君が好き

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アイドルの話でもしようず。

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昨日はひぜんりさ生誕祭2025に行ってきた。

656広場で有料開催だったため、いつものもくむつよりも客入れ客出しがしっかりしていた。

そして、二部の開場直後、ぼくは素敵な光景を目にした。

おそらく生誕委員なのだろうが、飾り付けたステージの前で十数人のファンに囲まれて記念撮影しているひぜんりささんの姿があったのだ。

建前としてはぼくは、アイドルはすべてのファンに平等に接するべきと思っている。そりゃあ、アイドルにとってはぼくみたいな若い女の子が生理的に受け付けないような中年のおじさんよりも若いイケメンや女性ファンのほうが本音では楽しいだろう。でも、ファンとアイドルとして接しているときはなるべくアイドルはファンに対しては平等に扱ってほしいと願っている。

ただ、アイドルの誕生日を祝うために時間やお金を使う生誕委員だけは、生誕祭当日だけは、別だとも思う。そうやって生誕委員を特別扱いするのを嫌って、いまや運営がカンパだけ集めてあえて生誕委員を作らない生誕祭も増えてきているが、ステージの飾りつけやケーキ、花束、メッセージカードにサイリウムと準備をする生誕委員がいるならば、その生誕委員の気持ちは大切にしてほしいなと思うのだ。

そこで普通のアイドルならば、生誕委員にケーキをステージに運ばせたり、花束を渡させてあげたりと、生誕委員を巻き込んでのセレモニーをやってくれることが多い。もちろんそれはたいへんありがたいものだけど、ひぜんりささんともなるとそこだけじゃ飽き足らず、直接その感謝の気持ちをこうやって記念撮影で返しているのだと感じた。

これはこれで、普通のアイドルではなかなかできないことだからこそ、素敵なことだと思った。

そもそも、ひぜんりささんは生誕祭当日の朝7時50分にXに「今日はみんなとの仲良し距離が近づく日になればいいな」と投稿をされていた。

 

 

ファンはもちろんアイドルを必要としているけど、アイドルもファンを必要としている。

それを言葉や態度に率直に表せるひぜんりささんが、やっぱりすごいなと感じた。

 

イベントは、二年ぶりに司会をするひぜんさんとはMONECCO5時代から仲良しの吉川りおさんがMCをし、ひぜんりささんのトップヲタクを自称する園田有由美さん、Kotoneさん、りゅうらちーさん、泉太郎さんに香月雅也さんのサガンプロメンバーをはじめ、ゲストにこのイベントにはおなじみの博多ORIHIMEにRe:five、それからSunnyHoneyにMonster Cat'sとにぎやかなメンバーがそろっていた。

個人的にぼくはRe:fiveを見に行ってたからってこともあるのだろうが、ゲストの見せ場は「朝からカツカレー」だった。二年前のひぜんりさ生誕祭2023では、四曲ぶっ続けで「朝からカツカレー」をやったこともあるRe:five。佐賀の人にはおなじみということもあって、ぼくは沸きエリアにいたんだけど、「朝からカツカレー」のイントロが流れると、座っている人たちが携帯を取り出す音が。おそらく、ひぜんりささんのファンの方だろう。そして、先週のもくむつSPでも見られたが、この日は生誕のドレス姿でオチサビになると、ファンから渡されたカツカレーのサンプルを持ってひぜんりささんが沸きエリア最前に登場。もはやお約束にもなっているが、その姿はいつ見ても楽しい。おそらくひぜんりささんのファンの方で携帯を出された方もこのシーンを撮影するためだったのだろう。

 

先週のもくむつSPの直後から体調を崩され、撮影会をキャンセルされ、直前の27日のもくむつライブでは座って出演されていたひぜんりささん。

まだ体調が万全ではないとのことで、いつもよりも控えめなダンスだったが、ファンとの「仲良し距離」を近づけるための親しみやすいMCに、サガンプロ伝統の安定した歌唱力は健在。しかも特筆すべきは新曲があった。

一部と二部両方で歌われたこの「世界のシンパシー」という新曲は、80'sっぽいエレクトロポップに仕上がっていて「叫びましょう♪ 叫びましょう♪」というリフが印象的でクセになる名曲だった。

ぼくの印象になるが、アイドルがエレクトロポップをやる場合は、かわいさよりもそれ以外の要素が強調される傾向が強いように感じている。この日は体調であまり激しい踊りをひぜんさんはされなかったがやる前に「ダンスをみんなと」と言われていたので、おそらくダンスが強調された、ちょっとかっこいい仕上がりになるのではないかとぼくは感じた。これまで原色かわいい世界をまんべんなく発揮するスタイルの曲がひぜんさんのオリジナル曲には多いように感じていたが、そのイメージを少し変えるんではないかという期待感のある曲だった。

 

そしてひぜんりささんの持ち時間中、「今日はみんなとの仲良し距離が近づく日になればいいな」の言葉通り、ひぜんりさを知ってもらおうという〇×クイズ企画が出演者も巻き込んで行われ、この日は企画でも楽しませてくれた。

二部では企画はなかったものの、生誕祭らしい40分間のたっぷりなステージ。

ゲスト出演者も見守る中、サガンプロの後輩とステージに立つひぜんりささんの姿は暖かく、楽しかった。

 

ファンと仲良くなりたい気持ちを大事に、新しいタイプの曲にもチャレンジしステージの幅を広げているひぜんりささん。

今月、もくむつライブのステージマスターにもなり、これからもますます期待は高まるだろう。

25歳のひぜんりささんが、もっとファンの人と仲良くなってほしいと思った素敵な生誕祭だった。

 

 

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もくむつライブが十年目と聞いて、ふと香月雅也と何年目の付き合いになったのだろうと考えた。たぶん十一年目だ。
2014年、ぼくは佐賀県在住ながら当時から熊本のアイドルを応援していた。当時応援していたグループはくまCan。そしてこのくまCanは、その後、数々の伝説を残す佐賀のアイドルグループ・ピンキースカイが初めて共演したアイドルだったのだ。
そのご縁のおかげで、ぼくはピンキースカイのイベントにもちょくちょく顔を出していた。まだお客さんが十人ぐらいのステージマロで「ピンスカライブ」という名の単独ライブをやっていた頃だ。そこでピンスカ最古参のmaji先輩や当時ピンスカ応援団長を名乗っていたギムくんと出会い、年齢が上だったこともあって、ぼくはその佐賀の現場では井の中の蛙でえらそうな顔をしていた。熊本では、当時から昨日のひぜんりささんの言葉を借りるならば「雄叫びタイプヲタク」が多くて怖かったので小さくなっていたのに、佐賀では「おれについてこい」とばかりにでかい顔をしていた。まるで、東京で働く佐賀県出身者が帰省して部屋の中でもサングラスを付けているようなイキり方だったと思う。恥ずかしいな、あは。
2014年秋に佐賀県初のアイドルライブイベント「GABAI」が始まる。毎月九州のアイドルを集めるアイドルイベントで、そのトリがピンキースカイというイベントだった。熊本では借りてきた猫のように「雄叫びタイプヲタク」を遠目に見て震えていた(※一応念のため言っておきますが大げさに言っています。いまでもそんなヲタクは熊本にいますがみなさんいい人たちです)ぼくだが、佐賀ならば自分の庭とばかりに羽根を伸ばしていた。
その「GABAI」で知り合った若いヲタクの知り合いが香月くんだった。
2015年の1月と2月の「GABAI」にはぼくの推しのグループ、くまCanが出演する。たきびの推してるグループだからと、多くの佐賀のヲタクもくまCanで沸いてくれた。すると若いヲタクたちは「楽しかった」と言ってくれ、「熊本でも見てみたい」となるが、距離的には近いが国鉄佐賀線廃止後、公共交通機関で佐賀から熊本を目指すのは意外と遠かったりする。「ならばおれの車に乗って行け」と若いヲタクを連れて熊本に行っていたのだ。そのとき、ぼくの車に乗っていた若いヲタクの一人が香月くんだった。
そういえば、2015年3月、まだデビューしたばかりのTick☆tikというグループが「天神から井尻までマラソンする」という謎のオフ会をやったことがある。ぼくも参加して当時でもすでにアラフォーだったぼくは、どたどたと息を切らして必死にアイドルについていっていたのだが、そのときアイドルを置いてけぼりにして先頭集団を作っていた若いヲタクの中にも香月くんはいたと思う。
2015年5月、ぼくの推していたくまCanのローンチメンバーの卒業ライブがあった。ピンキースカイも出演していた。その時の行きの車の中で香月くんから「佐賀の劇団に入ったんですよ」という話を聞いた。佐賀の若手劇団の一員としての活動するようになり、縁が遠くなるかなと思っていた。実際それから一緒にアイドルを見に行ったことはない。

だが、縁は切れなかった。
2016年1月にもくむつライブがスタートする。2015年12月に単独ライブで60人動員達成して大喜びした勢いで発表された記憶がある。2017年4月には佐賀市民文化会館大ホールで655人を集めてコンサートをやるグループになるのに、その一年五カ月前の2015年12月の時点では60人で喜んでいたということを振り返ると、このときから始まったもくむつライブは本当にすごいイベントなんだなと感じる。
それでこのもくむつライブにピンキースカイの物販サポートで香月くんも姿を見せるようになったのだ。劇団員らしく気合の入った声で「なぎりんあいてますなぎりんあいてます」「だーゆんいかがですかだーゆんもうあきます」と騒ぎ立てる呼び込みは、ヲタクたちが真似をするほどの人気になっていた。
とはいえ、2016年の冬頃にはもういなくなっていたと思う。
2017年頃のもくむつでひぜんりささんがピンキースカイの物販サポートで入っているときに、「だ―ゆんさんあいてます」と呼びこんでいたのを見て、ぼくが「まさやみたいやん」と言ったら、ひぜんさんはきょとんとされて、園田有由美さんが「りさちゃんはまさやを知らないかも」と言われていたので、香月くんが姿を見せていたのは、インパクトが強かったから記憶は分厚いけど、期間的には短かったんだと思う。
その香月くんと令和で再開したのも2023年8月のもくむつSPだった。
そして昨日はスタッフとしてフル回転して、いまではもくむつの出演者としても香月くんは名を連ねている。
4月13日の熊本でのサガンプロの主催にも出るらしい。
ぼくの持論として、アイドルの仕事は「歌を聴かせる」ことでも「ダンスを魅せること」でもないと考えている。野球選手は野球をする人、サッカー選手はサッカーをする人だけど、アイドルはそうではなくて「愛されること」が仕事だとぼくは思うのだ。
そして愛をはぐくむのは縁である。
この場所が好きだという縁、この人たちを見たいと思う縁、それらが深くなればなるほど、ファンはアイドルを愛するのだと思う。
その縁をはぐくむ場所として656広場は適していて、そこでピンキースカイがもくむつライブを通して縁をはぐくんだから、2015年は60人で喜んでいたグループが、一年五カ月後には655人を集めることもできたのだと感じる。なお、その655人のライブの7か月後の2017年11月のもくむつSPには延べ1000人を集めている。

とくそ長い前置きをしてここから本題だけど、昨日は木曜日なのに祝日で休みということで、もくむつSPに行ってきた。
なぜこんな長い前置きを書いてしまったかというと、一部のライブの園田有由美さんのMCにドキリとさせられたのだ。
「メインを(ひぜん)りさちゃんに引き継いで、わたしも毎回は出れないけれど出たときに、おかえりと言ってくれるファンのみんなの声がうれしいし、わたしもたまにしかここに来れない人をおかえりと迎えたい。そんな場所であり続けたい」
実際ぼくもたまにしか行けない人間である。
でもそれでも、毎回来てよと義務感を背負わされることもなく、たまに来ておかえりと迎えてくれるこの会場の、縁を大事にする姿勢がピンキースカイの伝説や、現在のサガンプロの魅力にもつながっているのではないかと感じた。
そういうわけで、昨日はサガンプロのひぜんりささん、園田有由美さん、Kotoneさん、りゅらちーさんをはじめ、佐賀からねほのむー、福岡から早見あまりさん、Echolocation Squad、空色ソルベ、あいらしっく、Candy Cross、熊本からも熊本Flavor、Re:five、SunnyHoneyと総勢13組のアイドルが集まった。
一部のOAだったKotoneさんは、一曲目に初期ピンキースカイの一曲目でおなじみだったカバー曲を歌い、二曲目はピンキースカイの「ナミダノイロ」。もくむつに集まるファンが喜ぶのがなにかわかっている曲で、それらを歌ってきた先輩にも負けないサガンプロ伝統の圧倒的な歌唱力で最初から聴かせてくれた。
二部のOAに登場したりゅらちーさんは、一部最後の園田さんのステージで小さな女の子がMIXを打っていて、こんな小さな子(小学三年生)でも応援してるんだと思っていたら、二部が始まったとたんステージに立っていて驚いた。天真爛漫に常に笑顔を浮かべられていたところに好感が持てた。カバー曲の選曲も新しいけど、おじさんたちも知ってる曲で楽しかった。
一部の開演前から衣装で会場に控え、OAからライブを楽しんでいた早見あまりさんは、ソロになって帰ってきた姿をもくむつに見せてくれた。いかにも「アイドルが大好き」というセットリストは見ているアイドルが好きな人たちも「大好き」となる楽しいステージだった。以前、グループアイドルとして出演したアイドルが「おかえり」「お久しぶり」とここに帰ってきているのは本当に縁だなと感じた。
昨年9月にデビューした、現在佐賀で一番新しいアイドル、ねほのむー。デビュー一か月後にすでにもくむつに出演していて、月に一回開催されている「水曜日のアレw」でも656広場に出演経験がありということで、佐賀の人にこれから愛されるんだろうなという予感を強く感じた。早乙女ほのさん自身がプロデュースされているということで、佐賀初のセルフプロデュースアイドルというのも魅力的だと感じた。
アイドルというよりダンスユニットといった感じのEcholocation Squad。メンバーも女性一人に男性3人(昨日は2人でした)の男女混合ユニットというのもアイドルイベントでは珍しい。見たのは去年の11月の熊本以来だったけれど、アイドルグループにはあまりないダンスと男女混合だからこそ出せるカッコよさは健在だった。
「念願のもくむつライブに出演できた」と嬉しそうにパフォーマンスをしていたのは空色ソルベだ。ぼく自身はコロナ禍のときにアクロス福岡で前身のグループを見たことがあった。あの頃は正直、ユニドル? といっても納得してしまうようなパフォーマンスのグループ(それでも結構人気はあった)だったのが、正統派アイドルとして覚醒していて、めっちゃよくなってるとかなり驚いてしまった。ライブアイドルの楽しみのひとつとしてクループの成長を見守るというのもある。ただ最近はデビューからそこそこのクオリティで作りこんでいるところが多く、またヲタクも時間をかけてアイドルの成長に付き合うほどの余裕がなくなっている。ぼく自身も、初期のユニドルと一緒に出ていた頃のイメージが空色ソルベには強くて、そこから見ることはなかったのだが、このもくむつの縁でまた見れて、そしてすごくいいグループになったのが知れてうれしかった。
去年の11月のひねひごで熊本に来てくれて、2月にはベイサイドでもRe:fiveと共演したあいらしっく。いま新田さくらさんを推しているヲタさんに、昔MONECCO5の生誕委員を一緒にやっていた人がいて、その人にまた会えるかなと縁を期待したが、残念ながら新田さくらさんが休演のため、そのヲタさんには会えなかった。また機会はあるだろうと思う。あいらしっくは、自ら「王道アイドル」と呼んでいる。ただ王道というのは一番むつかしい。実力がないといけないからだ。他にないスタイルを持ったアイドルグループは、たとえ少々実力が劣っていても、他にない物珍しさから評価をする人がいる。だけど、王道はスタイルが王道であるからこそ、物珍しさではなく実力で勝負しなければいけない。だからむつかしいのだ。あいらしっくはそこを、楽曲の良さで際立たせているように感じた。アイドルファンがノリやすい楽曲はファンのテンションをナチュラルに上げ、目の前のアイドルと一緒に楽しめる。そんな素敵な楽曲があいらしっくにはあり、それこそが王道アイドルが王道アイドルとして君臨できる源になっているように感じた。
3月30日で卒業、引退を発表している花寺紡季さんの最初で最後のもくむつになったCandy Cross。この日はマイクを置いているPAがいつものステージ下手ではなく、後方正面でちょうど沸きエリアの後ろになっていた。そこでステージに向かうアイドルは沸きエリアのヲタクたちの中を通る必要があり、Candy Crossが登場した頃にはヲタクもその演出に慣れ、両端に立って両手を伸ばしてアイドルが通る道にアーチを作っていた。エレクトロポップなOvertureが流れ、Candy Crossが沸きエリアを通り過ぎるそのとき、小鳥遊朱寿さんがそのアーチを作っているファンの指をハイタッチしながら通り過ぎて行った。うわ、おすずさん、さすが! とステージ前からぼくは度肝を抜かれた。そしてステージに立った二人を見て気づいた。実はぼくもこの花寺さんと小鳥遊さんのふたりのCandy Crossを見るのは初めてだった。熊本にいると、小鳥遊さんおひとりのステージを見る機会のほうが多いのだ。Candy Crossといえばお菓子のようなかわいい、ロリータチックなアイドル世界を演出しているイメージ。驚いたのは、もちろん小鳥遊さんはその空気全開なのだが、花寺さんもすごくかわいく仕上がっていたことだった。卒業が発表され、大きな声でも言いやすくなったがそれでも小声の話になるが、ぼくが知ってる花寺さんはCandy Cross加入前の前世のグループのときだった。その時のメンバーカラーはいまと同じ緑色だったけど、そのグループの最年長メンバーということもあり、割とお姉さん系のカッコいいキャラだった記憶がある。その花寺さんまでCandy Crossではふわふわかわいくなってしまう、このCandy Crossの世界観はすごいと感じた。
熊本からは熊本Flavor、Re:five、SunnyHoneyとぼくからするとおなじみのメンバーが出演してくれた。意外にももくむつライブ初出演だった熊本Flavor。一部では緊張気味で立ち位置を探すという、かつてのJunior Flavor Kumamoto時代をほうふつとさせるシーンもあったが、彼女たちのヴィジュアルの良さはどこへ行っても通用するわけで、佐賀の人にもいいインパクトを与えたのではないだろうか。
Re:fiveの見どころは、なんといってもひぜんりささんが「朝からカツカレー」でカツカレーをもって沸きエリア最前に現れたことと「ダンデライオン」でなぜかライオンを持って登場したところだった。MONECCO5時代からの絆を感じさせる素敵なシーンだった。
なにげに今年熊本で一番もくむつに出ているSunnyHoneyは、一部が紬ひなたさんが学校行事で休演していたものの、二部には駆けつけてくれた。二部に全員で出演するために他の演者さんと出番を入れ替えていたのもアットホームなもくむつらしくていいなと感じた。メンバーが増えてからのSunnyHoneyのステージは、それぞれのメンバーの見せ場が一曲のうちに一回か多くても二回しかなくなっている。ただ、だからこそそのチャンスに向けてそれぞれのメンバーは楽曲を支え、チャンスが来ればファンの視線を一身に集めるように見せつけるという緊張感のあるものになった気がする。しかも昨日は何度も来ているもくむつとはいえ遠征であるので、熊本で見るよりもさらにその緊張感が研ぎ澄まされているスリリングなステージが展開されていたように感じた。
2015年12月にワンマンライブで60人集めるのが目標で達成し、その後もくむつライブスタート時から毎週毎週、656広場のステージに立ち続けたもくむつの女王・園田有由美さんは一部から貫禄のあるステージを見せていた。「わたしあんまりステージにはいないんで」と言いながらステージを下りて、ファンの中で歌い続けていた。ピンスカ時代から定番のカバー曲でファンを暖め、もくむつをテーマにした「ひとひらのThursday」、園田さんご本人が作詞された曲も歌われ、一部ラストは「一番後ろの君に」、二部では「君に届け」と、衰え知ららずのアイドル界最強の歌唱力で往年の名曲を歌う姿はまさに女王だった。ぼくが園田さんを見るのは約一年ぶりぐらいだったが、それでも気づいてくれて腰に付けていた推しの東雲ういさんのタオルを「なんで他の女のタオルなの」と言いたげに引っ張ってくれた時に、思わずそうやっていじってくれる人だったんだなとその関係性を思い起こさせてうれしかった。まさに縁を大事にする園田さんだからこそ、いまだにそういうことを、ぼくみたいにたまにしか来ないヲタクにもやってくれるのだろうと感じた。
その園田さんの後を引き継ぎ、もくむつマスターになったひぜんりささんは、OAの前からステージに登場し、司会を務めていた。各グループのステージが終わるたびに、そのステージの感想を口にし、ずっとステージを見守っている。気持ちよくアイドルにもステージをしてほしい、ファンの人も楽しんでほしい、もくむつを素敵な場所であることを守りたい、ひぜんさんからはそんな気持ちを感じた。
圧巻だったのは二部で休演が出たために、急遽空いた時間をサガンプロで埋めたときである。まず、香月くんが出てきて一曲歌い、その後、園田さんと二人でステージに現れたひぜんさんは、熊本アイドルが三組出ていることで熊本のヲタクが通常より多いことと、来月13日に青い太陽さんプロデュースの主催ライブを熊本で開催することもあったのだろう。基本、天草やアニクラでしか歌わないようなアニメソングを二曲披露した。これには熊本のヲタクも大喜び。佐賀の人も久しぶりのものが見られて楽しめたと思う。フロアの空気を読んで、いま盛り上がるものをすぐやれる、この判断力はさすがだなと感じた。ステージは一部は出番がOAのあとでどちらかというとこれから盛り上げる現場を暖めることに徹されていた感じで、トリだった二部で大爆発していた。フロアのファン、ひとりひとりを覚えるように見つめて歌う姿は、これまで園田さんが大事にしていた縁をひぜんさんも大事にしていることが伝わり、かつてたくさんの伝説をピンキースカイが生んだもくむつをこれから支えていく重責に応えているなと感じた。

もくむつが始まる直前の2015年は、あのピンキースカイが必死に集客しても60人集めるのがやっとだった。
ただ、2016年1月にもくむつライブが始まり、毎週毎週地道に続けることで、もくむつライブはどんどん人気を集め、ピンキースカイは伝説を作っていった。
2016年12月には平日に100人の動員を記録している。その後、2017年4月に655人を動員するコンサートを開催するまでになった(余談だが公式に655人になっているのだが、なぜスタッフをひとりにチケット買わせて656人にしなかったのか気になっている)。
もくむつスペシャルも2017年11月には1000人動員という金字塔を打ち立てた。
これらの記録はもう破られないのか、それともひぜんさんが破るのか、それはわからない。
ただ、昨日のぼくが久しぶりにもくむつSPで感じたのは、もくむつライブを主催するサガンプロにとっては、そんな動員の人数や過去の栄光よりも、いまもくむつに足を運んでくれたという縁のある人をひとりでも笑顔にすることが一番大事なんだということなんだろうと思う。
ひぜんりささんのステージ中、もくむつ広場付近を部活帰りの高校生が自転車で通り過ぎたとき、ひぜんさんはマイク越しに「こんにちは」とあいさつしていた。そしてフロアに向かって「佐賀の高校生、いい子ばかりなんです」と紹介するように話していた。
そうやって人の縁を大事にする。
それこそがこのもくむつライブが数々の伝説を生んだ原動力なんだろうなとあらためて感じた一日だった。

 

 

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昨日は天草スタジオ5での柊わかば生誕祭2025に行ってきた。
東雲推しにとっての一番の見せ場は「なんてんまんてん」のオチサビで東雲ういさんが「わかばのことを笑顔にしたいよ♪」と歌ったことだろう。
去年の9月に天草スタジオ5で開催された東雲さんの生誕祭で、柊わかばさんはアンコール明けの「朝からカツカレー」で歌詞に「ういちゃん」と何度も入れて東雲さんのクライマックスを盛り上げてくれていた。
そのときのお礼とばかりに、柊さんの生誕祭では歌詞を変えてきた東雲さん。その東雲さんと柊さんの関係にぼくは感動した。
いつまでも「わかばさん」と東雲さんは柊さんを尊敬してほしいし、「しののめ」と柊さんは東雲さんを引っ張ってほしいと感じた。

また「St…you!」では、東雲さんだけでなく他のメンバーも「わかばだけ愛してます♪」と歌い、もちろんそのときもそれぞれのメンバーに尊敬されている柊わかばさんへの思いが伝わり良かった。
このいまでは定番になっている「This summer」や「St…you!」で生誕祭の主役のメンバーの名前を歌詞に入れるアドリブ。これを初めてライブでやったのは橘かえでさんだった。2022年の東雲生誕で「ういが好き―♪」とやってくれたのだ。
その瞬間、東雲さんはうれしそうな笑顔を爆発させていたけど、柊さんは驚いたように目を丸くし苦笑いを浮かべていた。
そして曲が終わると、こらえきれずに笑いながら橘さんに「いきなり打ち合わせにないことをしないで」とマイクを通して話しかけ、橘さんも「思いついたから」と頭をかき、フロアは大爆笑だった記憶がある。
だからこそ、2024年の東雲生誕で「ういちゃん」を歌詞に何度も入れてくれた柊さんには驚いたし、ひとりの東雲推しとして感謝の気持ちでいっぱいだった。そしてそのお返しを昨日、東雲さんがやってくれたから感動的だったのだ。

思いつきでもおもしろそうなことならなんでも果敢にやってしまう橘さんや、そのスタイルを踏襲している東雲さんと違い、柊さんはスポーツ経験者ということもあって、コツコツ努力をして納得できるようになってからステージで見せるという傾向の強い人である。
自分に厳しくストイックで、自信が持てたものしかステージに出さない人なので、去年の東雲生誕でのアドリブは、アドリブも自信がついているという成長を2022年の頃よりも自ら感じられているということなのだろう。
アイデアを優先してなんでもチャレンジする当時の橘さんや現在の東雲さんと同じグループに、こういうコツコツと納得ができるまで努力する人がいるということがこのグループの強みである。そして東雲さんはもちろん、当時の橘さんだって、そんな柊さんに一目置いていて、暴走したら止めてもらうことを期待していた。

そんな柊さんの生誕祭だった昨日は、だからこそ意外なほどコンサバティブにスタートした。
実はぼくは恥をかいているのだが、数日前にXで「MCの口火を切るのは誰だ?」とポストした。
Re:fiveは生誕祭では、通常のライブと違い、主役のMCを変えてくることが多い。いちばんわかりやすいのは自己紹介のときに、主役のメンバーが最後に自己紹介するという流れだ。そして、そのために一曲目が終わってからその自己紹介まで、主役のメンバーは口を開かないことが多いのだ。
通常は一曲目のあとの最初のMCで「ありがとうございます! みなさんこんにちは。わたしたち、熊本ご当地アイドルRe:fiveです」とグループを代表して口火を切るのは柊さんの役割だ。
だけど、柊さんの生誕祭なのだから、柊さんが最後に自己紹介するならばその役割は違うメンバーがやるんじゃないかとぼくは予想した。もしかしたらレアなサプライズがあるかもとぼくは期待をしていた。
結論から言うと、昨日の柊わかば生誕祭2025でそれをやったのは通常通り柊さんだった。
また、ここ数年のRe:fiveの生誕祭ではそれぞれのメンバーが主役のメンバーに合わせて髪型を統一することも多いのだが、それもなし。
まるで通常のライブと同じようにそれぞれのメンバーが、いつも通りの個性を発揮していた。
ただ、ぼくはそれを見て、自分の生誕祭でそうやることこそが、逆に柊さんらしいなと感じた。
レアさやサプライズの意外性で驚かせるのではなく、現時点での最高のRe:fiveで楽しませてやろう! という心意気なのだ。
さすがではないか!
バレーボール選手は一試合で多くても40本ぐらいしかサーブを打たない。でもその40本のサーブのために、毎日200本サーブを打つ練習をするものだ。
そのようにコツコツやって自信をつかみとったものを、ステージで見せたい。
柊さんはそうやってファンを楽しませるアイドルだから、このようなスタイルを選んだのだろう。これはさすがとぼくは感じた。

とはいえ、生誕祭であるから当然いつもよりもスペシャルな内容になっている。
Re:fiveの生誕祭は主役のメンバーがセットリストを決めることになっているが、一番わかりやすかったのはこのセットリストだ。この日は珍しく、ダンスがハードでメンバーも「きつい」とよく口にする二大曲、「Avalon」と「キセキノサキヘ」が二曲とも演じられた。Re:fiveとしては、2023年のファンが無茶ぶりするバレンタインリクエストライブでこの二曲を同じ日に演じることはあったのだが、そのときのバレンタインライブは完成度度外視でファンの要望に応えるというライブだったので、きちんとセットリストとして演じたのはRe:fiveとしては、昨日の柊生誕が初めてのことだったと思う。
いつも高い運動神経で俊敏なダンスを魅せてくれる柊さんがこの二曲で躍動していたのはもちろん、他のメンバーも負けじと輝いていた。
またこの二曲とも、柊さんが神がかるソロパートがあり、そこでいつも以上に柊さんが神がかり、いまのRe:fiveで出来る最高のシーンを見せてくれていると感じた。
ただ、その二曲でいつもの見事な柊さんがいつもの見せ場を改めて披露していてくれていたように、他の曲でも現在のそれぞれのメンバーの良さを堪能してもらうように考えられていたのか、生誕祭らしい歌割の変更はあまりなかった。
生誕の主役がオチサビを歌うのが半ば定番化している「朝からカツカレー」だけはいつもと違い柊さんがオチサビに入っていたけれど、それ以外ではいまの自信を持っているRe:fiveを見せつけるセットリストになっていた。
でもやっぱりそこが柊さんらしいなとぼくは感じた。

もっともサプライズ感があったのはゲストのステージでの柊さんとのコラボだ。
この日はいつもRe:fiveと対バンをやっているSunnyHoney、熊本Flavorに加え、メンバーにファンを抱え、柊さんもファンであることを公言している炭坑ガールズもイベントをリスケして出演してくれた。
まずは熊本Flavorが柊さんを祝いながらステージをやってくれたが、三曲目の「NO.1スター」をやる前に柊さんがステージに登場したのだ。
「いつもステージを見ていてやりたかった」とMCで語っていたが、熊本Flavorに交じってセンターで踊る柊わかばさん、間奏で「わかばの笑顔が宇宙で一番 You are NO.1」と叫ぶヲタク。最高のRe:fiveを見せたいという柊さんの気持ちもわかるが、やっぱりこの日しか見られないレアなことをやってくれるのはうれしかった。
次の炭坑ガールズでも「キラキラ☆エヴリデイ」、SunnyHoneyでも「夏恋バケーション」と一曲ずつ柊さんは、そのグループに交じって出演した。
どれもダンスをこなしていてさすがだなと感じたとともに、柊さんらしいなと思ったのはマイクを持って歌うことはしなかったことだ。ダンスは納得いく完成度まで持っていけたけど、他のグループの曲を歌うのは納得いっていなかったのだろう。その意識の高さこそが柊わかばさんが柊わかばたる所以だとぼくは感じた。
ファンも出演者もこの日は主役の柊さんを笑顔にしたいと願っている。
でも、柊さんは自分の生誕祭に関わってくれる人を笑顔にしたいと考えてくれている。
本当はいまの最高のRe:fiveを見てほしい。でもいつも通りならば生誕祭ならではの楽しみの度合いが薄くなる。そのため、いつもと違うことを、他のグループに協力してもらって、自分が努力をする。
3月5日にリプレイの日のXでのリプ返でぼくは柊さんに「生誕祭楽しみだよ」とポストしたら、「楽しませるよ」とリプしてくれた。
Re:fiveのファンにも、他のグループのファンも楽しませたい。
そのために、納得いくまでダンスを身につけた柊さんの躍動は、Re:fiveにいるときとは違う生誕祭ならではの姿を見せてくれた、来場者へのプレゼントだったようにぼくは感じた。

そして、もちろん楽しませるだけではなく、もっともっとRe:fiveをよくするための工夫もされていた。
今回は普段グループを引っ張っている柊さんが主役ということで、他のメンバーの気合も最高のRe:fiveを見せようと燃えていたようで、すごくよかった。
セレモニーで柊さん以上に号泣していたんじゃないかというほど感動していた空豆かれんさんは、その感情の爆発でもわかるように、いつも以上にステージで喜怒哀楽を表現していた。立見席の近くに来たときには、オレンジのサイリウムを振っているファンをあおっていたほどだ。そのうえ、感情を表現していても「君とRestart」でのマイクトラブルでは動揺することなく、ファンに伝えたい表現だけにその感情を出している姿もうまくなったなと感じた。
白鳥ひなさんはカバー曲でこれまで歌ったことない曲のソロバートでも堂々と歌っていたのがまさに成長を感じた。まだまだ正規メンバーになって半年弱。いつも歌っている曲ではいい意味での慣れが感じられるけど、初めてステージで歌う曲では戸惑いも感じられることも多いのが白鳥さんなのだが、そんな姿を一切見せなかった。これからの白鳥さんの飛躍の予感を感じた。
東雲ういさんは毎週のように配信していることで鍛えられていたMC力を、初めてステージで発揮していた。配信や物販交流会ではたくさん話せるけれど、それをステージに出すには大きな壁がある。その壁を乗り越えて、自由にMCをまわす姿に東雲さんの成長を感じられた。
お色直しなどもあり、それらの姿を柊さんがどこまで見られたかはわからないが、リハなどで自分が引っ張っていくグループのメンバーに手ごたえを柊さんは感じているからこその、この機会だったと思う。

9歳のときに吉川りおに憧れ、アイドルの世界に飛び込んだ柊わかばさん。
去年の18歳の生誕祭のときに「人生の半分がアイドルだね」と言っていたのが、今年は人生の半分以上がアイドルとして過ごされている。
そうやって長い期間アイドルを続けられてきたのは、派手さに振り回されることなく堅実に努力を重ね、納得できてからしかステージで表現しない意識の高さがあったからだろう。
そのため、地元である熊本のアイドルの中ではたくさんのアイドルから尊敬される存在になっている。
そんな柊さんをお祝いしたいアイドルが天草に集まり、ファンもスタジオ5に集まった。
自分には今でも厳しく「まだまだな部分も多い」と話す柊わかばさん、
それでもその「まだまだな部分」を納得いくまで鍛え上げ努力する力が柊さんにあることは、現在のRe:fiveが最高なことで証明されている。
柊さんが引っ張り続ける限り、これからもRe:fiveはもっともっと最高になっていくだろう。これからも素敵な世界をたくさん見せて欲しい。

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ほぼ一年前の2024年2月18日のLIKE! Re:fiveが登場するとフロワがざわついた。当時のRe:fiveのメンバーは、柊わかばさん、東雲ういさん、空豆かれんさんの三人。なのにステージに四人目のメンバーが現れたのだ。
研究生衣装の黒セーラーに身を包んだ小柄な少女。それがのちの白鳥ひなさんだった。
事前の告知などなく、いきなりの新メンバーの登場に誰もが驚いた。
しかもそれが、正統派アイドルの圧倒的なビジュアルを持っているポテンシャルの高い研究生だったから、重ねて驚いた。
そしてその圧倒的なビジュアルの研究生を誰もが好きになった。

2024年は熊本アイドルが活性化した年だった。しかし、年初はRe:fiveは大きく出遅れていた。
まだまだコロナ禍の空気が残り、天海や天草でのライブの動員は多くても20人程度、少ないときには10人ぐらいのときもあり、苦戦していた。
ただ、2024年1月に新しく誕生したPOTIONのお披露目ライブはRe:fiveも出演したとはいえ200人、Re:fiveが出演していないChemLilyのお披露目ライブでも50人と、お披露目ということもあるが、単純に熊本でRe:fiveよりも動員していた。更に3月には熊本のコアなヲタクの中では期待値の高いSunnyHoneyのお披露目も控えていた。
熊本のアイドルシーンが盛り上がるのは大歓迎である。でも、最後にはやっぱりRe:fiveしか、となってしまうぼくらにとっては、決して無邪気に喜べる状況ではなかった。
そこへ追い打ちをかけるようにRe:fiveは、1月に活動中止していた人気メンバーが2月頭に脱退と、ネガティブな話題が重なる。
すごくもりあがった2024年を体験したあとだから笑える話だが、当時はそれらの新興勢力と少ないパイを食い合い、Re:fiveはその流れに飲み込まれて消えてしまうかもしれないとぼくは密かに不安になっていた。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはすではないけど、世の中はいつも変っていくから変わらない者は哀しい思いをする。アフターコロナで新しい時代が来そうな熊本アイドルシーンで、Re:fiveが取り残されたらどうしようとぼくは考えていた。
そこに現れたのがひなさんだったのだ。
圧倒的ビジュアルの正統派アイドルのひなさんが加入することでRe:fiveには大きな変化が生み出された。
ひなさんはまさにRe:fiveを救うメシアだったのだ。

Re:fiveというグループは、ひなさんの入る前からメンバーのキャラが被らない、それぞれのメンバーの個性が生きているグループだったが、そのグループに圧倒的ビジュアルの正統派アイドルが入った。
しかもこれがメンバー同士が「仲が良い」といわれるRe:five的だなと感じることだけど、他のメンバーが本当に偉かったと思うのが、どのメンバーも圧倒的ビジュアルのひなさんのかわいさを認め、それを引き立てていたことだ。初めの頃はひなさんのXがなかったから、他のメンバーがXで広めたり、現場でもそのかわいさを前に押し出していた。そして、もちろんひなさんご本人も努力されていただろうが、他のメンバーがそれをうまく引き立てたことで、ひなさん、ひいてはRe:fiveのファンが増えていた。
実際に2024年に熊本のアイドルシーンが本格的に活性化したのは、ぼくは7月の「KUMAMOTO MUSIC FESTIVAL」がきっかけだったと感じているが、その頃にはひなさんは既に他の正規メンバーに負けないぐらいの注目を集めていた。
そして満を持しての8月の正規メンバー昇格で白鳥ひな誕生。
研究生時代には、曲によっては袖にハケていた白鳥さんも、全曲で見られるようになり、歌割も増え、ますます磨きがかかっていった。

昨日はそんな白鳥ひなさんの生誕祭に行ってきた。
白鳥ひなさんにとっては人生初めての生誕祭、Re:fiveにしても9月のういたんさい以来の久しぶりの生誕祭と期待は高まる。
一般チケットの倍以上の価格のするお祝いチケットがわずか5分で完売したこともあり、会場は足の踏み場もないほどのぎゅうぎゅう詰めで、この日の天海は一年前には考えられなかったほど人であふれていた。
天海の入口には「白鳥の会一同」という謎の会からのバルーンスタンドが飾られ、そのバルスタのボードをはじめ、エントランスのドアやロビー、ステージにもRe:fiveの生誕ではおなじみ、なぬきはなの先生の描かれた白鳥さんのイラストが各所に貼られ、生誕「祭」の気分を盛り上げていた。
入場時に白鳥ひなさんからのお礼としてお菓子が配られていた。そのお菓子の箱がめちゃくちゃおしゃれで凝っていて「さすがひなちゃん」と、入場の時点で見せつけられたそのセンスの高さにファンは舌を巻いていた。
生誕祭らしく開演前に、主役の白鳥ひなさんによる影アナが会場に流れる。
去年からアイドルが増えた割に熊本の箱の数が増えていないため、現在熊本のどのグループもワンマンライブが減っている。おそらく他の地域でもアイドルシーンが盛り上がっている所はその傾向だから、それはアイドルシーンが活発な証拠ということで悪いことではないのだけど、そのため進行やMCでマイクを通してメンバーが話す機会が減っているのは残念なことだとぼくは思っている。特に白鳥さんみたいに2024年以降に加入したメンバーはこうやってマイクを通して話す経験は少ないと思う。
ただだからこそ、ういたんさいでも感じたが、生誕祭でメンバーがマイクを通して話す機会が増えるのはいいことだと感じる。機会がないからこそ、こういうときにキャリアを重ねていくのはいいなと思った。
SEが流れ、ステージにメンバーが並ぶ。
衣装はブレザーネクタイ。主役は白鳥ひなちゃん。
だったはずなのだが、ぼくの目は柊わかばさんに釘付けになった。隣で白鳥ひなさんを応援に来たはずのおおまくんも、空豆かれんさんに目を奪われている。おいおい。

Re:fiveの生誕祭は、メンバーがセットリストや衣装、そして髪型まで決めることになっている。
白鳥さんがチョイスしたのは両結びにした髪を白いシュシュで束ねるクラゲヘア。白鳥さんはもちろん、かわいい系の東雲さんもこの髪形をされることはあるけれど、初めてその髪型を見せた柊さん、空豆さんが意外なほど似合っていて、その姿にぼくらは目を奪われていたのだ。
これまで白鳥さんを引き立て盛り上げていた柊さんや空豆さんの、普段はあまり出さないかわいい一面を引き立てるその髪型のチョイスに、ひなさんの他のメンバーへのこの一年の感謝が伝わるようだった。
白鳥さんが選ばれたセットリストの一曲目は「St…you」、二曲目が「This summer」の冬バージョン「This winter」。
二曲ともサビでメンバーが白鳥さんを囲み、フロアのファンも「ひなちゃんだけ愛しています! オレモ―」や「ひながすきー」と叫んでいた。メンバーやファンの白鳥さんへの感謝や祝福のムードであふれていて、スタートから本当に幸せな空気をメンバーが盛り上げていて、本当によかった。
そんな中、息を呑んだのは「This winter」でのオチサビである。記憶が間違っていたら申し訳ないが、フロアが静まり観客の目をひとりで集めひとりで歌いきるオチサビを、白鳥さんが歌うのはこのときが初めてだったと思う。この日はふたりで歌うオチサビもほとんど白鳥さんがこなしていたけれど、やはり圧倒的ビジュアルのアイドルがひとりでオチサビでファンと対峙する姿は、カリスマ性のようなものを感じるほど神々しかった。
また初の生誕祭で更にファンを喜ばせようとしてくれたのか、「This winter」のときにはたくさんの白鳥さんお手製のシュシュが客席に配られた。よく見るとそのシュシュはRe:fiveがマイクにもつけていた。メンバーの個性を前向きに出してくれるRe:fiveにいてくれると、こういうアイデアもすぐに具現化できる。そんなグループに白鳥さんが入ってくれてよかったとぼくは思った。
「ラクガキアクセル」「霖雨のファンタジア」そして「キミを待ってる」と懐かしい曲が並び、「君とRestart」で締めるセットリストは存分に楽しませてくれた。
ライブの持ち時間が終わると、企画の時間に進む。
今回は企画は、白鳥さんと他のメンバーひとりでデュエットするという企画だった。
主役の白鳥さんが進行を行い、ひとりずつメンバーを呼んでそのメンバーと歌う。
まず初めに出てきたのが柊わかばさん。普段は絶対しないと本人が言われていた、かわいいクラゲヘアに、生誕Tシャツに身を包んだ柊さんが、白鳥さんとかわいい曲を歌う。ひなさんがかわいいのはもちろんにしても、柊さんのかわいさも存分に堪能できた。
次は東雲ういさん。双子の姉妹かもと言われるほどセンスが共通している二人が並べば、ステージはかわいい世界が充満する。柊さんとやった曲も東雲さんとやった曲も、白鳥さんがお好きなものにちなんだ曲だったらしい。そんな白鳥さんの世界で、主役の白鳥さんが光るのはもちろんだけど、相乗効果で柊さんや東雲さんの新たな魅力も引き出していてすごくよかった。
そして最後はRe:fiveの歌姫・空豆かれんさん。
柊さんと東雲さんが白鳥さんの世界で躍動していたから、その展開になるかと誰もが思っていたその時、熊本のヲタクにはおなじみの有名なアイドル曲のイントロが流れた。それは白鳥さんの空豆さんのステージパフォーマンスへのリスペクトの表れだとぼくは感じた。本格的な激しいアイドル曲をふたりで踊りきったのはすごかった。安定した歌唱力の空豆さんに負けじと張り切る白鳥さんの歌声が響き、振りコピするファンでぎゅうぎゅう詰めのフロアが揺れる。圧巻の光景だった。
興奮冷めやらないステージをクールダウンさせるように、ドレスへのお色直しのために白鳥さんが中座し、ステージでは他のメンバーが白鳥さんのことを語る生誕ならではの時間になる。
「この話は言いたくなかった」と言いながらも話して爆笑させてくれた柊さんに、Re:fiveの熊本ならではの一面を感じ、やっぱりいいなと盛り上がった。
それから白鳥さんの作成した動画が会場に流された。
入場者に配られたお菓子、ステージ中に配られたシュシュと、この日たくさんのアイデアを具現化してくれた白鳥さん。そのアイデアの最後のサプライズとばっかりに、お披露目のときの映像や小さな時からの誕生日の映像、そしてメンバー昇格してから今日までの活動、それを自分で製作した動画でファンに紹介してくれる動画だった。それはもっともっと白鳥ひなを知って欲しいという白鳥さんの気持ちが伝わるもので、もっともっと白鳥ひなさんがたくさんの人に愛されるアイドルになるだろうなと感じた。
アンコールの掛け声とともにオフホワイトのドレスに身を包んだ白鳥さんが登場。
会場はサイリウムで真っ白になる。
星の数ほどいるアイドルの中でRe:fiveを選んだ奇跡。
ぼくはそのことを本当にうれしく思っているが、白鳥さんもRe:fiveに入れたことをうれしく思っているのがつたわって、思わずじんとなった。
それから生誕委員やゲストからのプレゼントがあり、最後は盛り上げる定番曲「朝からカツカレー」。
時折、目を潤ませる場面もあったものの、ファンには最高の笑顔を見せてくれた白鳥さん。一緒に努力してきた、また努力してきた白鳥さんを見ていたために感極まって泣いてるメンバーもいたけれど、楽しくもかわいくも感動的で笑いもありとあらゆる喜怒哀楽が詰め込まれた素敵な時間だった。
やっぱりRe:fiveの生誕祭は楽しい!

進化の2024年。熊本にはたくさんのアイドルが生まれた。
そんな中、Re:fiveにも白鳥ひなという新しいアイドルが生まれた。
他のメンバーが白鳥ひなの良さを引き出すことで、Re:fiveのファンは増えてきている。
百戦錬磨の美人最年長・柊わかば、アイデアクイーンの自称リーダー・東雲うい、ステージの女神・空豆かれんと、それぞれのメンバーが自分の強みをのびのびと発揮するRe:fiveで、圧倒的ビジュアルの正統派アイドルのキャラクターで加入した白鳥ひな。
その白鳥さんが、この三人の個性的なメンバーと活動できることをうれしいと言ってくれることが、四人のRe:fiveのファンとしてぼくは本当にうれしく感じた。

 

 

 


 

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米国トランプ大統領が「性別は男と女しかない」と発言して物議を醸していたが、いわゆる生殖能力以外でも男性と女性は違う生き物だと思うことが世の中には多々ある。科学的にも脳の構造が男性と女性は違うことが証明されているから、ある意味それは当たり前のことなのだろう。
ぼくが生活をしていて男性と女性の違いで感じるのは、男性は「自虐」が好きで、女性は「自己肯定」が好きということである。
80年代にカルビーのかっぱえびせんのCMで「賢い母さんのかっぱえびせん」というコピーがあった。これこそ男性には理解できない女性の自己肯定感をくすぐる名コピーだと思う。たとえば、男女平等だからと同じ感じで「賢い父さんのかっぱえびせん」と出したら、売上は間違いなく落ちるだろう。自虐的な男性にとって「賢い父さん」というコピーはこっぱずかしくて、レジに持っていくのもためらうものだ。だけど自己肯定の女性は「わたしって賢い母さんなの、ふふふっ」と、かっぱえびせんを買うだけで賢いと思えるなら安いものだと買うわけである。これは男であるぼくには理解できない心理だが、実際に売れたのだからそういうものなんだろう。
たとえばと話はどんどん横道にそれるが、いわゆる殺人事件が起こるサスペンスドラマは有能な女性が主人公であることが多い。科捜研の女だったり葬儀会社の女社長だったり女弁護士だったり法医学の有能医師だったり名探偵キャサリンだったりと、とにかく有能な女性が事件を解決する。そんな有能な女性の活躍を女性が見てシンパシーを感じるため、このようなドラマは支持されているように思う。
しかしこの有能な主人公が男性では成り立たないと思う。男が、有能な科捜研だったり社長だったり弁護士だったり医者だったり探偵だったりするドラマがあっても、男性は嫉妬こそすれシンパシーを感じることはなく、つまらないものになりそうな気がする。そこで男性の場合は刑事でもはぐれていたり、さすらっていたりとちょっと自虐的な要素を加えているのだ。
ドラマの主人公で一番典型的なのは「孤高の天才外科医 ドクターX」の大門未知子と「孤独のグルメ」の井之頭五郎であろう。どんな無理難題のオペでも神がかり的な技術で成功させる大門未知子は女性の自己肯定の典型であり、人生の重たくなることから逃げて気楽に生きている冴えないおじさんが「腹が減った」とつぶやくのが見せ場の井之頭五郎は男性の自虐の典型だと感じる。逆に言えば天才外科医を男性が演じ、腹が減ったを女性が演じても、このふたつのドラマはここまでのヒットはしなかったとぼくは思う。

そしてこの「自己肯定」と「自虐」の男女の感性の違いは、そもそも脳の構造が違うのだから埋まらないものだ。
とはいえ、いつの時代も流行は若い女性が作っていく。
日本ではTikTokに若い女性が飛びつき、そのTikTokを見ると「可愛くてごめん」「かわいいだけじゃだめですか」「わたしの一番かわいいところに気付いてる」と自己肯定ソングであふれている。
それを見て若い女性同士が「○○ちゃんかわいい」「△△ちゃんもかわいい」とお互いを肯定しあうコミュニケーションが成り立つのも頷ける。
ただ、女性アイドルのファン層は大多数が男性である。
男性は「自虐」の脳みそである。
だから「自虐」が好きな男性は、アイドルにもそれを求めることがある。
どうしてもファンの男女率が圧倒的に男性が多いから、その価値観でそうなってしまうのだ。
ただ、Re:fiveはそういう男性のニーズにもうまく応えてくれるグループという印象を好意的にぼくは持っている。
ファンに対するスタイルとしても「わたしたちかわいいでしょ!」とファンに自己肯定を押し付けるのではなく、「わたしたちかわいいですか?」と問いかけるようなスタイルのグループなのである。
そのため、もちろん根底にはステージで激しいダンスを踊るのが一番の魅力なのだが、MCや、最近ではあまりやらないけど企画などで、イベント中は笑いが起こる場面が多々あるのもこのグループの良さなのだ。
典型的なのは東雲ういさんのダジャレで、最近では「このあめがあめー」だったっけ? あのぜんぜんおもしろくないやつ。まあ、そうやっていつもファンの琴線に触れるようなこともやってくれるのがRe:fiveなのだ。
そしていつもの会場でいつも見ているファンにとっては、それこそが、今日しか見られない特別なものになり、一番の思い出になったりしている。
「ギャップ萌え」なんて言葉もあったけど、キラキラしているからこそファンにとっては最高の体験になるのだ。
ただし、これはいつも見ているから成り立つ面もある。
根本にはそれ以上に、キラキラしたステージを見せてくれるから、ファンはアイドルに会いに行くという大前提があるのである。
だけど、Re:fiveの定期的な熊本でのライブではファンはそのようなキラキラしてるRe:fiveだけでなく、自虐が好きな男性もくすりと笑わせてくれるようなRe:fiveにも期待しているし、Re:fiveもそれに応えてくれるから、ぼくらは飽きることなく熊本に集まるのである。

で、ようやくここからが本題なのだが、2月2日、そんなぼくらはベイサイドプレイス博多埠頭にあるベイサイドホールに集まっていた。
約3年ぶりのRe:fiveの福岡遠征だったのだ。
いつもはキラキラしながらも、時々くすっと笑わせてくれるRe:fiveを期待しているぼくらだが、この日は違った。
とにかく今日のRe:fiveにはキラキラしてほしい。
キラキラした姿を、Re:fiveを頻繁に見ない人、知らない人にも見せてほしい。
福岡でキラキラ輝いてほしい。
と思っていた。
正直なこと言うと、メンバーさんはどのステージに関してもそのように考えていると思う。
でも脳の仕組みが違うから、いつも見ている男性ファンは違うことも期待している。特にいつも見ている場所なら、いつもと違うライブにしてほしくて期待してしまうのだ。
だけど、この日は違う。言ってしまえば場所が違うだけで、生誕祭のような特別感がいつも見ているファンの気持ちには溢れていたのだ。
場所もステージもいつもと違うのだからこそ、グループが一番大事にしているキラキラした姿を存分に見せてほしいとぼくらは、珍しく素直に願っていた。
Re:fiveは、二部のトップバッターだった。
一部の物販までが終わり、一度客出しをして再入場が終わったばかりで、フロアの空気はまだ落ち着いていなかった。
そこに聴きなれたRe:fiveのSEが流れる。
正装とばかりに、いまのアー写に使われているネイビーのセーラー風衣装に身を包んだメンバーが、ひとりずつ出てきてステージに並ぶ。印象的だったのが柊わかばさんの表情だった。マッチポイントのサーブを打つバレーボール選手のような、力強い表情を浮かべていた。他のメンバーも引き締まった顔でステージに立っていた。
その表情を見ただけで、ぼくは鳥肌が立った。熊本のリラックスしている表情はそれはそれでいいとは思うけど、そのいつもの熊本の表情とは違い、それぞれのメンバーの顔が引き締まっていたのは迫力があった。
久しぶりの福岡、爪痕を残したい。
その気持ちが伝わるような鬼気迫る表情だった。
いつも熊本でライブを見ている周りにいたRe:fiveのファンたちは、いつもと違うその表情に完全に飲まれた。いつもは動画をYouTubeに上げてくださり、この日も動画を取るつもりで動画OKの返事を運営さんからもらっていたぐんけんさんも、このメンバーの気迫に圧倒され、カメラを置いてペンライトで闘うことを選ばれた。
だからおそらくこの日のライブの動画はなく、それはRe:fiveのせいだ! けしからん! と自虐が好きなぼくはそんな冗談も今なら言いたくなるが、あの場にいたらそんなこと言える空気ではなかった。メンバーは「最高のステージを見せたい」と目を輝かせていて、ぼくらはその勢いに圧倒されていた。
一曲目は「君とRESTART」。速いBPMに合わせての激しいダンスはそれだけで、全力でキラキラ輝くRe:fiveらしさが表れていた。それぞれのメンバーが歌うときには、いつものファンがメンバーの名前をコールし、イントロや間奏ではそのいつものファンだけではなく、普段Re:fiveを見ない方のミックスの声も聞こえと、一曲目からフロアは最高の盛り上がりを見せた。
それに手ごたえを感じたのか嬉しそうにフロアを見渡した柊わかばさんが口にした2曲目は定番の「なんてんまんてん」。メンバーひとりひとりが、この日のRe:fiveを最高にするためにキラキラしていた。それでもサビのラストで、東雲ういさんが剣道部出身の橘かえでさん直伝の剣道の振りをひとりだけやるなど、いつもの良さもいいスパイスで効かせている。白いベレー帽の白鳥ひなさんはライブ終了後の物販交流会で列ができるほどの存在感を発揮していたし、いつものファンたちが落ちサビで「おれのかれん」と叫んでいた空豆かれんさんは、安定の歌唱力と手足の長いダンスでRe:fiveを支えていた。
シンプルなMCを挟んでの3曲目はキラーチェーンの「キセキノサキヘ」。Re:fiveにとっては、まるでディープパープルの「Child in Time」のようにメンバーの力と力がぶつかりあう圧倒的なパフォーマンスのこの曲は、それぞれのメンバーのこのステージへの想いと、珍しくかみあったいつものファンの気持ちも加わって、フロアを圧倒していた。
そしてあっという間に最後の曲。最後の曲はMONECCO5時代から福岡遠征では欠かせない「朝からカツカレー」。おそらく「キセキノサキヘ」でメンバーは満足感を得られていたのだろう。それまでアスリートのようにストイックにパフォーマンスを見せていたメンバーの表情は一転し、イントロからはちきれんばかりの笑顔が浮かんでいた。楽しさを全面的に強調するステージに変わった。フロアもそのメンバーの楽しくしようという空気に伝染され、楽しい、幸せな空気が広がる。いつもRe:fiveを見ているぼくらは当然としても、それ以外の普段あまりRe:fiveの現場ではお見かけしない方々も笑顔を浮かべ、手を合わせ楽しんでくださってた。
もちろん、Re:fiveは熊本でもいつもキラキラして、メンバーは精一杯に気持ちを込めてステージをしている。
ただ、熊本ではそれを見慣れているため、ファンはそれ以上の、ライブだからこそのその日だけのプラスアルファを求めてしまう空気がフロアにあり、またRe:fiveもいい子だからそれに応えている。それは素晴らしいことだし、だからこそぼくらは飽きずに熊本に足を運んでしまう。
だが、この遠征のようにファンもメンバーにキラキラしてほしいと願ったとき、それはRe:fiveにとってはいつも通りだとしても、ぼくらにはいつも以上にキラキラしているように見えるのがRe:fiveなんだとぼくは感じだ。それは遠征だったからこそ、改めて感じられたんだと思う。
いつも楽しいRe:fiveのライブだが、昨日は久しぶりに「この子らすごい」と思わせてくれるライブだった。たぶん本当はいつもすごいんだと思うが。
たまにはそんなRe:fiveを感じさせてもらうために、普段とは違う特別な場所のライブに出演してほしいと感じた。
さて今週日曜日のRe:fiveは熊本だが、白鳥ひなさんの生誕祭という特別なライブである。
この日も特別なライブで、ファンの多くは「ひなちゃんにキラキラしてほしい」と願って足を運ぶと思う。
だからこそ、すごいRe:fiveが今週も見られるのではないかと今から楽しみだ。