この春はお別れ会への出席が続いた寂しい春でした

4月中旬には高橋昌也さん、5月はじめは宇津井健さん、昨日は蟹江敬三さん

どの方もそれぞれの魅力は違いますが、誠実なジェントルマンで
沢山の仲間やファンの方に愛された方々であったことは
同じように思います。

お別れ会に出ると日頃の仕事場での顔とは違った側面も知り
改めて尊敬の想いが高まったり、もっとお教えいただきたかったと思うことが
多々あります

昨日の蟹江さんの会では同じ道を歩まれているご子息への蟹江さん流の激励が
ご子息から披露されました
生前、共演がなかったとの話でしたが、これも蟹江さん流の激励の一つだったのでしょう

現場ではいつも笑顔、無駄話などに参加せず、楽屋から聞こえてくるのは台詞の練習、あとは
新聞の音読でした。新聞の音読に関しては、テレビ東京の会長様が弔辞で、毎日、日経新聞を
二時間半かけて角から角まで音読することを日課としてなさっていた話が披露されました

独特の声色、声の魅力、深い見識、台詞まわし、そうしたことに裏打ちされている
毎日の積み重ねの大切さを改めて重く受け止めました

僕は、笛の練習だけは30年近く続いています
これだけは、毎日吹きたいと思う
つい吹いてしまう

より皆さんに愛される音色になる折があるかもしれません