回目鑑賞しましたので感想をば。







ハイ、二回続けて観てまいりました!!!!









昼抜きになっちまいましたがいいんです昼メシなんて!!!!そんなん抜いてもダメージないっすでも「何者」もっかい観なきゃ今日は終われない。

昨日の疲れと頭痛を引きずってた上に往復一時間に映画二本分のお尻の痛みを味わいましたがいいんです尻なんざ!!!!そう火がついちまったんです二回目鑑賞した時点で!!!!


いいじゃんだってレディースデイだったし!!子供の帰宅にはギリ間に合う時間だったし!!来週忙しくて行けないし!!(言い訳三昧)




てなわけで以下、ネタバレしてます。















えっとですね、今回は真面目な考察は別記事に改めてということで(ホントに書くのか)、とにもかくにも、





心揺さぶられたシーンをば。





そしてですね、計三回観ましたけどね、もしかしたら私。もしかしたら私。







たけさんの演じた人物で、一番好きかもです。二宮拓人。




だって一番ね、人間味にあふれてるんだもん。ダサい、暗い、言いたいこと言えない。ひねててぶってて上から目線、を隠しながらも暴かれて泣く。









え、めっちゃいとおしくないっすかダメっすか。








本日の一回目を鑑賞したあと、二回目の時間まで約15分、ダッシュで近くの無印に駆け込んでペンとメモパッドを入手。二回目観ながら暗がりで心に響いたとこメモしていきましたがもう。


全部は書けません、ありすぎて。とりあえずせか猫の時と同じく箇条書きにて失礼。ホントに多すぎるので今回はなるべく拓人関係に絞ります。









ファーストシーンがまずホラー。同じような黒のスーツ集団、それだけでなにかしら怖い。でもこの時の、オープニングの音楽。包み込むような優しさに溢れていて素晴らしい。


光太郎のライブで瑞月に「スーツすごい似合ってる」がちゃんと伝わらない拓人のカッコ悪さがのっけから!!イイ!!


他に書いてらっしゃる方もいらしたが、とにかくアップの多い映画。ありがとうございますもいちど言いますありがとうございますカントク。


ギンジとのLINEのやりとりの時の煙草のシーン、何かでたけさん、あまりかっこよくならないように吸った的な話をされてましたが、すまん、マジ、色っぽい。ここばかりはダサい拓人が消えていた(笑)。
このシーンの不穏な音楽も最高。
眉を寄せ、煙草を吸いながら間接照明に照らされる拓人。悪いけど色っぽすぎる。煙草になって、延々噛んだり啄まれたりしたい(ここだけ長文)。


大学の喫煙所で煙草を吸う拓人。打って変わって昼間の白い光の中の喫煙シーン。美しい×100。


タクシーの中の拓人と光太郎のやりとりは最高。拓人の「ありがとう」の掠れた声音に、もう、心が、持ってかれる。


拓人と理香が対峙するシーンの音楽。


隆良の「色々教えてくれよ、就活二年目なんだからさ」からの、外に飛び出す瞬間の拓人の表情。よくあんな顔できるもんだ。


そこからの怒濤の裏アカウントのナレーション。たける氏のあの低い淡々とした声で読み上げられていく辛辣な言葉達。「自分がドラマの主人公だとどれだけ勘違いしてるんだろうか」の、嗤い混じりの声音にぞわりと背骨をなぞられる。ここだけ延々聴いていたい自分はわりとMかもしれない(ここも大事なとこなので長文)。


拍手の中に瑞月を見つけ、舞台から駆け出し、外を走る拓人。
「今年も内定が出ない。理由が分からない」のセリフに、絶望に、ガツンガツンと静かにやられる。


肩で息をしながら、子供のように半泣きになりながら瑞月のいる店に飛び込む拓人が。この時点でもう、彼がもういとおしくていとおしくてたまらない。


好きだったよ、と言われての、かお。こんな、今にも崩れてしまいそうな表情できるんだ、と思った。


「だって拓人くんの舞台、すごいおもしろかったもん」
からの、泣く、拓人。崩れ落ちる拓人。


最後のシーン。スピーチを始める、その言葉に詰まる様。間の取り方。声音。抑揚。そして、

「1分間では話しきれません。・・・ありがとうございました」









もうダメ無理泣く。








ここから外に出る拓人の背を押すように、行ってこい、と言うように流れる「NANIMONO」。






もう。言ったでしょ観るたびに好きになるって。思った通りだわい。完全に引き込まれてしまったよ。






宇多丸さんも言ってらっしゃいましたがね、決して分かりやすいおもしろさに満ちた映画じゃないですよ「君の名は」とは全く違う、ディープでヘビーな青春ですよ。


でも好きだ。こんなに地味で暗くてサイテーな隠れ高飛車野郎な拓人がたまらなく好きでたまらない。何なら結婚してやっても構わない(何様)。





やべえ長くなりました。今回はここまでで。他のキャラに関しても色々ありますのでまた後日。












いやホントこの人マジで拓人さん?




この下のお写真、等身大に引き伸ばして部屋に飾りたい。切に。







長々お付き合いいただきアリガトゴザマス。