交通危険箇所の改善について(塚田一本の電柱) | 田崎あきひさオフィシャルブログ「出かけたさきでちゃりんこブログ」Powered by Ameba

交通危険箇所の改善について(塚田一本の電柱)

2016年6月議会が終わりました。
塚田の交通危険箇所(一本の電柱)の改善については、
市民のみなさんや各役所担当部のみなさん、中部電力さん、名古屋市議愛知県議知事等々多くの人が気にしていただいたことにより移設へ向けた動きとなりました。おめでとうございます。


担当部のみなさんがよく頑張っていただいた(そして多くの人が関わってくださった)ことによる進捗具合がわかります。
私の議会でのQ&Aに関するところだけ時系列で会議録検索してみました…


2015年6月議会
Q田崎あきひさ
・2014年度、市へ働きかけを行いまして
①長久手市(土木課・安心安全課)
②尾張建設事務所(維持管理課)
③名古屋市(名東土木事務所)
④愛知署
⑤名東署による協議の場をセッティングし、現場の検討などはしていただいておりますが、「歩行者に注意」の看板設置だけでない対処を求める声が多く届けられている現状であり、ベビーカーや車椅子、高齢者等々が円滑に通過できるための、円滑に移動できるための環境改善をしていただきたく市長の見解を求める。


A建設部長 
・上記5者が立ち会って協議した結果、電柱の移設が困難だった。
・現状での最善策として電柱付近のゼブラゾーンを拡幅することとした。
・現地では注意看板設置のほか、昨年11月にセンターラインの一部抹消と電柱横の路肩拡幅のため外側線の引き直し工事が愛知県と名古屋市により施行された。
・現状ではベビーカーや車いすが円滑に通過できるほどの対策は難しいと思われるが、引き続き愛知県や名古屋市、関係機関に対して環境の改善を働き掛けていきたい。

Q田崎あきひさ
・ここは大変危ない。いずれ事故が起きる可能性があると思い今回議場で取り上げた。
・私の調査では移設に関しては(電力会社は)やぶさかではないということ。移設が困難だったとされている見解はどういうところにあるのか。
A建設部長
・(道路管理者の話によると)ここは地下鉄の車庫と電柱が一体的になっているということで、簡単に移設することができないと過去からも何度も聞いている。
・その結果が今回工事させていただいた工事内容にとどまった。
・単に電柱がほかの場所にある電柱と同じように道路に電柱が建っているだけという形であれば、移設というのももう少し安易にできるかと考えていたが、調査すると地下鉄車庫の構造体の一部と一緒になっているということで、容易に移設できないということで現在に至っているという理解をしてございます。

Q田崎あきひさ
・電柱移設は可能ではないか。何がクリアできれば当該危険個所が状況改善につながると考えるか。
A建設部長
・やはり電柱を移設することが一番効果があること。議員が確認されたら移設もできるようなお話もございましたので、その辺の認識の仕方が若干違いがあるところがございます。
・したがって再度愛知県にも要望し、県の方からも正式に電力会社へ移転についての手続きを取るなりきちっとした結論を出していきたい。
A市長 
・あの電柱は約50年ぐらいずっと建っている。気づかなかったことを指摘いただいた。
・あの電柱は安全の観点から問題があるので、私のほうからも関係機関へ話していきたい。


~2015年8月 市長再選~

2015年第12月議会
Q田崎あきひさ
市長から2015年年6月議会答弁で「関係機関へ話していきたい」と危険個所の認識をしていただき、課題解消に向け答弁をしていただいた。そこで2点伺う。
 (1)市長としてこの間、何を実行していただいたか。
 (2)市長としてされた御発言に、多くの住民から好意的な反響がある。平成28年はどのように当該地域課題解消の実現のために取り組み行動していくか。

A建設部長
・2015年6月議会での市長の答弁を受け、道路管理者に対し占用者との協議状況について確認を行った。
・同時に、電力柱の占用者である中部電力に対し、本件課題に対する対応の状況等を確認した。
・また、隣接の道路管理者である名古屋市に対し、道路拡幅等の意向について確認しましたが、計画等はなく、現状として電柱対策に関しては進展がない状況。
・交通安全の観点から引き続き、関係機関等に対して現状打開のための検討を依頼すると同時に、課題解決に向けた協議の場を設けていきたいと考えている。
A市長 
・私、15年間、実はあそこをサラリーマン時代に毎日毎日歩いておりました。確かにお話を聞いて、やはり電柱があそこにずっとある。
・私が個人で行けば、お話があったように中電に行ったり、名古屋市へ行って皆さんに直接担当でこの電柱をという話があると思うんですが、それぞれの担当の部長たちに指示し、彼らがそれぞれの地域へ行き、それぞれのその立場があって、それぞれの市が話し合いを進めていくということですので、それを私がこれをやれと言うことは難しいんですね。ですから、私は今指示だけはしましたけれども、そんなふうに彼らの話をお話ししたとおりですので、ぜひそんなことで御了解を得ていきたいと思いますし、またこれからも話し合いを続けるということですので、どうぞよろしくお願いします。

2015年12月議会までは進展がない状況でした。


そしてことし、2016年6月議会
A建設部長
・2015年12月に市から移設の協力依頼をさせていただいた。同月中に中部電力から移設する意思表示があった。
・中部電力において移設先の名古屋市交通局他関係機関との協議、近隣住民への説明をし、移設の承諾をいただいている。
・長久手市としても、愛知県と名古屋市の道路管理者に安全対策のお願いと中部電力と連絡調整を行った。
・地下鉄藤が丘車庫の敷地内に移設するための試掘調査を6月6日から実施し、その結果、移設可能との判断。
・移設に向けての設計及び名古屋市交通局への手続きの準備に着手。設計後は移設工事に入っていくこととなる。


交通危険個所といわれる場所の改善に何年かかっているのだとお叱りの声もあると思います。
ですが着実に粘り強く進めることによって普通は一度答弁されればなかなか変わらない(変えづらい)のも行政答弁。そこが各方面の動きにより変わっていったことは評価できることです。