扶安伝統甕器オンギ工場で天然木灰のオンギを購入 | 全羅北道・全州と忠清南道・扶餘プヨでどきどき|ありりんの人生の旅はゆったりと

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韓国全羅北道道知事賞受賞、全羅北道国際交流諮問官

一行に笑われました。10リットルの甕器=オンギを買って帰る、と言ったら。。。そんなに大きいもの持って帰れないよ、と。座席エコノミーだし、足元に置ける大きさじゃない、と。


でも、ある日突然オンギが欲しくなっちゃったんです!どのように使うのかも決まっていないのに。オンギを買うならもちろん扶安!
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今回運良く急遽扶安に行くことになったので、以前一度泊めていただいたことのあるオンギ工場に行ってきました。


もって帰れるかどうかわからないけど、取りあえずお土産お渡ししてご挨拶するだけでもいいか、と。こちらは私のプヨのドンセンの奥様のご実家。前回工場見学をしたときの様子はこちらの記事で。
→韓国でオトナの工場見学 全羅北道扶安郡 天然の材料で作ったオンギには家族の温かい心が詰まってる


持って帰ってきましたよー!もちろん手持ち。日本からプチプチの緩衝材も持って。右の大きいものは25センチx30センチ。特別に工場卸値で譲っていただきました。形も大きさもとっても気に入っています。



左の小さいものはお父さん(ドンセンの奥様のお父さん)からのプレゼントですー!お父さん、ありがとうございました。


お父さんが仰るには、このオンギにキムチを入れて冷蔵庫保存をすると白菜の歯応えがしっかり残った美味しいキムチに仕上がるそうです。それはオンギが呼吸をしているから。


オンギは一見とても固そうに見えますが、実は結構脆いです。割れた断面を見るとわかりますが、粒子の荒い砂が混じり空気の穴がたくさん開いています。この空気穴のお陰で食品の長期保存や熟成発酵に適しているのだそうです。
その辺りのことはこちらの記事を参考にさせていただきました。
→土水火、風が作り出す呼吸する器「甕器オンギ」


お父さんのオンギは天然の草木灰と口に入れても大丈夫なほど安全な土を使っているので食品の長期保存にぴったり。


残念ながら我が家の冷蔵庫は小さいのでオンギを入れるのは難しそうですが、 自家製のコチュジャンをいれようかしらー?ニンニクの熟成に使ってみようかしらー?などと目論んでいます。


この日扶安は快晴。お父さんもお母さんもお元気でした!お父さんは近い将来、無形文化財に登録されるかも知れないんですって!無形文化財、人間国宝ですよ!お父さんのこれまでの年月が報われる日が来ることを願っています。
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皆さんも全羅北道の扶安郡にいらっしゃる機会があったら、是非お父さんのオンギを購入してみてください。

こちらではオンギの購入の他、陶芸体験もできるそうです。詳しくは直接お尋ねくださいね。

扶安伝統甕器オンギ 부안 전통 온기
全羅北道扶安郡保安面農工団地ギル
전북 부안군 보안면 농공단지길 29
070-4404-9272

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