このところ話題になってるこちらのお薬（張り薬）
光過敏症という副作用で話題になっています
貼ったところに日光が当たると
炎症を起こすようです
ダントツで副作用がおおいのがこれだとか…
少なくとも数日は日光を避けると注意書きにもあるようですが
なかには1年たってから現れる人や
貼ったところとちがう部位で光過敏症の症状が現れるケースもあるようです
貼るお薬って
飲むお薬とちがって
カラダに負担がないような気がしますが
実はそうでもありません
飲んだお薬は
消化管粘膜から吸収されて
まず肝臓に行きます
腸などの消化器系と肝臓、血液の関係は
空港、検疫、流通システムの関係に似ています
腸粘膜で受け取ったものはとりあえず肝臓に行き
検疫で行われるような荷物の検査が行われます
有害なものは解毒して胆汁に乗せて排出
必要なものを血液という流通システムに乗せて全身へ運ぶ
肝臓さんは
カラダに害をなす恐れのあるものは
全身に回らないように
検査と焼却処分もしてくれているのです
だから
飲んだお薬は全部が作用しているのではなくて
肝臓が解毒しきれなかった分
だったり
こんくらいならいいか
と血流に乗せた分が作用してるんですね
たまに
「少しのお薬でもよく効くのよ」
と嬉しそうにおっしゃる方がありますが
そんな方の場合
肝臓の機能に注目して話を聞くことにしています
実は喜んでる場合じゃないことあるので…
では、
貼るお薬や塗るお薬はどうかというと
皮膚の毛細血管から取り込まれた成分は
そのままダイレクトに作用します
(直腸粘膜や口腔粘膜の毛細血管も肝臓にはいかないので
全身にいきなり拡散します
坐薬の痛み止めや
狭心症のときの舌下ニトロが速やかに効くのは
この仕組みによるものなのね
あと、ホクナリンテープとかもそう
痛いところの近くに貼れば
まずそこで作用するのですが
そこで使い切らなかったぶんは
全身に回ります
もちろん一部は肝臓にも
そしてすべての血液は日になんども肝臓を通ります
ですが、
水に溶けにくい成分だったり
代謝されにくい成分だったりするものは
通り道の細胞にくっついてずっと残る
なんてこともあるわけです
これが
張り薬や塗り薬の厄介なところ
経皮毒なんざさ存在しない
自然派の頭がおかしい人たちの妄想である
なんていう人もいますが
物質が経皮吸収されないのだとしたら
こういうお薬がどうやって効いてるのか
科学的、かつ合理的に説明してくださいよ、っつー話です
それにしても
モーラステープの「光過敏症」という副作用
症状自体の辛さもですが
不便であることも気の毒です
ちいさな子どもがいる方だったりなんかすると
外遊びのたびに
神経質にならざるを得ない
自分のケアを怠れば
のちにそのツケを支払うことになる
そして、医療機関では
「治らない」
って言われちゃうの！？
一生、お日様から逃げ回らなきゃならないんですか？
いやいや、それはないでしょう
カラダは常に新陳代謝しておるわけです
心筋や脳の神経細胞のように
細胞レベルでの代謝スピードがゆっくりであっても
分子や原子レベルで見てみたら
常にあたらしい分子、原子と入れ替わっているので
居座ってしまった有害物質だって
なんらかのきっかけで排出されたりするはずです
重金属
合成のステロイド剤
抗がん剤
抗生剤
なんかは脂っこい組織に居座りやすいものたちですが
どれも、水には溶けにくいものたちなのです
でもってモーラステープの添付文書の
性状ってところを見ると「水にはほとんど溶けない」と
これ
脂っこいところに残りやすい薬剤の特徴のひとつです
血流にのったものは
排出されても
貼ったその場（の皮下脂肪）にとどまったものや
離れた場所の皮下脂肪にとどまったものが
のちのち悪さをしているんでしょうね
で、
こういう水に溶けにくい
居座りやすい物質は
排出されにくいですが
「排出されない」わけではありません
だって
重金属の害と思われる症状も
長引くステロイドの副作用と思われる症状も
長引く抗がん剤の副作用も
抗生剤の副作用も
りっぱにご卒業いただいております
カラダって
カラダに備わっている自己治癒力ってすごいな
それを目覚めさせるホメオパシーってすごいな
そう思います
困ってる方おられたら
相談にきてくださいね
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