首肩の凝りと脳脊髄液 | 自己治癒力向上大作戦

自己治癒力向上大作戦

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肩凝りって
いつ始まるんでしょう

日本じゃ「肩」が凝る
と言いますが
英語だと同じ状態を
stiff neck(首の強ばり)といいます

「肩こってるねー」
「そこ、首なんだけど」
日本人と英語圏の人だと
そんなやり取りになります

その辺が凝るのは
万国共通



わたしの知る限り
幼稚園児が
乱暴な運転の車から降りて
「あー肩こった」
と言ったのを見たのが
最年少



小型犬も
いつも上ばっかり見上げるので
耳の後ろから背中にかけて
パキパキになってる子は多いです

犬だって凝る



先日も書きましたが
首回りがこわばると
頭痛も起きやすい



この頭痛に発展したり
カラダのこの部位が普段と違う
ということを
言語化できてはじめて
「肩凝り」になるのであって
それいぜんから実は
起きてるんじゃないかと
わたしは思っています



というのも
例えば、正座のあとで
脚が痺れた状態を
「脚が痺れた」という語彙を持たない
幼い子供は
いろんな風に表現します


ボクのあしがボクのあしじゃない
あしがデンキでビリビリ
ありんこいっぱい(T-T)

いろんなパターンあって
微笑ましい限りですが
言わんとすることは
よーく伝わります


脚が痺れる感覚は
かなり強烈なので
さまざまな表現となって
周囲にも伝えられますが
肩凝りはさほど強烈に
急激に起きるものでもないので
なかなか言葉になりません


でも、触れてみると
生後数日の赤ちゃんも凝ってたりします

首が据わってからは
程度の差こそあれ
みーんな凝ってます


何故なら凝る構造をしているから


重い頭を持ち上げておくために
骨格と筋肉がありますが
背骨のてっぺんで頭蓋骨を支えているのは
たった2か所
(後頭骨と第一頚椎の関節部)

そして他の動物たちと比べると
ニンゲンの首は極端に細いです

筋肉もそれほどない
ということ

なんとも頼りない構造で
重い頭を支えているのです



この重力の世界に
産まれ落ちてからずっと!



胎児はお腹の中で
大抵の場合、頭を下にしています

これは産道を通るときに
頭から先に進んだ方が都合いいから


そして、お腹の中にいるときも
その方がいごこち
成長にも都合いいからです


ちょっと首を傾げた状態で
背中を丸めて
頭を下にして過ごしているのです


羊水の中ですから
外界ほどではありませんが
多少は重力も感じているでしょう


なので
産まれて間もない赤ちゃんは
そーっと逆さまにしても
びっくりしません


気持ち良さそうに伸びをしたり
カラダを反らせたり丸めたりします


クラニオの
赤ちゃんのケアでは
よく行う手技のひとつが
「逆さ釣り」


首にかかる負荷を
一時的に解放したり
寝癖的についた
胎児期の姿勢や、産道での歪みを
解放することもできるのです


ちっちゃな子どもにもします


(この文章を読んだだけで
真似はしないでください
ホールドする位置や
下ろし方などお約束があります)


どうして大きくなったらしないかというと
重くてできないからです


代わりに、後頭顆という
後頭骨と第一頚椎の関節を開放する手技があります


人にぶら下げてもらうことは無理でも
鉄棒に脚をかけてぶら下がったり
逆立ちして首にかかる負荷を
開放することは可能です



逆さまになると
血液だけでなく
脳脊髄液も一時的に
重力の力を借りて
頭に集中し
脳への血液と脳脊髄液の圧力が
グッと高まる現象が起きるのです


で、戻ると当然
血液も脳脊髄液も
重力で下へ下がります


硬膜の歪みや
血液、脳脊髄液の滞りも
シューっと解消


頭を支え続けていた「首」にとっては
『持ち上げておく』
というミッションから
一時的にではありますが
解放されて逆に引っ張られるわけですから
戻ったときは
自然なリラックスが可能になるのです



というように


頭痛に逆立ち

泣いた後の急なときにはいいですが
公園や学校の運動場の隅っこに
適当な高さの鉄棒を見つけたら
脚をかけてぶら下がってみてください


改修中のたまゆら堂には
ブランコと鉄棒も作ります!


クラニオをベースにした
セラピスト向けまくのうちセラピーセミナー」@東京
来てねカナヘイピスケ


ひろの拝